今回、
『THE・奔放才女』和泉式部が登場したり、
枕草子が流行ったり、
それを読んで、定子様の思い出に浸り、
相変わらず、彰子ちゃんに見向きもしない一条天皇だったり、
倫子様、帝に決死の直談判だったり。
帝が定子様の思い出に浸るのを更に煽って、かつ、道長を呪い続ける伊周だったり(でも、これだけ長い間、呪詛しているのに、道長わりと元気そうだよ💧たぶん、伊周には呪詛の才能ない)
そんな兄を『何やってんだこいつ(-""-;)』といった目で見る隆家だったり、
平安F4の『鳥○族』だったり、
色々ありましたが、なんといっても一番は
『晴明氏、雨乞無双』
でした。
かがり火をたき、剣をもって、一心不乱に祈る。
やがて祈りは天の竜神に届き、雲を呼び、地上には人々が望んだ雨が…。
でもね、最初ね、私↓こんな風に考えてたんですよ。
①すごい日照りだけど、自分(晴明氏)が星を読んで予測したところによると、もう、1~2日ぐらいで雨は降る。
暑くて仕様がないから、自分はもう、陰陽寮は引退したし、館に引っ込んでおとなしく過ごしていよう♪
②そんなところに道長様が、雨乞いしてくれ、と来た。やだな~。こんな老骨に鞭打たなくても、雨降るからさ。ちょっと脅しかけて引き下がってもらおう
『あなた様は何を、差し出してくださいますか?』
③道長『私の寿命、十年分をやろう』
晴明『本当に奪いまするぞ』
道長『構わん』
…道長様の覚悟のほどを見ちゃった。
どうせ、すぐ雨降るけど、最後の伝説つくるため、一丁、やったるか
④雨乞い開始。…あ、あれ?すぐ降るかと思ってたのに、なかなか…?予報ずれた??
⑤お日様、燦々。晴明氏ヘロヘロ。
は…はやく降って…もう…降ってくれないと…本当に…死ぬ…死……
雨粒…!!来たぁぁぁ!!
パタリ…
…こんなこと書いてると、晴明氏に呪われそう(^o^;)ですが、やり終えて白髪になってしまった晴明氏。その姿を見ると↑こんなんではなく、本当に祈祷で降らせたのかもしれないなぁ、とも思えてしまう。
ユースケ・サンタマリアさんの迫真の演技。お見事でした。
そして、今回もうひとつ。
まひろと賢子ちゃんとの確執。
賢子ちゃんへの厳しめの教育はもちろん、
初めは、竹取物語を読んで、喜んでいた娘のために書はじめた物語。それが四条の女房たちに評判になると嬉しくて、娘との時間を削って、時を忘れて、書くことに夢中になってしまったまひろ。
果てには、『物語』に母をとられてしまった賢子ちゃんが、母が書いた紙を燃やしてボヤ騒ぎを起こしてしまうという…。
この、母娘のすれ違い。
いま、放送されている朝ドラの『虎に翼』の(ちょっと前の)状況にも重なってしまうし、自分自身が若いとき、子供が小さかったときにも重なってしまう。
まひろの我を忘れて書き続けてしまうところなんか、もう、『オ○ク』としかいいようがないのだけれど、私も、子供ホッポリだして、好きなことしたい~!!というときがあったなぁ。(逆に子供たちが手を離れて、絵を描ける時間増えたけれど、若いときのような気力がないです~(^o^;))
『ここまで書き終えたら、遊んであげるからね』と約束しても、多分筆がのっちゃうと止まらなくなっちゃうんだろうな。クリエーターの性。
まひろは、ボヤのことや、それをさせるまでに娘を追い詰めてしまった、自分自身を悔やんでいるのだろうけど、それ以上に、せっかく書いた物語が失くなってしまったことに、ショックを受けてそう。
いとさんや、為時パッパが見てくれたけど。
(でも、為時パッパ、賢子ちゃんを連れ出したときに、まひろにいった言葉『お前は好きなだけ物語を書け』は、孫のことを、省みない娘に対する皮肉にも聞こえる)
娘を離してしまった自分の未熟さと罪悪感と、同じ物語を書けない焦れったさに、まひろはまみれているように見えた。
ボヤを起こしてしまった賢子ちゃんを、叱るのはもちろんなんだけれど、まひろは娘に対してしてしまった行動を誤らなきゃいけないよね…。一緒に遊ぶ時間をつくってあげて…。
な・の・に。
そんなシオシオした気持ちの時に、道長が訪れてしまうなんて(-""-;)
ウヤムヤになりそうだ。
と、いうか、もう良い歳をした二人。
いい加減に落ち着いてくれ💧