3日前の早朝、月が明るい星と並ぶ様子を撮影しようと午前4時過ぎから起き出していろいろと準備。
そして、いよいよカメラを三脚に取り付けて撮影…というところで事件発生。
モニターに何も写らず、真っ黒なまま。
おまけに、絞りの数値が「--:--」となって表示されない。
レンズ交換の際に取り付けが甘くて正常に作動しないことは何度かあったので、今回もそれだろうと思ったがどうやら違うらしい。
レンズを付け直してみても、端子部分をクリーニングしてみてもダメ。
一度バッテリーを外して改めて電源を入れてみても変わらず。
おまけに電源を入れるとオートのズームが勝手に拡大と広角を繰り返すようになり、しばらく経つと真っ黒なモニターに「レンズの状態を確認してください」の文字が表示されて完全にフリーズ。
広角レンズがないと被写体と風景が同じ画面に入らないから、これでは非常に困るのだが。
とりあえず手持ちの他のレンズ2種に付け替えてみたが、いずれも正常に作動。
つまり、標準で付属していたこのレンズに問題があるということだ。
仕方がないのでもう一つの標準装備である望遠レンズで試してみたら、最も引いた状態ならそこそこ風景と被写体を1画面に収めることができると判明。
今回はこれで乗り切ることにする。
後で調べてみたのだが、問題のレンズは壊れやすいことで有名らしく、ネット検索したら似たような事例が出てくるわ出てくるわ。
メーカーに修理を依頼すると総額2万円弱ぐらい。
日数もかかるだろうから、今週末のふたご座流星群には間に合いそうもない。
そこで、ひとまず安めの中古レンズを探してみることに。
何軒か中古ショップをハシゴしたところ、全く同じではないが同じ画角でとれるレンズを発見。
ズームが自動ではなく、サイズ(厚さ)もやや大きめで、スペック的にはやや劣るというシロモノを発見。
正直、その差が問題になるほど写真を追求しているわけではないので、これがあればなんとかなるだろう。
↑というわけで、日没の様子を試し撮り。
まぁ、こんなもんかな…という感じ。
↑約2か月前の同じ風景。
太陽の位置がこれだけ違う。
太陽の角度の違いで明るさに差があるから一概には比べられないけど、これなら十分いけるんじゃないだろうか。
一応、元のレンズも修理に出す予定。
ただ、メーカーがカメラ事業から撤退したというニュースもあるから、対応してくれるのかどうか。
不調の原因はおそらくズーム機能がオートであるが故の精密部品の摩耗だろう。
そこが手動なら、そうそう不具合が出ることもあるまい。
全く同じ中古品にしなかった理由はそこにある。
ひとまず使えるレンズが見つかって一安心。
もともと展示品処分で購入したもので完全な新品というわけではないので、こういうこともあるのか。
今回購入したレンズは、もしもの時のスペアとして活用していくことにする。