絵本て本当に不思議です。

一体なにが基準で出版されているのか??とか。

私は読んだ後に「何が言いたかったのかわからない」と思う事もあるのですが、

「何が言いたいか」なんて子供は考えないし、なぜか単純に面白い!と言ってハマったりします。

オンナなやはり意味を求めてしまう生き物なのでしょうか(笑)


子供は下品(?)なものとかも好きですよね。

パパも比較的面白いものが好きで、特に「うんち」「おなら」みたいな本を読んでは2人で笑っています。

こういうのもどうなんでしょうか。。。

本だから教育に良いんでしょうか。その辺もよくわかりません。。。


最近自分なりに考えたのは、本もオモチャと一緒で、遊びのツールとして考えています。

一緒の本を読んで、考えたり、冗談を言い合ったり。


たまにパパと図書室に行ってもらう私とは全然違うものを選んで来て興味深いです。

選ぶ楽しさ、そして読む楽しさ、本当に奥深いです。


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さて、9時になりました。子供は本棚から3冊(たまに選びきれず「4にして!」と言ってくるけど)


いざ寝室へ・・・電気を消し、サイドテーブルの電気を付け、読み聞かせスタート。


 

絵本を調べるようになってきて、絵本は本当に種類が多いことが分かりました。

私たちが知っている本なんて、ほんの一握りですよね。


それに絵本の活用の仕方も無限にあります。

同じ本でも読む人、読まれる人によって全然違う受け取り方があるし、
同じ本を読んでも昨日と今日とではちょっと違ったり。

 

本当に不思議です。

娘の場合、まず最初にジーっと聞いている。

最近は数にハマっていて、「オオカミと7匹のこやぎ」などでは子ヤギの数を数えたり、11人のねこなどもネコを数える。

それから、バムとケロでは「バムはおかあさん、ケロは私、カイちゃんは妹ちゃん」などそれぞれ読み変えたりしています。

 

「なんでこの子は笑ってるの?」「なんで悲しいの?」などと聞いてくることが多くなり、お話の中からまたお話が生まれたりします。まさに無限大です。

 


本を読み終わった後、今度は電気を消して、娘が主人公の作り話を私が話します。(といっても内容は、さっき読んだもののパクリです)。ノンタンとタータンだったら、ノンタンの部分を娘の名前に変えたり、タータンを妹の名前に変えたり。保育園を通っている保育園の名前にしたり。真っ暗のなかでお話をします。子供はお話が大好きで、もう一回もう一回といって寝ないので困っていますが・・・(みいつけた!のおててえほんが大好きです)

そして、最後はお化けが出る話などをして、そろそろお化けが出るから寝ようね。と言って寝かせています。

 

 

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今日は、ちいさな図書室での過ごし方について少々お話したいと思います。

うちは毎週土曜に親子で行きます。

家の近くのちいさな古い図書室なので、本もかなり劣化していますが、ここで5冊まで借りられます。

ここでは娘を連れていき、自分で選ばせます。

子供の好みが分かるし、どのくらいのレベルの本を選べばいいかもわかるし、作者などネットで借りる際の参考になります。司書さんにとの少しの会話も楽しく、子供も「この本がおもしろかった」などと感想を言ったりしています。

「オバケパーティーありませんか?」などと娘からリクエストすることも(笑)

1週間で5冊だと1日3冊ペースで読むと何となく物足りないので、
私が中央図書館の予約で5~7冊ほど選んであり、それも受け取ります。

 

借りた本スペース(表紙開きの本棚)の部分に毎週入れておきます。

ここにはもう借りた本しか入れません。借りた本が部屋に散らばることもないので私のストレスも軽減されます。

子供もここから本を選び、きちんとしまいます。(本をギチギチにつめず余裕を持たせておくことが大事です)

表紙が見える本棚は「頭がよくなる」関係のTV番組等々でも実証されているとおり、子供が手にとり易いと思いおススメです。

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我が家はこれを使用しています。上部の表紙が見える部分は借りた本スペース。下は購入した本を。上部には20冊くらい入れてます。
90センチの娘が自分で取り出せる高さです。

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まず子供に沢山の本を読ませるにはお金や労力が沢山必要だと思っていませんか?

