目指せ中小企業診断士!
2008年度「格好悪いストレート合格」を果たした小生の、迷い疑いアゲてオチた、
グダグダな記録を留めています。資格を目指す人に、ひとつの答えを与えます。
中小企業診断士学習の記録。07年7月~
2007年7月に、ふと「中小企業診断士」の資格を取ろうと思った。
少し以前からこの資格のことは知っていたが、自分の自己啓発の方向性に
似ていると思い、資格取得を志すようになった。
TACの池袋校へ無料公開セミナーを申し込む。
暑い日だったと記憶している。Tシャツに麻パン、サンダルを履いての不謹慎
な態度で、講師の方々のお話を聞いていた。
会場は割りと空いており、ちょっと地味な感じがした。
不燃布のバッグに、いろいろお土産を貰って帰る。
手帳を辿ると、7月21日にTAC渋谷校に、願書を出しに行っている。
確かボーナスが出たので、受講料を一括現金で支払ったような気がする。
コースは9月開講の「1次・2次ストレート本科生」。
最初の講義は9月4日。企業経営理論の第1回目。
予習もやらず、試験の概要はパンフレットに載っている程度の知識しか
持っていない。
9月生は、最初は週1回程度の講義なので、仕事をちょろまかして、
渋谷に出てみた。
冒頭に、効率的な試験の合格とは?のような話しがなされ、
自分の想像していた、知識の習得というよりは、効率的な詰込み?
のような印象を持った。
試験用の学校だから無理もないのだろう。
渋谷校の夜の部は、本当にガラガラ。5~6人といったところか?
講義を終えて学校を出ると、少し涼しくなってきて、夏の頃に申し込んだ
時のような熱意がちょっと削がれていた。
246の坂を渋谷駅に向かって下る。
謹賀新年。
明けましておめでとうございます。
怒涛の年末業務&接待をこなした反動で、年末は
ゴロゴロごろごろ過ごしてたら、身体がなまってしまった。
昨年末には、5日間の実務補習の申込みもおこない、
1月29日からはじまる実務補習に向けて、今は何にもしていない。
本業の仕事も、いつもの年始とはやや違ったムード。
そう、不況だ。未曾有の大不況な感じが、重い雰囲気を醸し出している。
例年の案件が白紙状態のものも多く、営業としては何をどう組み立てて
予算立てをしていくかが、得意先回りをした感触では、どうもつかめない。
年末年始も、暗い経済ニュースか、芸人のカラ騒ぎか、
真面目に良くしていこうという気概が見えない。
社会民主主義的な傾向が強まっているような気がする。
勿論、傷を負った方には、まず手当てが必要なのは分かるとしても、
財政のバラ撒き圧力が各方面で強まっている気がする。
戦略がないまま、財投をおこなっても、無駄に終わってしまう。
個々の企業はどうか。
広告業界としては、得意先の数が多いことで、一見リスクヘッジできて
いるように見えるが、広告予算という性格上、総崩れに等しい惨状。
大手の予算が削られてしまえば、他で補うことはできない。
診断士(まだなってないが)として、現状をどう見るか、何に集中すべきか、
メディアが醸し出すムードに流されて、他と一緒になって憂いてはいられない。
生きた教材が、目の前にゴロゴロ転がっている。
「機会」は何だろう?「強み」は何だろう?「市場」は何処だろう?「顧客」は誰だろう?
