さあ、待望?の第三弾

しかしなあ

おけらは東京駅に行き、

丸善本店で購入したのだけど

発売日で見たこの本

洋楽関係本コーナーの平台を探したけど

無い

もしかして発売が遅れたのかも、と思ったら

棚に1冊だけ

東京屈指の大書店の丸善本店で発売日に1冊だけって・・・

おけらの専門だった日本史で

先生か専攻学生しか買わないような専門書だって

もうすこしは置いているのに

もうプログレってもうお迎えも近いジジババしか聴かないから

置いても売れないからだな

(ちなみにその後寄った神保町の東京堂では3冊あった)

 

話はキング・クリムゾンの臨終から

おけらも行った、2014年から2021年の最終公演までの総括

それから夫婦漫才トーヤとのラブラブ話とか

 

しかし不倶戴天の敵であったメル・コリンズと和解したり

グループ内で今までなかったような和やかな雰囲気とかで

好好爺になったと思われていたが

本当は相変わらず性格や意地が悪いロバートフリップの姿

それを嬉々として語る筆者も良い性格しているわ

 

その他、ジャコの華麗とはほど遠い経歴やら

亡きビル・リーフリンへの追憶とか

日本でなぜかあちこちに出てくるクリムゾンのカバーとか

(あのキャンディーズのファイナルカーニバルで

 メドレーの一部としてエピタフが演奏された事まででてくる)

 

後シルビアン&フリップとか

多くがクリムゾン関係の話

 

シンコーミュージックの

1981年に発売された

「キング・クリムゾン至高の音宇宙を求めて」についても

今更レビュー

この本はおけらも今でも大切に保存している

市川本にも書いているように

当時は直接インタビューもできず

海外の雑誌に載っている記事をかき集めて編集したため

歴史学的に言えば「二次史料」になり

事実と違ったり、信憑性に欠けたりという話も多いが

それでもクリムゾンというバンドをこれだけ魅力的に

描いた本は他に存在しないと思っている

 

他キャメルやらポーキュパイン・ツリーの悲しい日本ウドーフェスの

様子やら

はたまた将棋の渡辺明元名人の藤井名人に連戦連敗の話やら

色々盛りだくさん

ただ、このシリーズの一番の魅力である

アーティスト直接インタビューが少ないのは残念

ただこれはおけらが筆者をディスっているわけではなく

(おけらはこの筆者のように、ディスっているわけではないと言って

 言葉巧みにディスるほど性格は悪くない)

もう多くの人が亡くなるか、引退してしまっているからなあ

このシリーズで3馬鹿と言っていたエマーソン、レイク&パーマーも

今となっては2人が亡くなり、内エマーソンは

手の障害でキーボードが弾けなくなったのを悲観して自殺なんてなったので

もうこういう馬鹿話にするのには悲しいし

 

ピンクフロイドはそのグループ名を擬人化して語らせるという

デイヴ・ギルモアもロジャー・ウォーターズも

その名前を利用しまくっている様子

しかしギルモアも相変わらず性格わるいけど

ウォーターズの反欧米かつ親プーチンという政治姿勢や

皆に愛され、莫大に売れた「狂気」アルバムを

再レコーディングし、ボーカルを

自分の語りやつぶやきに全て差し替えるという

「誰がこれを買って聴くのか?」

状態にした事はもはや

馬鹿話、お笑い話のレベルでは無くなってしまった。

 

しかし、今でも活動しているイエスについては何も言っていない

筆者にとってはどうでも良いのだろう

「好きの反対は嫌いでは無く、無関心」

そう思っているのだろうな

 

まあ色々考える事はあるが

相変わらずプログレ好きには楽しい本ではある。

 

最後に

 

もう終焉を迎えたとされるキングクリムゾン

復活はないのだろうか?

(まあ皆年寄りになってしまったしね)

 

可能性としては

前にも述べた

不死鳥クリムゾン

エイドリアンブリュー復活して

フリップ、レビン、マスティロのカルテット

80年代の再現でまたブリューが赤ジャケットでライブ

なぜこれが復活とファンを嘆かせる「再び赤い悪夢」

 

ただフリューがこの市川本にも書かれているように

天狗になってフリップとの関係があまり良くないであろうから

これも難しいかもしれない

だとしたら

トーヤがボーカルであの夫婦漫才youtubeに登場する

謎のギタリストを加え、レビン、マスティロの5人編成の

グループ名は「King Crimson?」

こちらの方が可能性あるかも