沢山の本を用意するのが大変で、実際読む時間が減ってしまったら本末転倒です。

読む時間を増やすためにも本を準備するのになるべく時間や手間をかけないようにしましょう。

(しかし、ご主人のタバコを1日1箱やめてもらえば1日1冊買えるのにな・・・とはときどきおもいます。)

 

そのためにおススメなのはやはり図書館です。

私は町はずれにすんでいるので中央図書館へ行くのは車で20分くらいかかります。

それでは図書館通いするだけで疲れてしまいます。

そこで近くの公民館に併設されている図書室に通っています。

中央図書館で一度インターネット会員の手続きをして、ネットで予約すると、その図書室で受け取れます。

それに近所のスーパーでも返却できます。

ネットで予約することにより「借りたい本がなかった・・・」という事態も防げるし、
中央図書館からメールで「御待ちの本の準備が出来ました!」と知らせてくれます。

 

便乗して、自分の本も予約しています。

予約すれば人気の本はなかなか順番が来ませんが、新書も定期的に読めますし、自分の息抜きにもなります!

 

さあ、このブログを読み終わったら早速、中央図書館へ行ってネット会員になりましょう。住民ならすぐに利用できます。

 

そして、このブログや楽天のランキングや絵本ナビなどで紹介する本を予約してみて下さい。

私は毎週子供を連れて近くの図書室で新しい絵本を受け取っています。

それを1日3冊、寝る前に子供たちに読み聞かせています。

 

もちろん気に行った本があれば何度も借ります。

何度も借りて、それでも手元に置いておきたい本はようやく購入することにしています。

 

小さいうちは教育費をかけなくても、きっといろんなことを教えられると私は信じています。

 

 

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夫より   仕事辞めたいだって?いまどき子持ちで正社員雇ってくれる会社ないよ。

        保育園だって運良く入れたんだし。もったいないだろ。

        娘が病気なんだからお前が休んで何とかしろよ。

        俺が仕事休めって?俺がリストラに遭ったらどうするんだ。


母より   ララ子が熱があるって言ってたけど大丈夫?仕事休んでるの?

        だから仕事なんて辞めればよかったのよ。お母さんは用事があるから預かれないよ。

        お母さんも仕事で忙しいの。無理なら辞めればいいでしょ。

        自分の子供なんだから自分で面倒見なよ。


会社より  吉村さんは子供を理由にすれば寒い日に来なくてもいいんだもんいいよね。

         急に休むんだから給料少なくても仕事まかされなくても仕方ないじゃん。

         俺たちは有休なんて取ったことないよ。


保育園より こんな状態で連れてくるなんてありえないですよ。朝から本当は熱があったんでしょう。

         とにかく今日は帰ってください。こんな状態で外に連れ出すなんて子供がかわいそう。



まさに四面楚歌・・・


誰にも迷惑かけたくないけど、結局子供が体調を崩すとどこかに迷惑がかかる。

毎月のことじゃないし、半年に1度なんだけど、本当につらい。

みんなそれぞれ事情があって誰も悪くない。

分かってくれとは言わないが、そんなに俺が悪いのか。



娘が1歳7か月になりました。


そろそろ卒乳したいと思っています。


しかし娘はオッパイへの執着がすごいのです。


「オハヨー!おっぱい!」


「ただいまー!おっぱい!」


お風呂に入っていてもオッパイを飲もうとする。


寝ている時もモチロンおっぱいです。



おっぱいをやめる方法を調べたら


①〇月〇日でオッパイバイバイだからねと宣言する


②オッパイに絵を書いてバイバイする


③オッパイにショウガを塗ってバイバイする


④絆創膏を乳首に貼ってバイバイする



とりあえず・・・どんな絵を描いたらいいかと思って予行練習してみました。


吉村ららの吉村炎上

当日上手く描けるかな?