一部の人は、現状認識ができている筈だ。今がチャンスと思っている人が必ずいる
はずだ。思考回路をフル回転させて、現状を好転させる方法が必ず、ある。
クリスマスプレゼントは合格通知。
本日、中小企業診断士協会のHPで自分の合格を確認。
間違いなく、間違いなく、合格を勝ち取ることができた。
昨年の8月に、TACの説明会に参加し、9月からストレート本科生として
勉強をスタートさせた。長いようで、あっという間の1年だった。
ちょうど昨年の今頃、渋谷校で夜間受講していた時に、講師の先生が
「今日が合格発表、来年の今頃には合格していると良いですね。」
と、しみじみ話されていた。
その時は、確か財務会計とかを受講していた頃なので、まだ科目の
全貌も知らず、1次試験、2次試験がどんなものなのかも知らないで
いた。ただ漠然と、このまま習っていったら、合格ってするものなの
かな?といった程度の意識しか持っていなかった。
夏の1次試験では、受験生の多さに圧倒されながらも、首の皮一枚で、
からくもクリア。
秋の2次試験では、異様な殺気に包まれながらも、負けない気持ちを
持ち続けて、信じられない幸運を引き寄せた。
あれから1年。今年のクリスマスは、嬉しい楽しいという感覚はない。
来年に起こるであろう様々な出来事を暗示させる、すごく重く、
厳かな日となった。来年は、確かに変わる。
変わったらいいなではなく、今までになく変わる1年となるだろう。
そのために、この1年で結果を出した。
心の中で、多くの人を蹴落とした。完膚なきまでに叩きのめした。
13,564人の中の3,173人に入るために。
4,412人の中の、875人に残るために。
2008年のクリスマスイブは、生涯忘れらない日となるだろう。
雨のリバティタワー(口述試験)
口述試験は13:00に明治大学リバティタワーだった。
試験開始30分前には会場に到着した。
15階までエレベーターに乗り、降りたところに「会場は14階」と
指示があり、そこからエスカレーターで1階下りた。
案内の女性に受付時間まで、別室でお待ちくださいと指示を
受け、行ってみた。結構大勢がバラバラに座っていた。
みんなスーツを着用し、2次筆記を通過した貫禄のある面々。
緊張もしているが、面接に向けて気合充分といった感じ。
正面の黒板に、「試験時間13:00」の人は受付を済ませてください。
と指示があり、エスカレーター横のテーブルにある受付に行った。
受付は、受験番号ごとに大まかに分かれており、自分の該当するところ
で受付を済ませた。どうやら自分は11班だ。
受付の後ろ正面に教室があり、3人ほどが座れる長テーブルが3列?
並んでいる座席に各々班の番号がふられている。
自分の該当する11版は、入口を入ってすぐの一番前の席だ。
席を確認した後、トイレに行き、鏡で身なりを確認し、暫し待つ。
すると、人の良さそうなおじさんが、自分に声をかけ、受験番号と氏名
を確認し、試験会場付近まで案内してくれた。イスに座り暫し待つ。
1:00を3分ほど回っただろうか。角の向こうから再びおじさんが現れ、
自分を呼んだ。試験会場の小部屋の前まで着き、「ノックして入って
ください」と指示。その通りに強めにノック。「失礼します。」と入った。
奥の長テーブルに3人のおじさん。自分の席にも長テーブルが置かれ、
イスは3つほどあった。(2つかも)
「荷物をとなりのイスに置いて、着席してください」と指示。
面接開始。
訊かれたことは、事例ⅠとⅡのごくごく普通の質問だった。
できるだけ、論理的に、歯切れ良く話した。2分には足りないが
まずまずポイントは押さえたか。
正解と思われるキーワードに触れると、小声で「うん」と唸り、
何やら用紙にチェックしている。ポイントゲットか。
昔やったドラゴンクエストを思い出した。
