上野公園に到着

テレビのニュースでも取り上げられているが

黒門口のカンザクラはもう満開を過ぎ

散り始めている

さて公園を縦断し

西洋美術館へ

タイトルが長いので尻切れトンボ状態だが(^^)

当展示会の趣旨を以下HPから

 

主として20世紀前半までの「西洋美術」だけを収蔵/保存/展示している国立西洋美術館には、いわゆる「現代美術」は存在しません。過去を生きた、遠き異邦の死者の作品群のみが収められているともいえます。けれども、1959(昭和34)年に松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館の成立前史の記憶を紐解いてみると、この美術館はむしろ、開館以後の時間を生きるアーティストらが所蔵品によって触発され、未来の芸術をつくってゆける刺激の場になってほしいという想いを託されながらに建ったということができます。しかしながら、国立西洋美術館がそうした「未来の芸術」を産み育てる土壌となりえてきたのかどうかは、これまで問われていません。(中略)国立西洋美術館は、そのような「未来の世界が眠る部屋」となってきたでしょうか。本展は、多様なアーティストたちにその問いを投げかけ、作品をつうじて応答していただくものとなります

 

はたしてどのような展示会になるのだろう

 

会場では館所蔵のモネやゴッホ、セザンヌなどの作品と現在画家を並べる形での展示

 

どこかこのような展示があったような

「ここはアーティゾン(美術館)か?」

しかし、アーティゾン方式の模倣で終わらないのが西洋美術館

靴を脱いでカーペットの上で新旧いろんなものを鑑賞

空間を利用した展示

西洋美術館で有名な

破損したモネの「睡蓮」の大作を

修復するようなコラボ展示

その他、山谷のドヤ街、町の人々の風景やら

おもちゃの羅列

カーテンで仕切られた18禁コーナーでは

裸の女性が何やらの装飾を付けて怪獣?と戦っている

もはやなんでもあり、の世界で

「ここはどこだあ?」

いやはや西洋美術館

ちょっと現代美術も併設展示してみようかな、というレベルではなく

本当に本気である。

 

見に行かれる方で、「西洋美術館はあのクラッシックな雰囲気でなければ」

と思われるかたにはちょっとお薦めできないかな

アーティゾンや国立新美術館での現代作家展示会を

抵抗なく受け入れられるかたなら楽しめるだろう