脱水症状が治り、水分の点滴はなくなった。
そして、経口投与の薬が一週間分。
通院が週に一回となった。
毎日病院に通い、常に寄り添い一緒に戦ったおかげだと、先生が言ってくださった。
飼い主が諦めて治療をやめ、亡くならせるパターンが多いのだそうだ。
ほくとは難病だから治療法も探り探りで大変だった。
しょっちゅう起きて様子を見るせいで寝不足にもなる。
そんなことはいい。
ほくとがいない生活が考えられなくて必死だった。
お金もかかるし大変だったが、ここまで回復したのは
ほくとも自分たちも頑張ったからだ。
約二週間食事出来なかった分を取り戻すように、
すごくたくさんのご飯を食べるようになった。
吐いても少量。
水も飲むし、おしっこもする。
うんちも前回のを合わせて2回出た。
よく鳴くし、喉も鳴らすし、よく動く。
少し高い所の窓から外の様子を見たりも出来るようになった。
経口投与の薬のこと。
ご飯に混ぜて何日かは食べてくれたが、もう薬入りは食べなくなった。
先生に相談 したところ、注射器のようなスポイトでお口に入れるという。
元気になっているもので暴れる暴れる....
上手く飲ませることができるようになればいいのだけれど。
あれからというもの、なんでもよく食べるようになった。
病院でもらった缶詰、大好きなパウチ、自分たちが食べているご飯やおやつ。
そして数日前、病院で下剤を投与してもらい、自宅でも食事に混ぜて下剤を飲ませた。
その翌日、うんちが出た。
実に2週間以上ぶりだった。
出た便を持って病院に行く。
真っ黒で石のように硬い。
血が混じっているそう。
胃液が逆流していたのだから無理も無いとのことだった。
しかし便が出たのもかなりいい傾向。
体重は相変わらず軽い。
これから頑張ってたくさん食べて、体重を増やしていかなければならない。
一時は葬儀のことも考えていたくらいなのに、本当によく頑張っている。
ほくとの生命力は凄い。
寝る時は必ずひっついてくる。
お腹からおしりにかけて撫でながらいつもお祈りする。
お腹気持ち悪いの治りますように。
お腹ちゃんと動いて元気いっぱいになりますように。
またいっぱい走り回れますように。
しんどいの早く治りますように。
喉を鳴らして聞いている。
たまに嬉しくなって鼻や顎を齧ってくる。
噛む力も強くなってきて少し痛い。
昨日まで毎日病院に通っていたが、今日は通院せず様子を見ることに。
すごく助かる。
毎日高額の支払いが続いているのと毎日仕事の後に病院まで連れて行く負担が母には重い。
費用に関しては自分も妹もいるから何とかなるとは思うが、夜仕事の時はどうにもならないので母に全部任せてしまっている。
今回自宅で様子を見られるということで少しは楽になるだろう。
何もなければいいけれど、病院に行かないなら行かないでそれはまた心配ではある。
病院に行く前、自分が食べていたパンの匂いをくんくん嗅いでいた。
シュガーバターが挟まっていたので、昨日のように指ですくってあげてみる。
舐めた。
けれど、今回は気持ち悪そうにしていた。
一度立ち去ったけれど、また戻ってきて同じようにくんくんするので、またあげてみる。
舐めた。
少しでも口に入れる気になっているので、気持ちは楽になった。
母が帰宅して、カリカリが一つ落ちている時があったと聞いた。
もしかしたら、今なら食べてもらえるかも。
ほくとの大好きなジュレのパウチをあげてみる。
なんと、食べた。
ぺろぺろもぐもぐ。
3分の1まではいかないかな?ぐらい食べられた。
母と二人で大騒ぎ。
胃腸が動き始めたのかなんなのか、自分たちにはわからなかったけれど、本当に嬉しかった。
そのあと気持ち悪くなったのかこたつの中に入ってしまった。
一連の出来事を病院で先 生に話す。
先生もびっくりしていた。
食べれそう、ということで高脂肪高タンパクの缶詰をもらう。
帰ったら食べさせてみる。
