気温も上がって暑くなってくると、毎年７月末に行われる 暑い熱い鈴鹿８耐の夏が迫ってきているのが実感出来るからです。
毎年５月頃になるとこのソワソワ状態になるのが当たり前になってて、子供の頃から かれこれもう３０年近く こんな感じです。
で、面白いテレビ番組が無い時等は、過去の８耐のビデオを観たくなる事もよく有るのですが、今日は１９９７年のレースを観ていました。
そう言えば この年は・・・。
ウルトラマンレーシングが出ていたっけ！
オートバイレースに興味が無いヒーロー好きの方に 「昔、ウルトラマンがバイクに乗ってレースに出ていた」 と言えばビックリ（もしくは苦笑い）されるでしょうね ( ´艸｀)
もう１５年も昔の話なので かなり記憶が曖昧ですが、これはプライベーターの桜井ホンダを母体にして、円谷プロ、そしてバンダイやセガ等のスポンサーが集まって出来たチーム（だったハズ）。
上の写真は、当時 世界選手権の最高峰クラス ・ ＧＰ５００を走っていた青木宣篤選手。
８耐は２人のライダー（現在は３人でも可）が１台のバイクに交互に乗り、８時間での周回数を競います。
その相棒は弟の拓磨選手。
拓磨選手も当時は宣篤選手と同じ世界ＧＰの５００ｃｃクラスを走っていたので、「世界最高峰のクラスで走る日本人兄弟のペア」 と言う、素晴らしくライダーに恵まれたチームでした。
丁度この年はウルトラマンティガが放送されていたので、写真の宣篤選手はティガのレーシングスーツとヘルメットを被っています。
２台体制のエントリーで、他にはゾフィーや初代、セブンが走っている年も有りましたよ。
で、ゼッケンは＃７８！
正直、当時は 「バイクと言えば仮面ライダーやろ（＾＾；）」 と思っていましたが、その５年後には仮面ライダーチームも結成されました。
これも当時の放送中のライダーを宣伝するチームで、東映や石森プロ、そしてバンダイ等の番組をスポンサードしていた多数の企業が集まって出来たチーム。
２００３年～２００７年まで８耐にチャレンジしていました。
なので、１年目となる２００３年のチーム名は 「仮面ライダー５５５ ＨＯＮＤＡ」 。
ゼッケンはもちろん＃５５５で、ヘルメットはファイズのマスク風。
相棒の第２ライダーはカイザですが、このチームのファイズとカイザは特に仲が悪い訳ではありません（笑）
ウルトラマンチームの時は、レース以外ではオリジナルグッズの販売くらいでしたが、ライダーチームが出場するようになってからは、決勝の前夜祭等で歴代のライダーがサーキットをパレードしたり・・・、
※ 鈴鹿のホームストレートを疾走するサイクロンなんて、なかなか見れませんよ （＾＾）
サーキットに隣接されている遊園地では、限定品のオリジナルグッズの販売はもちろん、２年目の２００４年からは その年に放送されていた主役のライダーの俳優さんをゲストに招いた握手会やトークショー、歴代のライダーマシンの展示、そしてライダーのアトラクションショーも予選日と決勝日にそれぞれ１日数回ずつ行われていました。
当時売り出し中だった水嶋ヒロさんや佐藤健さんも来ていましたし、何故かヒーロー大好きの京本政樹さんまで来ている年も有りました ＼(´∀｀)丿
個人的に１番楽しめたのは、決勝前夜祭での仮面ライダーのナイトアトラクションショー。
これは何年目に開催されたものか忘れましたが、昼間に遊園地で行われていたアトラクションとは別物で、サーキットのコース上にステージを作り、普通の（？）アトラクションに加え、バイクスタントまで有りました。
鈴鹿市近辺にお住まいの御家族は、お子さんを連れて仮面ライダーショーだけ観に来てる方も沢山居られましたよ （＾＾）
９０年代に入った頃から２輪モータースポーツの人気は下降の一途を辿り、現在では観客も激減してますが、ウルトラ兄弟、そしてライダーチームが出場していた頃はイベント関係にも力が入っていて、沢山のちびっ子ファンも観に来ていたりと、寂しかったサーキットに少し賑やかさが戻りつつあったような気もします。
現在、鈴鹿サーキットを運営しているモビリティランドは、少しでもモータースポーツ人気を取り戻そうと同伴の子供や若い世代の方を無料で招待するキャンペーン等、色々と頑張っていますが、今一つ世間には伝わっていないようで・・・。
なかなか元気を取り戻す事が出来ないサーキットに、またいつかヒーロー達も力を貸してくれるといいなぁ・・・なんて事も思ったりします。
本当はレース自体が盛り上がって、かつてのようなブームの再来が有れば１番良いんですけどね。