アイドルの売り方(ぱすぽ☆・ももクロ編) | 中村物語(AKB研究生情報ブログ)

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時間がないので、少しずつ書いていきます。

AKBがアイドル界を制覇する前は、ハロプロが女性アイドルの代名詞でした。

ハロプロはアーティスト志向が強く、ファンとの接触イベントに消極的なので、AKBとは別路線。

AKBはファンとの接触イベントを全面に押し出して成功したので、最近のアイドルはAKB型が多いです。

AKBについては皆さん知ってると思うので、省略します。

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初期のももクロは、接触イベント一本でCDを手売りする戦略をとりました。

CD1枚(1000円)で、1分話せました。

手紙渡しイベントもありました。(コピーではなく、1枚1枚手書き)

CDを買うと、私物にサインしてもらえたり、2ショットチェキに落書きしてもらえたり。

ファンにとって接触イベントは楽しいし、遠くから見てるのと違ってメンバーに情がわくので(応援したくなる=お金を払う)、これから売っていこうとするアイドルには必須だと思います。

接触イベントは、メンバーにとって最も負担のかかる仕事なので、スタッフ側にとってそのへんのケアは大変そうですが…。

(北川景子・岡田将生が所属する、スターダスト芸能3部が手がけるアイドル)



ももクロの現場責任者は川上さんですが、主力スタッフに福田さんという方がいました。

福田さんは面白い経歴の持ち主。
もともとフリーペーパーの編集者だったのですが、スターダスト関係者とひょんなことから知り合いになり、バイトスタッフとして働くようになりました。(本業が暇だったそうですw)

最初はお手伝いのバイトでしたが、そのうち主力スタッフになり、接触イベントを全面に押し出した戦略を展開。

ももクロ成功を見たユニバーサル社は福田さんを引き抜き、福田さんはユニバーサル社員に。

ももクロはユニバーサルからキングレコードへ移籍しました。

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ユニバーサル社員になった福田さんが手掛けたのが、ぱすぽ☆

ぱすぽ☆は、ももクロ以上に接触イベントを全面に押し出ました。

たぶん福田さんの戦略。
ももクロ時代と同じく、秋葉原UDX(AKB劇場の目の前)でイベントをやるという露骨な戦略もやってますから。

ぱすぽ☆は完全口パクで、そのぶんダンスの迫力があります。

数ヵ月前にイベントへ行ったときは、たしか4000円で2ショットチェキ+落書き+握手。

落書きでは2~3分話せました。
(僕は握手したことないです。どんな風にアイドルを売っていくのか調べるのが好きです。アイドルの女の子そのものには興味なし。レポを読むのは大好き!)
剥がしスタッフさえおらず、メンバーと客が空気を読んで別れます。

ぱすぽ☆現場は、外から見ていて本当に楽しそうでした。
客がつくに決まってます。

ぱすぽ☆は接触イベントを乱打し、少ないファンでデビューシングルを4万枚売り、オリコン週間1位。

テレビでも紹介され、大きな宣伝効果がありました。

(有力モデル事務所『プラチナム』が手がけるアイドル)

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接触イベントは、今やアイドル成功の必須要素だと思います。
その原点がAKBなのかな?

売れてなかった時代のAKBも、『おいしい』接触イベントをやっていたようです。

AKBはここまで売れたので、もはや接触イベントなしでも売れますが、接触イベントをやり続けています。

ただしAKBはファンが増えすぎたので、どうしても物理的に接触しずらくなってきてます。

AKBが新たに掘り起こしたアイドルファン層(主に学生)のうち、
AKBの接触イベントに満足できなくなった層を他アイドルが拾っているのが現状だと思います。

今からアイドルをやるなら、AKBから客を拾う戦略が一番なのかな?

AKB系(SKEなども含めて)は、よほど独りよがりな方向に走りさえしなければ、たとえブームが去った後でも、女性アイドルの代名詞であり続ける気がしました。