クリスマスイブだと?



どいつもこいつも浮かれやがって。



どうせみんなキリストを神として崇めちゃいねーんだろ?



じゃ所詮は単なる土曜日の休日じゃないか。



てことは麻婆豆腐食べる日じゃないか。



てことで今日は本町を攻める。










びっちゃんの前職の上司がナンバーワンだと推奨していたという"中華酒家 明元(みんげん)"に行ってみた
















ら、臨時休業やった。



ほんと、誠に勝手な肩透かしですね。



さては今頃七面鳥でも食ってやがんだな?



どいつもこいつも浮かれやがって!



中華料理屋やってんなら北京ダックでもかじっとけ!





しかし、これですごすごと引き下がれるものか。



こちとら往復地下鉄代払ってんだ。



短編ながら久々に続きモノだ。








37年余りの素敵な人生において、一度たりと踏み入れたことのない町、玉造にやって来た。



当然のように目的はただひとつ。










麻婆豆腐ですよね。



こちら、しゃんらんは、「今ちゃんの実は…」で紹介されていた麻婆押しの店。



メディアに取り上げられたなら、行かないわけにはいかない。



俺はマスコミの操り人形なのさ。












はて?"四川麻婆豆腐"と"四川省の麻婆豆腐"は別物?


"四川麻婆豆腐"やって、四川省の物ではないか?



辛さだけで¥300て高くね?



ライスおかわり自由なので、ガッツリ食って元を取ろう。



…セコい?










これは



かなり辛いぞ。



まだ食ってもないのに。



それどころか、まだ調理の最中なのに。



空気を通して漂うスパイスを浴びるだけでじんわり汗ばんできた。



なかなか激しい闘いになりそうっすね。









到着。


見た目も赤々として、麻婆の上にはたっぷり花椒。


ブログ書いてるだけでも汗が出る。


ただ、シャボッとした感じは少し残念な要素か?


まあ味がよければそれでよい。



いざ勝負。





おおっこれは!!



ふるえるぞハート!!!



燃え尽きるほどヒート!!!!!



臓器にほとばしるマーラーレッドオーバードライブを叩き込まれ、身体の孔という孔から、汗と言う名の汗が噴き出した。



こいつぁ当たりだ。大当たりだ。



ファンファンには敵わんが、わざわざ足を運んででも食べに行きたいくらいのレベルであった。










圧巻だったので、土産も購入しといた。





ひとたび口にいれると、アラ不思議、身体の孔という孔から、汗と言う名の汗が噴き出すという、魔法の辣油。


あと、チャーハンなどに入れても味が引き立つと言われる特製スパイス。



これで自力で美味い麻婆がいただける。





でも、ここ二年くらいはフライパンすら使っちゃいない俺には使いこなせない。



ということで、これはみっきーに上げて、

「ありがとう。お礼に麻婆もしくはチャーハンをご馳走するわ。遠慮せんでええで。」

と言わせて、おもてなし酒人&家庭科教師のディオデュオよる四川風料理を作ってもらうって作戦でどうだろう?



どこが自力だ??






ちなみに当日夕刻頃から、副作用の腹痛だ。





地下鉄御堂筋線心斎橋から徒歩8分。








数々のテレビ番組で紹介されていたカレーの名店、ラヴィリンスへとやって来た。



近くに立ち寄る機会があれば必ず伺おうとしていたのだが、何分ミナミ方面に全く縁がないもので、わざわざ足を運んだ次第でございます。


ミシュランの三ツ星指標に価します。

<ミシュラン指標>
一ツ星…近所を立ち寄ったらついでに行くべき
二ツ星…寄り道してでも行くべき
三ツ星…その店目的のみでも行く価値あり
(おは朝にて石田純一様より伺った情報)





ここの名物メニュー、人呼んで「飲料麻婆豆腐丼」。



ここじゃ麻婆丼が飲み物の扱いなんすね。








これがその飲み物。







ちゃんと丼に入ってきてました。


ジョッキとかやったら気持ち悪くて食えんとこやったがひと安心。





豆腐は挽き肉共々ミンチにされ、噛まずともいただけるよう仕立てられていた。



なるほど、これなら歯の弱い年輩の方々にも苦無く食することができる。


歯の弱い年輩の方々であろうと、豆腐程度噛めないなんてこと無いとも思いながらも。




それではいただきましょうか。





スパイスは花椒が少し効いてるくらいで控えめ。



…それより、なんか味があんまりせんなぁ。



味付けまで控えめなのか?



カウンター席のみなので、女性客やらカップル向けを意識した上での配慮とお見受けいたしました。



甘いぜ、マスター。この麻婆丼のように。



俺のような単身ハンサム麻婆男性の気持ちを汲み取るならば、この後の口臭など配慮なしに濃口に仕立ててくれるべきでなかろうか?



「客はあんただけじゃねーんだよ。」



マスター、ごもっともで。






かくして、期待の麻婆丼は、期待に軍配が上がり、幕を閉じるのであった。




麻婆丼を飲み物に、キーマカレーを食すのが正解やったのか?



次回、噛む麻婆に乞うご期待。