夜になると、外は真冬の寒さ。

上着を二重にしてベランダへ。

今日は上弦の月、それが沈む直前に「弦」の部分が真上を向いた状態を狙いたかったのだ。

確か年末~1月にかけてが一番水平に近い状態になると何かで読んだ気がするが、ふと窓の外を見るとかなりそれに近い状態になっていたので、ひとまず記録することにした。

 

↑「弦」が上を向いた、まさに上弦の月。

撮影時の月齢は7.1。

慎重にピント合わせをしたはずだが、だいぶ高度が下がってきたせいか今一つピッタリ合わなかった(汗)。

 

♪低い屋根瓦から物悲しく 上弦の月が吠えている(長渕剛/「月が吠える」)

 

アップにしたため写っていないが、近所のアパートの屋根のすぐ上に見えており、まさにこの歌詞の状況と似ている。

色もこの写真のようにちょっと赤みがかっていたことだろう。

 

♪上弦の月だったっけ、ひさしぶりだね月見るなんて(吉田拓郎/「旅の宿」)

 

対してこちらは、おそらくまだ空高く煌々と光っている時の月だろう。

旅先の宿で風呂上がりに熱燗を嗜みながら月を眺める…という情景は深夜ではなく、日暮れの早くなった秋口の宵の口を思わせる。

↑多分、こんな感じ(2年前に撮ってあったやつ)。

 

「上弦の月」とハッキリ歌われる楽曲は他にもあるだろうが、個人的にはこの2曲がまず思い浮かぶ。

歌詞の内容から、その時の月の情景を推測してみるのもまた面白いものだ。