朝、朝食の用意をしていたら、強い空腹感と悪心で、立っていられなくなり、
キッチンの、その場で横になりました。
立てない、歩けない。
15分後、なんとか料理を部屋に運んで、身体は斜めにしたまま、ゆっくり食べました。
落ち着いたので、痛み止めを飲んで、あとは布団で休みました。
低血糖でした。
昼食はカロリーメイトでしたが、食後は痛み止めを再び飲んでおきました。
13時前には、病院へ向かいました。
体重測定の後、診察開始となりました。
G主「こんにちは。どうでしょう、ここ一週間」
ノートを提出しました。
G主「お仕事の方、いかがですか」
僕「最近は作業が良く出来ています」
G主「仲山さんの体力ですが、もう限界ギリギリだと思われます。食事は召し上がって下さい」
僕「はい」
僕「昨日、たくさん歩く必要があると思って、サラダチキンを食べておきました」
G主「是非、その習慣を続けてください。次回は、採血しましょう」
僕「わかりました」
診察終了後、知り合いの方と会いました。
車椅子の方だったのですが、
薬の順番待ちの間、
外で、その方が倒れていました。
急いで駆けつけて、毛布をかけました。
心配で、仕方が無かったです。
やがて、看護師さんが集まってこられて、その方は病院内へ戻られました。
その後、北さんと雑談をして過ごしました。
北「私の弟のMくん、産まれるとき、へその緒が首にグルグル巻きついて、やっと産まれてきたの」
僕「難産だったのだね…」
北「それで、どんな事にも負けないように、勝つようにって、名前に「勝」を入れたの」
僕「そうだったんだ」
北「Mくんは、幼い時、交通事故にあったの。車にひかれて、出血が止まらなくて。お母さんが悲鳴をあげてかけよって、抱きしめて、涙を流したの。そこで、顔に、お母さんの涙がかかったとき、「生きよう」と決意したんだって」
僕「…」
北「私も、子供を産むときに低体重だった。鉄分とか、産婦人科で貰う薬があったけれど、胎児が心配だったから、何も飲まなかった」
僕「お母さんの口から入ったものが、胎児にも行ってしまうのだろうね、そうか…」
北「それでも、頑張って、産んだんだよ」
僕「赤ちゃんを産んだ瞬間に、亡くなってしまう母親もいる。そんなケースもある。けれど…そんな悲しいことって、無い」
僕「待ち望んでいた、小さな命。赤ちゃん。けれど、抱きしめられなくて、死んでしまう。そんな悲しいことって…。そんな悲しいことは、無い…」
診察終了、帰宅しました。