ブレンソカチブ(海外製品名:BRINSUPRI / ブリンスプリ)は好中球エラスターゼなどの活性化に関わるDPP-1(ジペプチジルペプチダーゼ1)の阻害薬であり、気管支拡張症の病態を標的として、増悪を抑制する効果が認められた新薬です(2024-06-06参照)。
米国・欧州: 米国FDAにて2025年8月に承認。欧州(EC)でも2025年12月に承認されています。
米国での公定価格(Sticker Price)は、 年間88,000ドル(1ドル=140〜150円換算で約1,230万〜1,320万円)と設定されています。
https://icer.org/news-insights/press-releases/institute-for-clinical-and-economic-review-publishes-final-evidence-report-on-treatment-for-non-cystic-fibrosis-bronchiectasis/
日本国内: 2025年後半にPMDA(医薬品医療機器総合機構)への製造販売承認申請が受理され、2026年内の承認および薬価収載・上市が期待されています。
日本での薬価予測について、各AIは以下のように言っています。
Gemini:
国内薬価は**年間数百万円〜800万円前後(1日あたり1.5万〜2.5万円程度)のレンジに着地する可能性が現実的とみられます。
ChatGPT:
1日薬価 8,000〜12,000円 → 月額 約24〜36万円 → 年額 約290〜440万円
低め予測:月20万円台、妥当:月30万円前後、高め予測:月40万円前後
Claude:
高位:約400〜600万円/年:米国価格の30〜50%水準+加算、中位:約200〜350万円/年:EU想定価格参照、低位(費用対効果評価適用後):100万円未満:ICER基準準用
高額療養費制度の適用:
最終的な薬価が年間数百万円規模となった場合、指定難病の医療費助成(気管支拡張症自体は単独で指定難病ではないケースが多いですが、原因疾患によって可能)や、公的医療保険の高額療養費制度の対象となるため、患者の実際の自己負担額は月額上限に抑えられます。2026年内の承認・薬価収載に向けた中医協の議論が進むにつれ、より具体的な算定方式と算定額の全貌が明らかになるものと予想されます。
しかし、新薬はどの病気に対するものでもほんとうに高価です。。。