前回に引き続きLEMANIA クロノのお話しです。
綺麗なホワイトダイアルにリダン(修復)されてテレメーター表示が生き返ったこの時計ですが…
実は内部クロノ機構の一部に難がありまして…
ご覧のように2レジダイアルなんだけど、上のプッシャーでスタート、再度上のプッシャーでストップ、最後は下のプッシャーで帰針、といった手順になるのですが…
これが問題の欠損部。
画像左側の、プッシャー操作で少しずつ回転するコラムホイールという重要な部品なんだけど、よく見ていただくと判るとおもいますが、三角形の細かなピラー(柱状)のが円周上に8本あるうちの画像左側の1本が折れてしまっています。
で、これが本来正常な形状。
…というわけで今回、この部品を探し回ることになりました。
なんせ1940年代のシロモノなんで…国内・海外、手あたり次第問い合わせてみたがやはりこのLEMANIA 27CHに関しては在庫は無いようでした。
とはいえあきらめ切れずにいたんだが…そういえばこのLEMANIA 27CHというcal.は、過去にあの月面着陸に成功した宇宙飛行士がはめていたオメガ時計のベースだったことを思い出し…LEMANIA に比べ比較的メジャー?なOMEGA320のものを探ることにした。
…で、みごとにebayで発見!
モノはまだオーストラリアにあり、2週間後の到着予定となりました。