11月1日(水)
11月も傾聴講座はZOOMで行いました。
今回は、話題提供者の体験を<聴く>経験をしてもらおうという企画です。
話題提供をしてくださる方にとっては、自己開示をする体験です。
そして、聴く方にとっては、同じように体験をしている方の話を<共感>して聴く体験です。
同じような経験をしている方の話を聴くと、いつの間にか、相手の思いに<共感>しているのではなく、自分の記憶や感情を感じながら聴いてしまっていると思います。
でもいいんです。
辛すぎる体験って、普段は蓋をしてしまい感じないようにしてしまっているのですから。
そうやって、いろんな他の方の気持ちだけでなく、自分の気持ちもたくさん感じる経験が、この傾聴講座なのです。
そうしないと、他の方のお話って(特に辛い体験、似た体験)は、聴けないものなんじゃないかな~と思います。
先日、とある施設で「私の子も小さく産まれたんです」というスタッフさんに出会いました。その施設を訪れる親御さんやお子さんをサポートする方です。その方が、「出産から10年経った今でも、テレビで保育器とかNICUのシーンが出てくると、当時を思い出して涙が出てきちゃうんです」とおっしゃっていました。
傾聴講座を10数年継続してきた中で、私もたくさん泣いてきました。
でも、今は、他の方のお話を聴いているうちに、いつのまにか<自分の体験と入れ替わって>、自分の気持ちを感じて泣いてしまうということはありません。もちろん、自分の体験をしっかりと聴いてもらうときは、今でも泣いちゃいますけどね。
しっかり自己開示にトライしてくれたYさん、ありがとうございました。
今回もミキティ、名ファシリテーターありがとうございました。
12月の傾聴講座は、
傾聴なんて何も分からなかった私達をゼロから育ててくださったゆっこ先生の講座です。