私は一応働いていますが、残業はしていません。


おかしいかもしれないけれど自分の頭の中で


「基本給=家族のお金」


「残業代=私のお金」


という勝手な決まりが出来ていました。


いま


育児中で残業を全くしなくなった私は


とても息苦しく生活しています。



働いていない専業主婦の方ならいざ知らず


働いていてもお金を自由に使えてる感覚などまるでなく・・・


サラリーマンのおとうさんたちはこういう感じなのかな。などと考える日々です。



仕事といっても内勤はわりと暇なので


モニター会社に登録して3社ほどアンケートに答えています。


座談会に参加できればお金がいっぱいもらえるみたいだけど


平日仕事で土日育児の私は座談会は無理。


仕方なくアンケートに答えて3ポイントみたいなのを地道にやっています。


アンケートモニター懸賞生活 これに載っているサイト3つくらいに登録してみました。


しかし1カ月毎日やっても200ポイントくらいしかたまりません。


5000ポイントにならないと商品券もらえないようです。。。


1カ月200ポイント 1年2400ポイント 3年後には5000円の商品券が送られてくるのだろうか。なげー。




そこで今度は小説を書いてみることにしました。


趣味と実益を兼ねられたらいいな思ったからです。


しかし・・・ここでも問題が。


どの賞も200ページ以上書かないと応募できないみたいです。


そんな長い文章書いたこともなく私は途方にくれました。


しかも200ページも書いても文学賞なんてもらえるほど文章が上手いわけじゃない。


そこで私は「ケータイ小説」ならば行間もあきまくりだし 書けるのではないか?と考えました。


そして「ケータイ小説 野いちご」というサイトに 昔書いていたミクシーの日記を編集したものを


コピペして 「小説大賞」にエントリーしました。



そこらへんの高校生よりはマシな文章力だと思ったのです。


しかし、誰も読んでくれませんでした。


人気がある作品が大賞を取る」と言われているのに


まず誰も読んでくれない。


瀬戸内寂聴さんが「実はわたしでーす」と名乗りを上げたのも納得がいきます。


どんなに文章がうまくても、アクセス数は伸びません。


営業活動ができないと見向きもされないのがケータイ小説なのです。



いろんな人の小説を読んで感想を書くのはとてもつらい作業でした。


いくら中高生だって この文章はなんなのだ?と落胆する作品が多いのも事実です。


途中で嫌になる作品は意外と少ないのです。


ただ、「え?なに?終わりなの?腑に落ちないんですけどー」って感じの作品が多い。



そうでない作品もいっぱいあります。


しかし、そうでない人気がある作品を読んで感想を書いても 私の作品を読んでくれるはずがない。


つまり私の作品を読んでくれそうな人の日記を読んで 感想を書いてあげる。 


すると私のを読んで 書いてもらえる。


というのの繰り返しなのです。




つまり「文章×営業=人気」のケータイ小説。


本当はもっと文章を推敲したいけど 営業努力も欠かせない。


仕事も育児もやっている私は一人では限界でした。


小説大賞。賞金100まんえん。1人。 30まんえん。2人。


なんとかしてなんとかしてここに入りたいのです。


つまりさ・・・↓をクリックして読んでいってほしーのよ。


お願い。お願いします。神様仏様。


恋愛講座よんでね。




なんかいい副業(あやしくないやつ)があったら教えておくれよ・・・

5-1はコチラ・・・

5-2はコチラ・・・


浅い眠りから覚めると京子は時計を探す。2時10分を少し過ぎたところだ。


ふたつの針が少しだけ離れているところが私たちの距離を表しているようで何だか情けない。


京子は時間がわかると昔から落ち着いた。


自分がいる時間と場所がわかっているのは精神の安定上とてもよい事だといつも思う。


ちょっと眠っただけでずいぶん酔いがさめるのはなぜだろう。


もう少しで夜明けだったら長い夜を孤独に過ごさなくてもよかったのに。


京子は昨日作っておいたジャスミンティーを冷蔵庫から取り出しグラスに注いだ。


ひとくち含んで香りを確かめた。


ふたくち目を飲もうとして、何だか肌寒く感じてグラスをキッチンに置いた。


それからエアコンをつけて、Tシャツとパンツをはいて、キッチンで顔を洗った。


高梨のタバコがテーブルの上に無造作に置かれている。


京子はそのタバコを1本取出して、久しぶりに吸ってみる。


クラクラするし美味しくない。もう受け付けない身体になったのだと感じた。



クリスマスから数えて、高梨が部屋に来たのは今日で3回目だ。


クリスマスの後、京子は絶対に自分から連絡しないと固く決めていた。


酒が入ると電話してしまいそうなので、ほろ酔い以上にならない様に注意して生活した。


すると1週間後の会社の忘年会の後に電話が鳴り、当然のように抱かれた。


先週と同じセックスになぜだか安心した。


しかし、そのあと年末年始に入ったらパタリと連絡が来なくなって、京子は張り裂けそうになった。


胸に重たい石を乗せられているような息苦しさを感じた。


そもそも高梨のことが好きなのかどうか、京子にはわからなかった。


でもなぜか発狂しそうだった。


1回や2回寝たくらいで彼女気取りしているつもりもない。


でも連絡が来ないという事は。


高梨は京子のことが好きというわけではない。という事実を物語っているような気がした。




やっぱり年末年始は実家に帰るべきだったなと京子は後悔した。


もしかしたら電話が鳴って一緒にどこかに出かけたりと誘われるかもしれない。


部屋に行ってもいいかと連絡が来て一緒にお正月のつまらないテレビを見るのもいいかもしれない。


期待していないつもりだったのに、なぜかどこにも出掛けることが出来なかった。


気付くといつも電話を見つめている。


もともと友達なんだし1度くらい電話してもおかしくないのではないか?


