快楽の効能
快楽の追求と聞くと、不道徳や背徳に似た響きで、眉をひそめる人も多いだろう。
そういう道徳の仮面は、片意地張らないで脱ぎ捨てることが若さと健康には必要なのだ。
京都大学名誉教授大島医学博士は著書の中でこう説明している。
「ヒトの脳は、体験した記憶と快感によって発達するが、こうした報酬活動に深くかかわっているのが、大脳辺縁系と前頭連合野といわれる脳の部分だ。
いわゆる「原始的な脳」である大脳辺縁系は、ヒトの生命力の強さ、たくましさ、動物感性の豊かさをもたらすが、本来、ここは性欲、食欲の中枢であり、感情の心を営む場所である。自律神経を支配することから、「内蔵脳」とも呼ばれ、ホルモンをもコントロールする
。いわば原始以来、大地に根ざした生命の源を生むところだ。」
脳に快感を与えると、脳は大いに発達するということだ。
脳には快感神経がある。
A10神経とも言われるが、ほぼ全脳にはりめぐらされ、脳が難題を解いたり、好奇心が満たされたりすると、この神経に「快感の伝道師」とも呼ばれる脳内ホルモンが分泌される(最近この快感物質のことを「脳内モルヒネ」と呼ぶ人もいる)
ヒトが「楽しい」「気持ちが良い」と感じるのは、究極的には、ベータ・エンドロフィンという脳内ホルモンの影響らしい。
このごろ、よく物忘れをする、ヒトの名前をド忘れする、などというのは、典型的な脳の老化現象、記憶の神経回路がさびついている証拠だ。
ここで考えたいのは、新鮮な刺激がない日々、なんとなくダラけた生活をおくってきた結果が、脳を早く老化させてしまうということになる。
それでも内容は、脳の若返り、老化防止に、新鮮な刺激と、快感は絶対条件と言っているのだ。
まさか京大名誉教授の医学博士が、直接的に、「SEXが老化防止になるので、どんどんSEXをしなさい」とは明言していない。