最近ご無沙汰している大河ドラマの感想

メロドラマ、になっていて

それはそれで良いのだが

おけらが何か言うことはないなと

 

たまには一言

 

今回、藤原道兼が「兄道隆の首をとれば」という話

これは鎌倉時代成立の説話集「古事談」にて

道兼に使えていた源頼信(八幡太郎義家の祖父、という事は源頼朝の先祖)

が兄の頼光に

「主人道兼の為に、道隆を襲って暗殺しよう」

と言いだし、頼光が制止した、という話を下敷きにしたものと

思われる

 

これについては今月出たこの本にても触れられている

この本もちょっと問題があるが

(たとえば結論が先にあって、それに合うように話を進めていく事、度々誰と誰が同一人物で名前の表記が違うのは後世の誤写によるもの、としているが、あまりにもそれが多い、自分の都合の良いように話を進めすぎと思うのだが、それと「平安遺文」の地方(在地)文書をほとんど無視して、「平安時代前半は受領は全く権力が無く、王臣家に翻弄されていた」と決めつけているのもどうかと)

まあ、興味を持たれる方は一読をお勧めしたい

 

あと道隆が道長に機嫌を聞かれ

「今日は体がだるい」

おけらはどきっとした

これは有名な話で

道隆はドラマでももうすぐ亡くなるのだが

死因は糖尿病と推定されている

おけらも1型糖尿病を患っており

最近、朝起きた時のだるさがつらい

道隆に同志というような感情を持ってしまった