攻撃が効いた時、3人がうなずいた。上からHPがピロリーンと
表示されているようだ。
「他には何か考えられますか?」追加質問があった時に、答えきれ
なかったという悔いは残るが、まずまずのうなずきポイントは得られ
たのではないか。
10分のわりに、結構質問があったように感じたが、自分が早口で
話してしまったことが原因だろう。
試験が修了し、表に出たら、再びおじさんに、「まっすぐ帰ってください」
と促され、エスカレーターで1階々々をゆっくりと下りた。
リバティタワーとかに、なかなか来る機会もないだろうと思い、いろいろ
景色を見ながら下りた。
口述試験を終え、リバティタワーを出ると、もう雨は止んでいた。
子曰、徳不孤、必有隣。
「徳は孤ならず、必ず隣り有り。」
徳のある者は決して孤立せず、必ず隣人(共鳴してくれる人)ができる。
という意味だそうだ。
仕事、勉強、さまざまな局面で、進むべき方向に迷うことがある。
望まれてもいないことを、意固地になってやっているのではないかと
不安に思う時がある。
そんな時に、この言葉を思い出すようにしている。
中小企業診断士の受験については、会社関係には一切言っていない。
告げたところで仕事の負担が楽になる訳でもなく、ましてや取引先への
言い訳になるものでもない。
社内での無駄なコミュニケーションを少しずつ減らし、勉強時間を捻出
し、得意先へは極力効率的な対応を心がけ、騙し騙しやってきた1年
だったと思う。
朝、取引先に直行し、アポイントの30分前には到着して近くのカフェで
勉強したり、接待後、深夜のファミレスで酔い覚ましがてら、テキストを
読み込んだ。部下の同行をわざと現地合流にして、電車の中で暗記を
した。妻には仕事で遅くなると伝えながら、早めに仕事を切り上げて、
最寄駅前のマクドナルド24Hで答案を書き上げた。ずいぶんとい日常的
な生活から背を向けたことをやってきた。
孤独感には、かなり耐性があるほうだとは思うが、これが結構辛かった。
胃がキリキリと痛んだが、平然を装った。強がりが自分のスタイルだ。
この1年間、迷惑をかけた人たちには謝りたいし、感謝もしたい。
今週末は集大成である口述試験。今まで顔が見えなかった相手に、
自分の思い、考えを伝えられる唯一の機会。
show time、万全を期してこの時間を楽しみたいと思った。
2次筆記試験合格!?
12月5日の朝に診断士協会HPを見た。
大阪出張に出かける前だったので、結構バタバタしており、
落ちていることは大体想像はついたが、念のため確認する。
往きの新幹線の中で、来年の勉強計画でも練ろうかと思っていた。
東京地区合格者の受験番号が整然と並んでいる。
縦スクロールで自分の番号を探す。・・・・・・んっ??
あれっ?あれれっ?あるぞ!・・・・???
もう一度、自分の受験証を見直す。0803801-0****
ん?やっぱり・・・・ある。。
う・か・っ・た・の・・・・・・・か?????????
身体の血が変な動きをし始めた。寒気のような、怒気のような
赤い血と青い血が混ざり合うような、奇妙な化学反応が身体を
駆け巡ってきた。
2次試験の自分の答案も思い出せない奴が、まさか受かるとは
思っていなかった。
まさか年度が違ってたとかないよな、と思いつつまた協会のHPを
見てみる。やっぱりある。
嬉しいとかの感情レベルでは全然なく、間違いなく混乱している。
頭の中は取り乱している。近年まれに見るうろたえっぷりだろう。
会社の人には、誰にも診断士試験を勉強しているとは言ってない。
表情には極力出さないようにはしていたが、周りからはクレーム
のメールでも入ったんだろう程度には映っていても無理はない。
それにしても、この試験はエグい。本当にえげつない。
この喜びでも、達成感でもない、感情は一体何なんだ?
