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熱海にある【あたみ石亭】に宿泊を決めた一つには、新鮮な海の幸と厳選された食材を使って作る“京風懐石料理”を堪能できることでした。
旅行に出ると主婦は『上げ善据え善』がなんとも嬉しいですよね。
そして部屋食なのもくつろげて嬉しい。
月替わりで変わるという献立に思わずわくわく。
うわぁ~! 思わず歓声が^^。「こんなにでてくるの~?」
そうそう、この宿泊プランには生ビールかソフトドリンクのサービス付きなんですよ~
大好きなビールでまずは乾杯。良く冷えていてお・い・し・い!
≪先付≫
お献立に目を通していると、タイミング良くまずは先付が運ばれてきました。
羽子板や琵琶の器に盛り付けてあってお正月みたい(笑
左から琵琶型の器にあるのは白和え。
中央の羽子板は二種類(サーモン、金目鯛)の棒寿司。山葵(わさび)の葉と花がそえられていました。
ガラスのお猪口に入っているのは梅酒。
左奥はうるいの黄身酒盗、うど、赤く色付けされた大根、合鴨のロース。
右奥はごま豆腐。ごま豆腐だけではなくて空豆や百合根、色どりにいくらも。山葵添えです。
蓋物の器ってわが家では非日常。家では洗い物は少なくしたいので使うこともなく。
でも「何が入っているのかなぁ」というわくわく感がいいですよね。
白和えは作るのがヘタでわが家の食卓には上がらないのでより美味しかった~
≪吸物≫≪お造り≫
吸物とお造りは一緒に運ばれてきました。
豆のすり流しの中には蓮根餅と太刀魚と茸が入っています。
大根餅ではなく蓮根餅が懐石ですね^^。 蓮根餅の食感が良かった~!作れるかなぁ?
お造りはまぐろ、牡丹海老、帆立、白身魚でした。やっぱり熱海!美味しかった~
≪焼物≫
どっしりした陶器に盛り付けられて運ばれてきました。
いいなぁ、こんな器をいつかは作ってみたいけど・・・・10年早いと言われそう。
いしもちが柚庵焼きに。添えてあるのがアスパラ、青唐辛子、椎茸、はじかみ。
≪煮物≫
おひとり様のお鍋も非日常的。ぐつぐつ煮えるのを待つのも嬉しい。
蓋を開けるとハマグリの潮仕立てになってます。柔らかくて上品な筍と蕗と麩が添えてあり、鳴門わかめの香りがふわっと。おだしの効いたお汁は飲み干してお腹もダブダブ(笑
≪強肴≫≪止肴≫
一緒に運ばれてきました。
ここまでくるとかなりお腹いっぱいなのですが、少しづつ盛られているのがいいですね。
白魚などの揚げ物が竹の子のあんをまとって美味しいこと。どうやってこんなに細く切れるの~・・・
と思う竹の子の食感のあんが絶品でした。
紅ずわい蟹がみぞれ酢で和えてありました。お酢のメリハリが効いていて調度良い酢加減。
≪食事≫
やっとご飯と赤だしがでてきました。ここまで何品頂いたのでしょう・・・
桜エビ入りの新生姜ご飯でした。生姜効果であんなに食べたあとでもさっぱりと一膳食べられます。
普段は赤だしの味噌汁は作らないので嬉しい。おだしも濃くて美味しい。
≪水菓子≫
本和三盆で作ってある豆乳寄せの上には程よい甘さの大きな花豆が乗っています。
デザートは別腹と言うけど確かに。パパイヤと苺も完食。
以上全コースを残さずいただきました。はぁ、お腹いっぱい!!
人生今まで食べた中で一番美味しい夕食だったと思います。
22歳の時からずっと今の仕事(社会保険労務士)を続け、二人の息子は保育園に預けながら働き、子供たちも独立しいつかはこんな旅をしたい・・・
そう思っていた長年の夢が実現しました。
その翌朝の朝食も驚き わが家の夕飯以上だったかもです。
あまりにも美しすぎて手が込んでいて家に帰ってから再現できるような料理は無かったかも?
そう、家で作れないような料理が食べられてよかったのかも知れません。
見て良し、食べて良し、サービス良しの大満足なあたみ石亭の懐石料理でした。
≪コメントありがとうございます≫
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