昨日は帰宅もメチャクチャ遅くなったので（ペタ返し出来なくてスミマセン）、残念ながら生中継では観れませんでしたが、録画しておいたのを観ました。
ロレンソ選手、やっぱり決勝に出ましたね（前回のブログ参照）。
当初、内臓損傷があるかを確認する為、48時間様子を見なければ手術はできないと言う事だったのですが、決勝を走りたいと言う、本人の強い希望で、即手術と言う事になりました。
折れた鎖骨をプレートと8本のボルトで留める手術を夜中の2時から始めたそうで、次の日の夕方にはサーキットにトンボ帰り。 お医者さん方、ご苦労様です m(_ _)m
予選は走れませんでしたが、レギュレーションにより12番手グリッドからのスタートとなりました。
そう言えば昔、タレントで "あのねのね" の清水国明さんがロードレースをされていた時に、1990年だったか・・・、特別昇格で国際A級ライセンスを取得、最初で最後と言う事で鈴鹿8耐に挑戦した時の事。
予選で転倒、鎖骨骨折し、今回のロレンソと同じく本人の希望で即手術。
明くる日の決勝日は、お医者さん付き添いで、麻酔注射を打ちながら8耐完走・・・、なんて事も有ったなぁ。
「モーター "スポーツ" と言えど、野球やサッカーとは違い、バイクに乗ってるんだから、骨の1本くらい大丈夫なんじゃないの？」 と思う方もいるかもしれませんが（いないか！）、ところがどっこい。
アッセンは ストップ・アンド・ゴータイプのような、一気に急な加減速をする事が多いサーキットではないですが、それでもレース専用に開発されたモンスターマシンで、延々とフル加速とフルブレーキングを繰り返している訳ですから、身体には激しい負担が掛かるんですよ。
何しろ、GPライダーともなると、皆、トレーニングで結構いい身体してますからね。
それにしても、今回は転倒・骨折するライダーが何名か居て、残念でしたね。
日本人期待の中上選手もウォームアップラップで転倒、鎖骨を折りましたし、M・マルケス選手もフリー走行3回目で転倒、右手小指と左足親指を骨折。
下の映像を見ると、マルケスの転倒の激しさにヒヤッとしますが、そのマルケス選手は骨折したまま決勝を走っています。 GPライダー恐るべし。 ・・・あ、清水国明さんもね。
※ 諸事情により、再生ボタンをクリックした後、画面に表示される 「YouTubeで見る」 からリンクして下さい。
ドライコンディションで行われた決勝では、ロレンソ選手、12番手グリッドから追い上げ、5位入賞。 一時は4位を走行する大健闘を見せ、本人も 「どんな優勝よりもベストだ」 と満足げに語っておりました。
今回のレースで貴重な11Pを獲得。 motogp公式サイトには 「マン・オブ・スチール（鋼鉄の男）」 と書かれていましたよ。
同じく、骨折の怪我をおして決勝を走ったマルケス選手は、C・クラッチロー選手とのバトルに打ち勝ち2位。 ロレンソ選手よりも小さな部位の骨折とは言え、バイクを操作するのには とても重要な手と足の指2ヶ所。 後半は痛みを堪えるのに大変だったようですが、こちらも驚きの成績。
そして、優勝はナント！ V・ロッシ選手！！
ドゥカティ時代の2年間を挟み、2年と8ヶ月振りの優勝です！
この時を心待ちにしていたファンは本当に大勢いましたからね。
以前の感覚を取り戻して、優勝争いの常連に戻ってきてくれると、今後のレースが更に面白くなる事は間違い無いですし、次は、絶好調のロレンソとマルケス、そしてペドロサとのバトルを制しての優勝に期待したいですね。
レース詳細：motogp.com