おかげで来年1年間が真っ白になった。来年の手帳にはもう
「中小企業診断士合格!」という目標を書き込んでしまった。
どうしよう。
緊急の時こそ、前倒し。
2次試験の発表が今週末にせまってきた。
ジタバタしても結果は変わることがないのだから、あきらめよう。
それにしても、試験から発表までの期間が長すぎる。
試験前にあれだけ高かったテンションが、今は株価と同じように
地を這っているかのような状態。
勉強に近いような本は、あれから継続して読んではいるものの、
すぐに成果に繋がるものでもないだけに、知識が定着しない。
日曜の朝、竹中さんがテレビで言っていた。
「緊急の時こそ、前倒しで実行に移すことだ。」
このコトバに引っ掛かりを覚えた。
経済的に、企業も決して良くない状況だ。社内で喧々諤々議論を
重ねても、良い答えが見出せないことが多くある。
議論が観念的すぎる、悪い奴探しが始まる、まったく具体性に欠く。
どうせカネを投じるのであれば、中長期にやろうとしていたものを
前倒して、やってしまおう・・・・。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。
何かの新聞記事で読んだものを、そのままタイトルに。
今ひとつ、しっくりと理解できないが、この格言が言いたい方向性
は、自分の考えに合致する。
数多くの先人が考え抜いた叡智は、今を生きる自分ひとりで考え
たものよりも、はるかに役に立つだろう。
自分なりの考え方を構築するのは、歴史から学んだ次のステップだ。
と、思っている一人だが、今は持論を声高に叫ぶ人が目立ってきて
いるのか、あんまり受けないような気がする。
「自分らしさ」主義が蔓延してきているのだろう。
突然、優れた理論が、自分の中から湧き出てくるはずもなく、
結局は歴史から、先人から学んだものの、デコレーションを追加して
いるに過ぎないのだろう。
でも、それはとっても大事なことだと思う。
2次試験が終わり、仕事も冴えず、世間の経済状況も冴えず、
気分的にはまったく冴えない日々が続いている。
夢中になるものって、やっぱり必要だ。
と感じる今日この頃。
なんか仕事に集中できてる、が。
軽いバッグ。
整理された資料と机の上。
クレームへの懇切丁寧な対応。
マメな取引先との連絡、確認。
大したことではないかも知れないが、
試験勉強中は、些細なことに手を抜いてしまっていた気がする。
だけど、その差は大きい。
勉強に費やされた時間によって、蒙った犠牲は結構大きい。
社内でコミュニケーションが取りづらい奴と思われ、
取引先には、提案までの期間が半日、1日も遅れを取った。
試験が終わってまだ2週間だが、その間、鬼のように集中できる
環境がある。仕事に没頭できる時間は正直懐かしく、嬉しい。
しかし、僕は向かうべき進路を問われている。
チャレンジが目の前に迫っている。
「チャレンジしますか?」と問われば、「オフコース」と答えてしまう
この哀しい条件反射。
近々、4回目の転職が待っていそうだ。
今、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読み返している。
30歳の頃、この本を初めて読んだ。
こんなにエンターテイメントの溢れる現代なのに、小説でこんなに
興奮を覚えるとは考えても見なかった。
男であるならば、この小説を面白いと思わない人がいるのだろうか。
明治時代の見方が変わったし、1万円の見方も変わった。
「竜馬がゆく」⇒「燃えよ剣」⇒「翔ぶが如く」⇒「坂の上の雲」の
読破リレーはクセになる。
(文庫本のくせに、両手を広げたぐらいの厚さになる。)
今は坂から下っている時代なのかも知れない。大多数は下を見て
坂を下っている。後ろを振り返り、過去の坂の上の雲を懐かしそう
に見上げている。現代の僕たちの目の前には、とても良い眺めが
広がっているはず。坂を上ってきた先人たちに感謝したい。
Im standing on shoulder of giants.
休息宣言。
二次試験から2日が経った。
人間とは不思議なもので、あれだけ疲弊していた神経が
2日も経つと和らいで、また勉強に対する意欲が湧いてくる。
1年目の今回はおそらく惨敗であろう。
光明らしきものも、どこにも見当たらない。
でも決して暗い気分ではない。
今の秋という季節を少しぐらいは浸りたい気分。
仕事のクレームも何とかこなし、海外出張の残務もこなし、
やっと日常の仕事に戻りそうな、ゆるやかな気持ちだ。
もともと仕事は嫌いな方ではない。
毎晩終電とかでも、自分のペースが保てるのであれば、
苦とも何とも思わない。むしろ最高の暇つぶしとも思える。
中小企業診断士の試験に挑むというテンションは、
あまり嫌いではない。
こういう勉強なら、ずーっとやっていても苦にはならない。
あまりに試験対策に偏るほうが、どうも違和感を感じる。
試験会場にいた、失礼な言い方をすれば「試験のプロ」の
ような方とは一緒になりたくない。
・・・でも今のような心境は、正直あまり良くないなとも感じる。
今年受からず、来年も受からなければ、また一次試験から
やり直すことになる。悠長なことは言っていられない筈だ。
来年は、今の思考回路を叩き直し、穴だらけの知識を埋め
て試験に臨もう。