「あけましておめでとう」くらい言っても普通なのではないか?


色々な言い訳を考える。


高梨への言い訳。それと自分が電話をしないと決めたことを覆すための言い訳。


京子はベルが3回なっても出なかったらもう2度と掛けない。そう自分言い聞かせながら電話をかけた。




高梨は電話に出た。外出中のようだ。そっけなかったがとりあえず電話には出てくれた。


なんとなくほっととする。


京子は明るく話していたつもりだったが、高梨がもう切ろうとしていることを感じて


「次はいつくるの?」となるべくさりげなく聞いた。なるべく。重くならない様に。慎重に。


「わからないけど新年会の後くらいかな」面倒臭そうな声で高梨は言った。



そして今夜、新年会の後。約束通り高梨は現れた。


京子も同じ会に出席したが、先に部屋に帰って待つつもりだった。


しかしなんとなく最寄駅の改札を出たところで高梨を待った。


早く会いたかったわけではないが、なんとなく並んで歩きたかったのだ。


それに、来ることが分かっている人を待つのはわくわくするものだ。


高梨は10分後に改札に来た。


特にほほ笑んだりはしないが京子を見て小さくうなずくようにしたので、京子はうれしかった。


きょうたのしかったね さむいね コンビニよってく? 


ぽつぽつと会話をしながら歩いていると 今まで待たされていた想いが開放されていくような感覚をおぼえた。


部屋がもう少し遠かったら良かったのにと初めて思った。


京子はわざとゆっくりめにあるいた。




高梨は部屋に入ると電気もつけずいきなり抱きしめた。そして京子は強引にベッドに押し倒された。


それは愛のある行為ではなく、欲望を満たすためだけのものだと完全にわかった。


こういうのを望んでいたわけじゃないのに。ただ一緒にいたかったのに。


京子は感じるフリをしながら早く終わることを祈った。




ジャスミンティーを再び口に含みながら 自分のベッドで寝ている高梨を見つめる。


高梨はもうここには来ないだろう。そう思わせるセックスだった。


顔を見ているのがつらくなり時計の針を見つめる。


1秒1秒朝に向かって規則的に進むのを確認すると京子は少し安心した。


お互い好きなわけじゃないのに、こんなに悲しくなるのはプライドのせいなのだろうか。


それとも好きなのだろうか。好きだと言われたいだけなのだろうか?


