昨日、motoGP第17戦・オーストラリアGPが行われました。
前戦・豪雨の中行われたマレーシアラウンド終了時のポイントランキングで、トップを行くヤマハのJ・ロレンソに23ポイント差で詰め寄るホンダのD・ペドロサ。
今回、もしロレンソに何かしらのトラブルが有ると、ポイント差が殆ど無いまま最終戦にもつれ込むと言う事で、僕が密かに期待するような展開にならないかなぁ・・・と、非常に楽しみにしていました。
しかし、蓋を開けてみると、ポイント差で追う立場のペドロサの転倒により、ロレンソの年間チャンピオンが あっさり決まったと言う・・・。 (´・c_・`)
今回、レース的には、地元オーストラリア出身のC・ストーナー(ホンダ)が予選でポール、決勝でも2位・ロレンソに9秒以上の大差をつけ優勝と、今期限りで引退するのが勿体無い程の走り。
ストーナーの現役引退によって、来期からmotoGPにステップアップするM・マルケスがワークス入りと、まぁ 来期の見所も出来た訳ですが、ストーナーはまだ27歳と若いんだし、やはり もう少し現役を続けて欲しかったですね。
詳細:motogp.com
そして、同日 日本では全日本選手権最終戦・MFJグランプリが鈴鹿で行われました。
こちらも まだ全クラス チャンピオンが決まっていなかったと言う事で、その内容が気になっていたのですが、なんと鈴鹿は豪雨。
今回、全日本の最高峰クラスであるJSB1000は2ヒート制で行われたのですが、ポイントでトップを行くヤマハの中須賀克行選手が第1ヒートのラストラップ、1コーナーの突っ込みで転倒。
モニターでは、中須賀選手が かなり激しく転がっていくのが見えたので、一瞬怪我が心配になったのですが、本人は スグに立ち上がり再スタートを切ろうとしたので、一安心。
ただ、マシンの損傷が酷く、とても走れる状況では無かったので、そのままリタイヤとなりました(公式結果では21位で完走扱い)。
結局、チャンピオン争いは第2ヒートへ持ち越される事となりましたが、結果的に3位入賞となった中須賀選手が3年振り・3度目の全日本チャンピオンとなりました。
詳細:MFJ SUPERBIKE公式
これで2012年は、国内外の最高峰クラスで、ヤマハがチャンピオンと言う事になりました。
motoGPの方は、残り1戦残っていますが、全てのクラスでチャンピオンが決定しましたので、最終戦は個人的にイマイチ盛り上がりに欠けるかなと思っていたのですが、2週間後の最終戦・バレンシアGPに、負傷したB・スピースの代役で中須賀選手の参戦が決まりました。
以前の日本GPに参戦した時は、マシンの実戦開発を兼ねての参戦でしたが、次戦バレンシアでは代役参戦。
相変わらず他のライダーと比べハンデが有る参戦となりますが、同じく代役として参戦した去年のバレンシアでは、そんな状況下でも6位と言う好成績を残しています。
日本人としては、出来る事なら中須賀選手のフルエントリーを期待したいところですが、中須賀選手は年齢も31歳ですし、何しろ現在はヤマハのmotoGP開発ライダーも務めています。
正直、今後 "勝ちを狙える体制" でのフルエントリーは、なかなか難しいかも知れませんね。
でも、日本人にとっては、最終戦に向けての楽しみが出来た訳ですし、今回は全日本チャンピオンの名を引っさげての参戦ですので、去年を上回る成績に是非とも期待したいものです。