今年のドラフトはいかがだったでしょうか?
ファンの皆さんも様々な感想があるとは思いますが、今年も私的評価を行ってまいります。
結果はあくまでも私的評価なのでどうかご参考までに。
ちなみにポイントは
①補強ポイントに合っているか
②事前の一般的な評価※某ドラフト候補者ランキングを参考に
※今年は大学生投手が豊作との事前情報に沿ったランキングとなっていましたが、実際は社会人、独立リーガーが多く指名されていますのでその点考慮しています。
③入札、指名の立ち回り
④個人的なおすすめ
などです。
では12球団目、オリックスです。
2023年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD
昨年は90点。指名順が遅い割には見栄えのする、そしてバランスの良い指名と評価。半面、育成契約の趣旨と少しずれた指名をマイナスとしました。結果から言ってしまえば、その育成から1軍出場する選手が出たのですが、成績的にはまだまだ。
ここ数年野手の主軸候補が見当たらず、そろそろ野手を指名したいところですが、メインは大学生投手ですし、指名順も遅いのでどうするのでしょう。
【オリックス・バファローズ】90点
1位 横山聖哉(内野手 上田西 18)野手5位
2位 河内康介(投手 聖カタリナ学園 18)投手30位
3位 東松快征(投手 享栄 18)投手7位
4位 堀柊那(捕手 報徳学園 18)野手9位
5位 高島泰都(投手 王子 23)
6位 古田島成龍(投手 日本通運 24)
7位 権田琉成(投手 TDK 23)
育成1位 寿賀弘都(投手 英明 18)
育成2位 大江海透(投手 九州アジアL・北九州下関 23)
育成3位 宮国凌空(投手 東邦 18)
育成4位 芦田丈飛(投手 BCリーグ・埼玉 23)
育成5位 河野聡太(内野手 四国IL・愛媛 23)
見事に高校生№1野手の横山選手を単独入札。ローテ投手が2名退団する可能性ある中思い切った指名ですが、指名順が遅い事を考えると良い戦略。
その後も注目の高校生投手川内投手、東松投手、そして貴重な捕手堀選手と指名が続いた事には驚かせられました。もちろん人選の良さもですが、上位で一人くらい即戦力投手を指名してくると予想していましたので、阪神とは違い来季よりも長期的な視点で補強しているように感じます。
ただ、ローテ投手が二人退団する可能性も濃厚な中、ギャンブルである高校生中心の指名は、一歩間違えれば低迷の原因となりかねず、来季以降が注目です。
下位で即戦力投手、今年は育成でも高校生投手、そしておなじみの独立リーガーと幅広く指名しており、スカウトの充実を感じさせてくれました。
ただ、その指名は当日の様子を見ると、他球団の動きが少し事前の準備とは違ったものになってバタバタしていた印象もありましたので、その点はマイナスな印象を受けました。
ここまでのところ
100点 広島
95点 ソフトバンク、横浜DeNA、埼玉西武
90点 オリックス、巨人、日本ハム
85点 阪神、東北楽天、中日
80点 千葉ロッテ、ヤクルト