このブログは

2014年の4月26日から28日までの京都奈良旅行記から

スタートした

 

 

それから丁度10年

久しぶりに春の京都奈良へ

あの頃訪ねた吉野宮滝とかにも行ってみたかったが

その時とは違い、糖尿病も患い体力もない

吉野の人が来ない山中で行き倒れても困るので断念

 

そこで今大河で話題の石山寺へ

京都駅からJR琵琶湖線で石山駅

ここから京阪石山坂本線で石山寺駅へ

およそ30分の行程

 

そこから歩いて10分少し

バスも10分おきに出ているが

バス待ちの時間で歩いて着いてしまう訳なので

歩くつもりで行く方が良いだろう

 

門前

 

なお、以前からこのブログをご覧頂いている方は

ご存じの事だと思うのだが

このおけらの記事はあくまで自分の旅日記のつもりで

書いているので

各訪問地の情報は詳しくは書かない

それについては近年、どの観光地も詳細な

HPを作成しているので

そちらをご参照願いたい

名前の通り、石の山の上にある寺

本堂入り口

本堂内は完全撮影禁止なので外から

大河ではまひろとさわが読経し

寧子(道綱母)と出会った所

仏像がまつられている本堂内陣は別料金(500円)

紫式部が源氏物語を書いた居間

という伝承が残る一室

本堂の上は国宝の多宝塔、鎌倉時代

この上に、「石山寺と紫式部」展の会場があり

平安時代の仏像等展示されているが

撮影ができないので写真なし

 

石山寺の出口近くでは

「大河ドラマ 光る君へ」展

石山寺が大河の舞台になるのは初めてなので

かなりの力の入れよう(便乗)

まひろ(吉高由里子)とききょう(ファーストサマーウィカ)

なお、吉高のサイン、今日(5月3日)に

NHKで吉高が石山寺を訪問した紀行記が放映されたので

この時のものだと思われる

ドラマでの「五節の舞」で舞姫となった

まひろの衣装のコピー

これまたまひろの執筆スペース

後の展示は出演者一覧とその感想

なぜか小学生が集団旅行で来ていたが

多くはおばさんがバスを連ねて

集団で押しかけてきている。

 

あまり若い人はいないな

石山寺としては下記のような企画をも展示して

若い人を呼び込みたいようだけど

 

石山寺本体はざっとみても30~40分

あちこちを見ればそれなりの時間がかかる

それと先述した本堂と内陣、各展示会が別料金なので

セット料金もあるのでそれを上手く活用すると良いかと思う

 

再び石山寺駅へ

京阪石山坂本線・坂本比叡山口行

電車の車両も大河ドラマ仕様

三井寺駅で降車

そこから琵琶湖疎水に沿って歩いて15分

三井寺に到着

 

三井寺(園城寺)は奈良時代の創建、ただし平安時代に

第五代天台座主・智証大師円珍によって再興されたのが

大伽藍、園城寺の実質的な始まり

比叡山延暦寺と肩を並べる大寺院で

延暦寺とも度々争いを起こしている

上からの眺め

琵琶湖とその湖畔の眺めはなかなかのもの

もう昼過ぎなのだが、石山寺とその駅周辺、三井寺駅周辺には

飲食店どころか店舗そのものが少ない

まあちょっと腹の足し、という所で

名物弁慶力餅

餅にきなこをまぶした串が2つに

ほうじ茶を付けて360円

ちょっとおまけで310円だった

店の目前にある三井寺文化財収蔵庫で寺宝を鑑賞してから

あちこちを巡る

智証大師円珍の御廟

灌頂堂

 

三重塔

一切経蔵

弁慶が引きずった、という伝承のある梵鐘

本堂

 

本堂内ではここでも大河タイアップ企画

来年1月まで開催

名勝近江八景の一つ

三井の晩鐘の鐘

かなりの広い境内に色々と建物があって

かなり見応えがある所だった

本堂から出口へ

青葉が目に鮮やか

出口となる仁王門

三度京成電車でびわ湖浜大津駅へ

京成電車は路面電車

広島など市街地での路面電車はよく知られているが

こういう古い住宅地の中で車や通行人と

クロスするように走っている電車というのも

珍しい

びわ湖浜大津駅から京阪京津線で三条京阪駅へ

そこから京阪本線で七条駅

今回のメイン目的の一つ、京博雪舟の展示会

 東博の「秋冬山水図」、毛利博物館の「四季山水図巻(山水長巻)」、京博の「天橋立図」という雪舟の国宝6件が全部展示

(山水長巻が展示部分を少しずつ変えて展示)

しかし、今回は「雪舟展」ではないという

説明では

「本展では、主に近世における雪舟受容をたどることで、「画聖」と仰がれる雪舟への評価がいかにして形成されてきたのかを考えます。桃山時代の雲谷派や長谷川派、江戸時代の狩野派だけではなく、実にさまざまな画家たちが雪舟を慕い、その作品に学びながら、新しい絵画世界を切り開いていきました。その多様な雪舟受容を通して、「画聖」雪舟誕生の過程を明らかにすることを目指します」

 

とあるように雪舟の弟子、後継者、崇拝者などによる

雪舟スタイルの伝承の歴史

さすがに素晴らしい見応え

ただし、水墨画はどうしても色彩が単調なので

あまり水墨画が好きではないという人にはあまり面白くないかな

次の訪問は秋、と思っていたが

秋は今、東博でやっている法然展だとか

逆にこの雪舟や、後で訪問予定の奈良博の空海展とかが

なんで東博に巡回してくれないのだろうか

 

京博のつつじが見頃

七条駅に戻り、北上して祇園四条駅へ

そこからちょっと五条方面に戻り正伝永源院へ

先日サントリー美術館の「有楽斎展」でも

紹介された織田有楽斎ゆかりの寺院

普段は非公開だが、春秋だけ一時公開

 

 有楽斎の墓石

「有楽斎展」でも説明されていた

武野紹鷗供養塔

拝観後、花見小路を通って四条通に戻る

しかし、まだGWに入っていないのに

花見小路は歩くのが大変なくらい混雑

ほとんどが外人さんでまさにオーバーツーリズムを体現しているよう

 

ホテルに到着、あらかじめ送ってあった荷物を受け取る

四条烏丸の「チェックイン四条烏丸」

本当は別の所だったのが、数日前楽天トラベルで

キャンセル分がでたのか、1泊6,500円(税込)

慌てて取ってあったのをキャンセルしてこちらに鞍替え

休前日とはいえ、京都中心部でこれだけ安いのはなかなかとれない

学生時代は同じ四条烏丸の安ビジネスホテルが3,000円で泊まれたけど

もう時代があの頃とは大違いだし

 

荷物を置いて四条河原町へ

いつものビヤホール「ミュンヘン」

ここはビールと唐揚げが旨い、というのもあるが

ビアスタンド形式の別フロアがあり

おけらのような一人旅には入りやすい所という事で

いつも利用している

 

いつのまに、ちょい飲みセットができている

もちろん注文

小皿は名物唐揚げとクリームコロッケを注文

これで終われば、リーズナブル、だったのだが

何せ今日これだけ動いていながら水分食物をほとんど

補充していない

結局、大ジョッキとソーセージを追加

全然安くあがっていない(^^;;)

水分は十分だが、あまり食べていないので

ホテル帰り途中、四条通の「一風堂」で

「白」を注文、ようやく満喫して、ホテルの共同浴場で

ひとっ風呂浴びた後、就寝

明日も早い