今週から始まった

今年春のトーハクの特別展

最近トーハクは高僧や有名寺院をテーマとした

展示会が多くなっている

一昨年から高僧は最澄や空也

寺院では東福寺や今年の夏の神護寺など

 

法然は浄土宗の浄土宗の開祖

弟子の親鸞の方が歴史的には知られているが

「南無阿弥陀仏」を唱えていれば、

死後は平等に往生できるという専修念仏の教えは

彼によって広まった考え

 

また、京都では知恩院、嵯峨野の二尊院

東京では徳川家の菩提寺、増上寺など

法然をゆかりとする寺も多く

今回もこの寺々からの出品が多い

 

展示は文書も多く、ちょっと通向けの所もあるが

それでも知恩院の重要宝物である

「法然上人絵伝」

修理後の初公開となった

「阿弥陀二十五菩薩来迎図」(早来迎)や

奈良当麻寺の

「當麻曼荼羅」のオリジナル

(当麻寺でも通常は後世の模作が展示され、オリジナルは非公開)

などなかなか見る事ができない国宝を見る事ができ

貴重な機会である。

 

色々見ていくと最後の方に

増上寺の「五百羅漢図」が掲げられており

その力強さに圧倒される

 

香川の法然寺の

涅槃群像が最終フロア一杯に

展示されており

ここだけが撮影可

 

 

 

国宝展などに比べれば人も多くなく

(少ないとまではいえないが)

今後のGW、上野散歩がてらに

見てみるのも良いところだと思う