整骨院の先生方とお話をしていると、たまに話題になるのが、「腰痛を訴えてきた患者さんがいて、よくよく話しを聞いてみると、ただの腰痛ではなさそう。病院受診をお願いしたら、尿路結石だった。」なんて事があります。
整骨院の先生あるあるだと思います。
にしからかわ接骨院でも、たまに尿路結石の疑いがある患者さんが来院されることはあります。
では、尿路結石とはどんな病気なのでしょうか??
尿路結石とは
腎臓から尿道までの尿路に結石が生じる疾患。激しい腰背部痛、側腹部痛、下腹部痛のほかに、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
男性では、7人に1人、女性では15人に1人が生涯に経験します。
男性では、40歳代、50歳代に多く、女性では50歳代に多くみられます。
なぜ、尿路結石で腰が痛く感じるの??
痛みには関連痛という「痛み」があります。ある部分の痛みを、脳が別の部分の痛みと勘違いすることによって感じる「痛み」です。
たとえば、尿管に結石ができると痛みが生じますが、その痛みは神経を伝って脳に届くことで、人ははじめて、「痛い」と感じることとなります。
その尿管からの神経のすぐ近くを、腰からの神経も通っています。そのため、尿管からの神経がものすごく興奮すると、すぐそばの腰からの神経にも興奮が伝わり、腰からの神経も痛みを脳に伝えてしまうのです。
尿管の神経の興奮によって、脳に伝わった腰の痛みのことを、関連痛といいます。
尿路結石と腰痛の見分け方は?
尿路結石の痛みは、体の動きとは関係なく「痛み」を感じます。腰痛の場合だと、反ったら痛い、曲げたら痛いなど、決まった動きで痛みを感じることが多いです。
尿路結石は、不意に痛みを感じて、不意に痛みが無くなります。痛みを感じる場所にも特徴があります。
でも、ご自身で判断することはせずに、専門家に診てもらうことをおススメします。
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にしからかわ接骨院
岡山市北区辛川市場309-3