でもこれ以上頑張っても好きと言われることはないような気がする。


好きだとしても、そうじゃなくても。もう高梨との未来はないのだ。




「泣いているの?」 背中から高梨の声がした。


「来てほしいというから来たのに。泣くなよ。こうしてほしかったんだろ」


その言葉は京子の背中に悲しく響く。



泣いているところを見られたら ますます高梨はここに来なくなるだろう。


サバサバした女だと周囲から思われていたのに。


サバサバした女でありたいといつも願っていたのに。


実際の自分はなんてめそめそしているのだろう。


愛されなくてもいいから一緒にいるなんてやっぱり出来ない。


一緒にいるのに愛をもらえないのなら一緒にいる意味なんてない。




泣いている京子をただただ高梨は見ていることしかできなかった。


高梨は始発が動き出すと同時に部屋を出て行った。


もうこの部屋に来ることはないだろう。


来てほしいと言われても もう来るのはやめておこう。


高梨は泣いている京子の頭をポンとなで部屋を後にした。




つづく





5-1はコチラ・・・



宅飲みは座るポジションが大事だ。


と京子は考える。


高梨はコートを脱ぎ、ネクタイを緩めるとベッドの下にもたれかかるように座った。


京子は焼酎セットと漬物3種類を一つのお皿に綺麗に盛ってテーブルを挟んで対面式に座る。


自分はどうなりたいのか?はとりあえず置いといて 自分から仕掛けるのはまずい。


あくまでも流された結果、求められた結果にそうなったという事実が必要だと言い聞かせる。


年下であり会社の人間である彼と関係を持ったことが知れたら、評判が悪くなるのは必ず女だ。


他愛のない話を少しして高梨は「お手洗い・・・」と立ち上がる。


そして案内した瞬間に腕を引っ張られ京子は体勢を崩し、受け止めるようにして抱きしめられた。


京子は久しぶりの男性の強さを実感し「抱きしめられるってこんな感じだったっけ」とぼんやりと感じた。



誰かが服を着ている音で目が覚める。


なんとなくアラームの音で起こされたくなくて、夜中に切っておいたのだ。


高梨は背中を向けたまま「仕事だから行くね」と言った。


「どういうつもりなの?」そんなこと聞ける訳なかったし、


そもそも自分だってどういうつもりなのか自分でもわからなかった。


高梨は昨夜の出来事については何も語らず、それじゃあまたねと言って部屋を出た。



京子は、ベッドに戻り、布団にくるまる。


何かが変わる気がして少し期待していた。


何もないよりは何かあったほうがいいのかもしれない。


好きだと言われる前の行為は統計として良い結果になることは少ない。


そんなことは何年も前に学習している。


でも、それでも。なぜか胸の高まる思いを隠せないでいた。



つづく。

35歳を過ぎたら仕事で社会に必要とされるか、恋人や夫に必要とされてないと不安になる。


3年前のクリスマス・イブ、京子は焼酎のお代わりを作りながら考えた。


今日は会社の独身2対2で飲みに来た。


イブだから和食の店は空いてるだろう、気取ってフレンチなんていう間柄じゃないしね。


しかし会社の近くの居酒屋はいつもより混んでいた。


まともな人間なら今日は家でサンタになったり、恋人を喜ばせるために忙しい日だ。


昔みたいに「クリスマス一人はさみしい」などと焦ったりはしないが


こうして居酒屋を見渡してみると、なんだか社会から必要とされてない人たちの集合体のような気がした。




去年のクリスマスより一緒に飲む男の質が下がっている。


目の前の二人の男を観察する。


一人はキャバクラ嬢と付き合っているので、彼女は今日は忙しいのとふてくされて飲んでいる。


もう一人は好きな人はいるみたいだけど、よくわからない。話したがらない男だ。


二人とも自分より4つ年下だ。


隣に座っているエリも同じ会社の同僚だ。事業所が違うため普段は会わない。


たいして仲良くもないが、向こうは仲良しだと思っているらしくいつも誘って来る。


そしてこう言うのだ「クリスマスイブ暇なんだけど、何人か男の子呼んで飲もうよ」と。


メンズを揃えるのはいつも京子だ。


男と飲みたいなら自分で誘えばいいのにと京子はいつも思うのだが、


お店の予約はエリ、人数集めは自分といつの間にか役割が決まっていた。



思えば幸せなクリスマスって何年も過ごしていない。


不安が顔に出て、年々モテなくなって、年々不安が顔に出ているような気がする。


目の前の男だって、こっちから願い下げのレベルだけど、客観的に見たらお似合いなのかもしれない。


エリは今日も楽しく酔っているようだ。


裕福な実家暮らしで、給料のほとんどを洋服や化粧につぎ込んでいるエリは40歳の割に綺麗だ。


家賃て罪だな・・・京子はいつも思うが仕方ないことだと諦めた。


「ねぇねぇこの二人だったらどっちと付き合いたい?」のんきにエリが聞いてくる。


見渡す京子。


「二人ともぜ~ったいないけど、高ちゃんは絶対にない!」


「なんだよ。こっちから願い下げだよ~」


一通り笑ってから、実際はどうだろうと考える。


こっちからはないけど、向こうから来てくれるなら。。。想像して一人赤面してしまった。


やっぱり理想が下がっているのだろうか。


ここのところずっと色っぽい事はご無沙汰だからだろうか。変に意識してしまったのを悟られない様に


「たとえ二人きりになっても、一緒のベットに寝てても絶対にない!」


ともう一度大声で宣言して、焼酎を一気に飲みほした。



終電前に解散して、駅で電車を待っていると高梨から着信があった。


忘れ物でもしたのかな?人の声と電車の音で声はあまり聞きとれなかったが、どうやら


ホームで待ってて。いまからそっちに行くから。とのことだったように思う。


高梨が見えるのと終電2つ前の電車が同時に来て、高梨が指をさす。「乗れ」のサインだ。


二人とも違う扉から乗り込み車輌の中をなんとか歩き合流する。


電車は混んでいるからいつもよりも距離が近い。


なんだか大きいな・・・でもなんでこんなところにいるのだろう。家は逆方向のはずなのに。


京子の最寄りの駅に着いたら高梨も一緒に降りた。


「二人きりになっても何もないんだろ。飲み直そうよ」


そう言われるとなぜだか断れない。


「今って部屋ちらかってたっけ・・・」


京子は寒さで少しだけ酔いの覚めた頭で一生懸命考えた。



つづく。