前回から二週間間が空いてしまった『光る君へ』

待ちに待った割には、私の気持ち中で、道長とまひろの逢瀬はなんか、『さらっ』と流れてしまったなぁ…というか。

予告や色々なところで、描かれていたように、まひろが道長との子を産む、ことがわかっていたので、なんか観ていて気持ちが『淡々』としてしまっていたというか。

二人の恋愛模様、二人が若い時には観ているこちらも『キュンキュン』もなってしまうこともあったのですが、正直、互いに結婚して家庭があるのに、いつまでも落ち着かない二人に『お腹いっぱい~』なのかもしれない(^o^;)

添い寝している二人を見て『お寺とは?(; ゚ ロ゚)』と、『参詣とは?(; ゚ ロ゚)』と『???(; ゚ ロ゚)』になってしまったし。

懐妊がわかり、それが宣孝様との子ではない、と気づいたいとさんの

『こうなったら、行けるとこまで行ってしまいましょう!』

との言葉。

昔の平安貴族には、こんなこといっぱいあったのかもしれないと、思ってしまったり。

なんと言っても『妾』な訳で、旦那様と別れてしまったら生活していけない場合もある。

真面目(?いや、不倫してるけれどね)まひろは、夫に黙っておれず、『お別れしましょう』と切り出しますが、やはり、宣孝様はお腹の子か自分との子ではないことは承知していて。

『お前の子ならばわしの子だ。お前は嫁にくるときに『不実な妻ですが』と言った。わしが『それでもよい』と言ったのは、こういうことでもあるのだ。二人で育てよう』

と、優しい顔で言ってくれた。

前回で、焼きもち焼で頭が固いまひろに、愛想つかしちゃったかな?と思いましたが、宣孝さま、思っていた以上にずーっと懐の深い大人でした。(まひろちゃん、頭が上がらないよ。救われているよ)

つくづく『光源氏』って。

いつまでも初恋を、引きずっちゃっている『道長』や『一条帝』。

自分の子ではない子を、愛情いっぱいに育ててくれる『宣孝様』。

そんなまひろが見てきた殿方たちの集合体、なんだなぁ。

宣孝様の深い愛情に、救われたまひろちゃん。

こんどは楽しげに、『殿の、癖』なんて、宣孝様からいただいた墨でニコニコしながら書き出していたけれど。

『お酒を飲んで寝た日は、度々呼吸が止まる』

って( ´;゚;∀;゚;)

それ、ダメなやつじゃ~ん!!

いやいや、宣孝様苦しそうだから!呑気にしてる場合じゃないよ!!まひろちゃん!!


一方。

こちらも拗れに拗れている、一条帝の、周辺。

彰子ちゃんが入内をするために、周りが『てんやわんや』していますが、彼女はやはり、生気がない顔で佇んでいる。

『声をだして笑えるようにしてほしい』

と倫子様が衛門に言っていたけれど、母親でさえ、この子の無邪気に笑う姿を見たことがないって、変じゃないかしら?

こうなる過程で『何かあった』としか思えない。

元の『内気』な性格+道長の娘と言うだけで、相当なプレッシャーがあったのか??

入内の行列の時も、もう『ドナドナ』だったし。

唯一彼女が微笑んでいたときは、ねこを膝の上にのせて撫でていたとき…。

その一条帝は一条帝で、相変わらず定子様一筋で。

皇子も授かり、より一層愛情は深まるばかり。

でも、定子様は帝の寵愛が深ければ深いほど、どんどんお顔の憂いが増しているようで。

彼女は、わかっているのでしょう。

後ろ盾が『帝の愛』しかない、自分の子達の行く末の険しさを。

本音は、子供たちと、権力争いのそとで、心安らかに暮らしたい、なんだろうなぁ。

でも、周りが許してくれない。

一条帝と詮子様の間も、ますます溝が深まって。

母上が、自分が父の権力のための道具だったとおっしゃるのなら、朕とて、幼い日から母上の操り人形、父帝からの愛情を得られなかった母上の慰み物です!




一条帝はそれこそ甘えたい年頃からずーっと帝という地位で、母親には甘えられず、母もそれを許してくれず『帝』として接してきた。

そんなとき、『妻として、姉として、母として』自分自身をありのままに愛してくれた定子さまを、手放せないんだろうなぁ。

詮子様に『帝は定子に操られている』と、定子さまの悪口を言われるのは、最早彼にとっては地雷以外の何ものでもない。

ここまで来て、息子の本当の思いに気づかされ、拒絶されたのは、本当に詮子様、哀れというか。

うーん。諸悪の根元って、兼家とパッパなんだけどねぇ((T_T))

帝は『義理』で、女御となった彰子ちゃんと対面を果たしますが、

『こんな年寄りで悪かったのお。内裏で楽しいことを見つけよ(朕は相手しないからね)』と、やはり拒絶。

……、年寄りって、帝、あなたはまだ、二十歳になるかならないか…。


何か今後は、道長とまひろの恋愛模様よりも、一条帝を軸とした、権力争い、そして、彰子ちゃんがここから変わっていくのか?

に興味が移りそうな私です。

それにしても、乙丸と、福丸が、まひろの安産のために、一生懸命祈っている姿にほっこりしました。