桜の開花宣言は、”標本木”に指定された桜を気象台職員(複数)が観察することにより行われる。

 

標本木各地の気象台の敷地などにある開花の基準となる木。5~6輪咲いた状態が開花、8割以上開いた場合が満開。開花予想は、民間が精度の高い予想をするようになり、2009年春を最後に発表をやめた。民間の一部は気象庁の標本木データを中心に予想している。 (2011-03-25 朝日新聞 夕刊 3社会)

 

現在、広島の桜の標本木は広島市中区 縮景園にあるソメイヨシノ(主、副2本の木)が指定されている。

園内には「植物季節観測用標本木 そめいよしの 広島地方気象台」の標識が設置されている。なお、このソメイヨシノに5,6輪咲いたことを確認し、開花宣言をする。

 

なお、この縮景園では、11種類の花木が標本木として指定されている。広島の気象観測対象植物は、13種類であるが、うち11種類が縮景園にあり、他の2種類(芝・タンポポ)は合同庁舎内にある。

 

 

画像は縮景園HPより