10月26日は毎年楽しみにしている、学習発表会でした。
テーマが「努力のキセキ」ということで、キセキは奇跡と軌跡のどちらも意味するものだと司会より説明がありました。
日本人学校はこの司会も生徒たち自ら担うのが素敵です。
発表会は2部に分かれ、1部は学年別の発表、2部はレベル別の英語劇です。
まず1-2年生は、1年生4人、2年生4人が息をぴったり合わせて、流れるように、音読の発表を行いました。
1年生が発表しているときは2年生が小道具を使った動きを取り入れ、
2年生が発表しているときは1年生、というように、複式授業の良さが最大限に現れた発表だったと思います。
「ずっと大好きだよ」の音読では思わず涙が出てしまうほど、気持ちのこもった発表でした。
3-4年生は総合的な学習の時間でゴミ問題を解決するためにどうしたらいいか、
自分たちで考え、行動した結果をニュース形式にして伝えました。
事前に撮影した動画も組み合わせ、セリフも全て自分たちで考えたそうです。
5-6年生は国語、体育、総合の授業で習ったことを
「ケニア版桃太郎、ナイロビ太郎」という劇に組み込んで発表しました。
学問のすすめを暗唱したり、大縄跳びを飛んだり、ダンスを踊ったり、と盛りだくさん。
普段の学習の様子がよく見える発表でした。
中学生はそれぞれのチームがケニアの多様な文化について発表をしました。
ナイロビ日本人学校では、例年中学生が2~3人と少ないのですが、
今年は9人もの生徒がいて、クイズを取り入れたりジョークを交えたりしながら、
パワーポイントを使ったハイレベルなプレゼンをこなしました。
親の我々も自分たちの青春時代を思い出すほど、全員が仲良しで楽しそうなのです。
そして第2部の英語劇は、小1~中3までが学年を超えて3つのグループに分かれ、
三匹の子豚、不思議の国のアリス、ライオンキングを発表しました。
我々が自分たちの学生時代を思い出すと、必ず数人は舞台が恥ずかしくて物怖じしてしまう子がいたと思うのですが、
日本人学校は少人数で毎日が発表会だからなのか(?)、
英語の得意不得意に関わらず全員が大きな声で堂々と演技をして、物語に入り込める発表でした。
最後の音楽発表。音楽担当の木村先生が来てからというものここ数年、
学習発表会だけでなく様々な場での音楽発表のレベルが高いこと高いこと。
10曲以上の曲を流れるように、学年ごとに交代しながら、立ち位置も変えながら、
歌って、吹いて、弾いて、叩いて、踊って、それ自体が一つのコンサートのようでした。
一つの曲でも歌と楽器を組み合わせて、観客を全く飽きさせない素晴らしい発表でした。
楽器も曲に合わせて色々なものを使い、毎曲ごとに立ち位置も変わって、
単純に親の我々は歌詞でさえも全て覚えられないと思います。
学校という場所で子どもたちが様々なことを吸収するパワー、
それを存分に感じることのできた学習発表会でした。
そして子どもたちのパワーを引き出す先生方にも改めて感謝をしたいと思いました。
ありがとうございました。
I子
≪ 一枚の写真でナイロビ日本人学校を紹介するコーナー ≫
音楽室にあるドラムのセット!日本の学校にもありましたっけ?!私の時代はなかったような・・・
ナイロビ日本人学校の公式ホームページ
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