またも、こんなニュースに、がっかり。

 授業中トイレのために退出した生徒が教室に戻ってこないため、教員がトイレに入ってきた、という。

 さぞ、怖かったことだろう。いやな気持だっただろう。

 

 言語道断の行為で、ツッコミどころはたくさんあるけれど。。。

 

 改めて思うのは、なぜこれほどトイレに行くことが、マイナス評価なのか、ということ。

 なぜ、トイレに行くことに対して、さぼる、怠けるなどの疑いの目を向けられてしまうのか。

 生理的欲求、排泄行為をないがしろにしているとしか思えない。

 人間としての尊厳を傷つけているようにも思える。

 

 子供たちが学校、特に授業中にトイレに行きにくいのは、排泄に罪悪感を持たせるような雰囲気があることが大きい。

 まずは教員が、排泄、生理的欲求に寛容にならないと、と思う。

 わずかな救いは、この教員の行為が不適切だと判断され、懲戒処分につながったこと。

 「トイレに不寛容=不適切指導」の常識が定着することを願う。