台風は過ぎた

一応晴れたが雲が多く微妙な天気

蒸し暑く、早くも梅雨の合間の晴れ間という感じ

そんな今日から始まる展示会

まずは出光

例の「閉店セール」第二弾

今回は出光佐三と付き合いがあった

画家小杉放菴と陶芸家板谷波山の作品展

ゲストとしてジョルジュ・ルオーとサム・フランシスの絵画も

 

おけらとしてはまたまた不得手の世界ではあるが

陶器も絵もカラフルなので

ざっと見るだけだがそれなりに楽しめた

展示最後に天目茶碗 名「命乞い」

茶碗にしては珍しい名前だが

これは板谷が有名な

不出来、気に入らない作品はその場でたたき割るという

良く陶芸家あるあるで言われる話の代表的な作家なので

(実際は作業場が散らかったりするのでそうしている陶芸家は殆どいないらしいが)

この茶碗も割られようとする所に出光佐三が出くわして

大切にするから使わせて欲しい、と引き取った

「命拾い」した茶碗だとか

ド素人のおけらが見ても何が不出来だったのかわからないが

解説を見ると、そこでも「何が不出来なのかわからない」とあったので

まあ微妙な難しい世界なのだろう

 

閉店セール第3弾は全くの陶芸展示なので行くかどうか?

ただ9月からの展示は「伴大納言絵詞」や伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」

という出光美術館の主役がフィナーレで登場するので

やはりそれは見ておきたい

 

そこから六本木に移動

泉屋博古館東京へ

「企画展 歌と物語の絵 ― 雅やかなやまと絵の世界」

展示は撮影禁止だが

唯一、松花堂昭乗の「三十六歌仙書画帖」のみOK

昨年の東博「やまと絵」展の別バージョンというところだろうか

あまり古い物は無く、殆どが江戸時代以降のもの

でも新しいだけあって

やまと絵の色彩の鮮やかさが楽しめる

ここでも今年の大河を意識してか源氏物語絵巻や

石山寺で着想を得た紫式部が源氏物語を書くシーンなども展示されている

 

日本画好きなら是非行ってみたら、と思う