※今回は、バサラオの感想を書くので、つかれきってしまった為、イラストなしです💦スミマセン💦
あと、結構辛口の感想です。
今回、まひろが彰子ちゃんの、後宮へ女房として出仕することになったのですが…。
ごめんなさい、楽しんだ、または、楽しんでみている方には申し訳ないのですが、彼女と娘の賢子ちゃんとのやり取り。
賢子ちゃんが、まひろと離れたけなくていじけて淋しがっているのは、ものすごく感じたのですが、逆に、まひろに母性を全く感じなくて(-""-;)
『母上は賢子のことが嫌いなの?』との娘の問いに対して『そんなことないわ、大好きよ』と彼女は返しています。
これだけだったら、こんなことも思わなかったのですけれどね。
その前の
『賢子は、父上になついていますし、父上といる方が良いのかもしれませぬ』
と、為時パッパと話すところで、私は『そうじゃねえだろ!』と。
どんなにおじいちゃんに懐いていても、お母さんに代わるものなんて、ないのよぉ、と。
宣孝様も亡くなって、為時パッパもいつまでも働けるわけでもない。誰か稼ぎ頭にならなくてはならないのは、勿論わかりすぎるほど、わかるのですけれどね。
魑魅魍魎が跋扈する伏魔殿のような後宮に、まだ幼い娘を連れていくのは忍びないとしてもね。
なーんか、賢子ちゃんの心配よりも、国の頂点の一番華々しいところに自分が出仕するという、新しい環境への期待に胸が膨らんでいるようで。
いやいや現代に生きる私たちもね、家から離れて自分自身で新しい道に降り立つ、という時は緊張したり、ワクワクするし、わかることはわかるのですが、それにしても、賢子ちゃんに我慢をさせなくてはならない、という母親としての胸の痛み、があまり見てとれなかったような…。
『月を見上げて』
と言っても、まだ、幼い賢子ちゃんにはわからないよ。
まひろには、娘であり、姉であり、妻であり、恋人であり、そして何よりクリエーターである『顔』は、スゴく感じるのですが、『母』の要素はあまり感じない…。
為時パッパが誇らしげに『お前が女でよかった!』と言ってくれて、今までどんなに知識を蓄えても、それが女であるがゆえに全く生かせなかったまひろが、初めて認められた瞬間で、皆、感動していたけれど、幼い賢子ちゃんの気持ちは置き去りな感じがして…。
これが、後の、賢子ちゃんとの確執に繋がるのかなぁ。
そして、宮中へあがり、彰子ちゃんに仕える、ということは、勿論その父母である道長と倫子様を目にするわけで。
別々ではなく、二人一緒にいるところも勿論目にしてしまうわけで。
『自分が道長の正式な妻ではない』ということを、まざまざと見せつけられるこの状態は、まひろにとってはもう、別に良いのか???
倫子様にあんなに『また、お会いできて嬉しいわ』と心からのほほ笑みを向けられて、心は痛まないのか?などと色々、考えてしまうのです。
道長。
晴明も亡くなってしまい(須麻流の涙に、こちらももらい泣きしそうに(;ω;))、ある意味心の支えを失ってしまった彼なのですが、まだまだ周辺は『ごっちゃごちゃ』で。
伊周は復活し始めちゃうし
(でも、帝を懐柔しようとしている伊周の言葉を聞いている当の帝は、『やっぱり、めんどくさい奴復活させちゃったかも(-""-;)』と、うんざりした顔してたので、案外道長、伊周自身での心配は無用かも)、
それによって、下から不満は突き上げてくるし、隆家は、ものすごくアピールしてくるし。
内裏で火事が起こり、東宮からも、禅譲のこもとをグダグダいわれるし。
この人、『国の最高権力者』ではなく、ものすごく『中間管理職』してる…(^o^;)
案外、まひろの邸宅へ行って、彼女が物語を書き終わるまで『ぼーっ』と待っている時間が、最高の息抜きなのかも知れない…。
来週は、宮中の魑魅魍魎の中に降り立っちゃったまひろが、色々な洗礼を受け弟のところへ愚痴をこぼしに行ってそうですが、どうなることやら。(因みに『虎に翼』の寅ちゃんは。『仕事行きたくない~(泣)』と自宅でゴロンゴロンしてましたねw)
それにしても、いくら月蝕だからって、火事の時に帝にも中宮にも、助けがはいらないってどうなのよ??と、思った今回でした。
それで、彰子ちゃんの心が動いたのは確かなのですが。