今週から始まったこの美術展

第1章 尚武 もののふの備え

徳川家康とその息子で初代尾張藩主の義直の肖像画と

具足・刀剣・刀装具・陣中道具など

特に目を引くのは(おけらの好みではないけど)

刀剣類

徳川に災いをもたらすと言われていた

村正もある

(もっとも展示説明にもそうかかれていたが

 これは後世の誤った伝承であろう)

 

第2章 清雅 ―茶・能・香―

茶道具・能装束・能面・香道具の数々

今大河「光る君へ」の重要人物の藤原公任の書から始まり

道具の数々

茶器は、さすが御三家筆頭と言われる尾張家のものだけあって

トップクラスの名品「大名物」ばかりである

 

第3章 求美

伝来の絵画や小袖、箏の琴・琵琶などの楽器など

豪華な品々が多く

このあたりが一番わかりやすいかも

 

最終コーナーに国宝「源氏物語絵巻」

全会期で

「柏木」「横笛」「橋姫」「宿木」が順番に展示される予定

今回は一番有名で「源氏物語絵巻」紹介では

良く取り上げられている「柏木」

義兄であり親友、ライバルであった頭中将の嫡男で

自分の嫡男である夕霧の親友で夕霧同様可愛がっていた

柏木との密通の子、薫

その子を我が子として抱きしめる光源氏の有名なシーン

それと特別公開、国宝「初音の調度」

三代将軍家光の長女千代姫が婚礼調度として持参した品々

その展示が最後になる。

今回は目玉が最終コーナーなので

見に行く人は最初から全てをじっくり見て、ここにたどり着く頃には

力尽きていた、という事が無いようにしたほうが良い

 

さすがに徳川美術館の重要品が見られるのはなかなか無い機会なので

ありがたい

名古屋って関西旅行で素通りしていくだけでなかなか行く機会がないから

 

なお、今回の展示は全作品が撮影禁止なので、撮影者に邪魔されずに

じっくり見られるのがありがたかった