我が家が日本人学校にお世話になり始めて5年が経ちました。
娘も息子も日々色んなことがありながらも、楽しく通っています。
ケニア・ナイロビで子育てをしていて、そして日本人学校にお世話になり始めて、我々親だけでなく周りの大人みんなで子育てをしているように感じます。
日本にいても色々な大人と関わることがありますが、その濃度がここケニアでは違います。
日本人学校には校長先生を含め8~9名の先生方が日本から派遣されます。
毎年何人かの先生方が帰国され、新しい先生方がいらっしゃるので、基本的には毎年担任の先生が変わります。
また、担任の先生が全ての教科を教えるわけではなく、教科毎に先生が変わるため、子どもたちは色んな先生たちと関わります。

娘は1年生のとき、算数の先生と相性が合わなかったり、友達と馬が合わなかったりして学校に毎日楽しく通うことができませんでした。
担任の先生はいつも気にかけて下さり、算数の先生に伝えて下さったり、友達との様子をいつも細かく報告して下さいました。
2年生になって担任の先生が変わり、その先生が算数を教えて下さるようになり、新しい友達も加わったことで毎日楽しく通えるようになりました。
先生は娘のユニークな性格を理解して下さり、それを無理やり変えようとせず認めてくれました。「今日は漢字はやりたくない」と国語の授業中にふんぞり返ったり、「今日は水曜日だけど私にとっては休日なの」と言うような娘でした。
宿題を一切やらない娘にも怒ったりせず、他の子と比べたりせず、彼女なりに少しずつ成長している所を見つけて褒めて下さいました。
また、3年生になって勉強が少し難しくなってきたときも、担任の先生が苦しいことを乗り越えることの大切さを教えて下さり、最初は文句たらたらでしたが、少しずつ毎日の宿題ができるようになりました(ようやく!)。大嫌いだった漢字も文句を言いながらも毎日コツコツと取り組んでいたことで、漢字のテストで高得点を取れるようになり、努力は報われることを体感することができました。それ以来さらにやる気がアップしています。
4年生になって複式学級体制となり、人数が多くなったクラスルームで、友達関係に気を遣うことが増えてきました。
特に4年生の女子ともなると色々と複雑なようで、ちょっとした問題が頻発していたとき、担任の先生がよく観察して下さっていて、複雑な関係を図に書いて説明して下さったことがありました。
その後女子メンバーをうまく誘導してくださって、色んな誤解が解け、最終的にはまた仲良く遊べるようになりました。
5年生になって、1年生のときのトラウマから大嫌いだった算数への苦手意識が薄れてきました。
担任の先生が日本でのICT教育を最先端で研究されてきた先生で、インターネットを使って素因数分解のゲームをしたり、先生が開発されたMinecraft Educationでゲームをしながら分数を学んだりと、必ずしも教科書とノートだけではない、新しい形の勉強法を提供してくださいました。

一方の息子は、何でもきちんとやりたい真面目なタイプですが、月曜〜金曜まで1週間続けて通うことが難しい時期がありました。
息子はなぜ行きたくないのか言語化することも難しく、私も敢えて理由を聞かないようにしていたのですが、担任の先生との会話のなかで恐らく学校で頑張りすぎて疲れてしまうのだろう、ということが分かりました。
1週間のうち必ず1日か2日休みたいという日があったのですが、朝先生に2人で電話をして、「今日も気が乗らないみたい」と伝えると「〇〇くん、昨日あれ頑張ってたもんね~、疲れたんだね。でも今日3時間目にお友達の誕生日会をするから、3時間目だけでも来たら?」と。
そうすると、「じゃあ3時間目から行こうかな」と行く気になる日も沢山ありました(もちろんそうでない日もありますが)。
遅れて学校に行くと、「〇〇くん!よく来たね!」と先生もお友達も駆け寄ってきて、温かく迎えてくれました。
2年生になってもやはりそんな時期があり、担任の先生は息子が休んだ日は必ず電話を下さり、学校での様子を教えてくれて「〇〇くんも、お母さんも、毎日行かなきゃ、毎日行かせなきゃと無理されないでくださいね。ゆっくり休んで来れるようになったら来てください」と温かい言葉をかけて下さいます。

このように、担任の先生と頻繁に電話やメールでやり取りをして、家での様子と学校での様子をお互い情報交換し合える環境にとても感謝しています。
子どもが大きくなるにつれ、内と外での様子に差が出てきたり、親と過ごす時間が少なくなってきたりして、子どもたちを完全に理解することが難しくなってきます。
前述のように、担任の先生だけではなく、色んな先生が子どもたちと接しているので、「最近〇〇ちゃん、低学年の面倒よく見てくれます」「〇〇くん、すごく成長しましたね」などと言ってもらえます。
家で見ているだけでは気付かない子どもたちの頑張りや苦労を知ることができ、ハッとさせられることも多々あります。
この少人数の学校だからこそ、生徒同士の距離も、生徒と先生の距離も、さらに親同士の距離も近く、色んな人に子どもたちを見てもらえて、みんなで子育てをしている感覚があります。
他の保護者の方にも「〇〇ちゃん、今日の発表さすがだったわ」と言ってもらえたり、バスの運転手さんにも「あんなに小さかった〇〇がもう1年生か~」と言ってもらえたりします。
恐らく昔の日本では近所付き合いがもっとあったり、おじいちゃんおばあちゃんと同居していたりと、色んな大人と関わることがあったのだと思いますが、今の日本では(特に大都市では)ここまでの距離感で関わり合うことはなかなか難しいと思います。
そして家に帰れば、子どもたちが小さい頃からお世話をしてくれているお手伝いさんがいて、「学校どうだった?」「今日はお弁当残したのね」とまた別の視点から子どもたちを見てくれます。
日本に比べると不便なことも沢山あるケニア・ナイロビですが、日本にはない魅力も沢山あります。
≪一枚の写真でナイロビ日本人学校を紹介するコーナー≫

先日行われた授業参観で感動した5~6年生の道徳の授業「働くとはなにか」。
皆しっかり自分の意見を出し合い、ディスカッションしていました。
ナイロビ日本人学校の公式ホームページ
ナイロビ日本人学校 (xn--eckyd2a0hu74oe5pmzq0kcc1c.com)
ナイロビ日本人学校の学校案内(PTA作成)は
こちらのリンクで閲覧、ダウンロード可能です!