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もしもあなたが製造業を立ち上げるとして
自分の会社でできた製品を取引先会社
あるいは問屋（卸売業）に卸す時に使う
のが物流会社です。
今回はこの物流業界の事について書い
ていきたいと思います。
巷ではこの物流業界は
「関わりの無い一般の人にとって
よくわからない業界」と言われます。
あなたはこの物流業界についてどんな
イメージがありますか？
確かにこの物流業で起業を考えている方もこの
レポートを読んで下さっているに違いありません。
自動車で普通に道路を走っている時に多く遭遇
するのがトラック（物流業者）です。
それくらい私達の生活の身近な存在であるのが
この物流業界です。
しかし、彼らはどちらかというと私達生活をする
一般社会では「縁の下の力持ち」的な存在です。
「輸配送」→「倉庫保管」→「荷役」→「流通加工」→「梱包・包装」
これが物流の一連の流れです。
物流業界は「倉庫業」や「流通加工業」
といった企業群も含みます。
トラックなど交通機関を使用して荷物を
運ぶ行為だけが物流ではありません。
「物流」と「流通」の違いはわかりにくくて
混同しがちですが、「流通」とは、メーカー
から卸売業→小売業を経て消費者に至
る商品の流れを指します。
上記の流れは商品の「所有権」のルート
を表します。
一方「物流」は所有権の伴わない物の移動
として捉えられます。
消費者あるいは小売業者などが商品を購
入あるいは仕入れをすれば購入をした消費
者あるいは仕入れをした小売業者にその
商品の所有権が生じます。
上記は所有権ありなので「流通」ですが
それでは「物流」は？
物流とは
１、原材料（資材）を自社工場に仕入れる
２、農水畜産物を卸売業者に卸す
３、自社工場で生産された資材を取引先業者に卸す
などが該当します。
このように我々の経済活動を陰で支えて
下さっているのが物流業者なのです。
個人事業や小規模の会社であれば彼ら
との取引は縁が無いのかもしれません。
しかし規模の大きな会社であれば
そうはいきません。
あなたの会社の場所に近接をする中小
運輸会社さんあるいは赤帽さん・大手会
社さん等の顧客（輸送依頼先）
を開拓しなければなりません。
物流業界もバブル崩壊後２５年以上経過
をして非常に厳しい状態である事は
どうしても否定出来ません。
物が売れなくなって需要が年を追う毎に
落ちて来ているからです。
その上に国家政策である「規制緩和」で
物流業者の数が年を追う毎に増えつつ
あります。
したがって彼らも生き残る事に精一杯です。
なので彼らは経費削減の為、移動に高速道
路を極力使わない一方、使用輸送費も強気
に要求してくるところが多いです。
だったらどうすればいいのか？
Ａ：業者に委託をせずに自前の会社に
物流部門の部署をつくる。
Ｂ：Ａを実施した上で流通加工・
配送作業を省略する。
この２つを実行する必要性があります。
物流という無くてはならない世の中の
仕組みですので、自分の会社に物流
部門を構築してしまう方が
手っ取り早いかもしれません。
しかしながらこの物流業（広い意味で運送業）
については国家の政策に左右される比率が
極めて高いです。
いわゆる「お上頼み」です。
なぜなら道路の整備具合によって荷物の到着
時間に早いのか遅いのかの大きな違いがどう
してもできてしまうわけだし、それに伴う顧客の
満足度も大きく違ってしまうからです。
それがイコール運送業者さん達の世間の信用
へと繋がるからです。
運送業で働くドライバーさん達も一歩間違ったら
大事故を起こしてしまう大変危険な仕事です。
それが死亡事故につながる事も
かなり高い確率です。
そんな彼らが私達の生活を陰で支えてくれている
この世の中に私は感謝します。
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