遂に、為時パッパが、越前に赴任しました!!

んが

なんとも前途多難、問題山積みで。

松島で、宋の商人たちに大歓迎され、和やかな雰囲気で越前に入ったパッパ。

しかし、地元の役人たちは、都の朝廷の厄介な奴(為時パッパ)には黙っててもらおうと袖の下を渡そうとするのですが、真面目なパッパにそんなものは通用せず、金は突き返され。

それなら、と今度は『嫌がらせ』とばかりに民の陳情を次々と受け入れ、それを差配するパッパの前には長い長い列が。

まとも(?)な直訴もあれば、『妻が狐に騙されて、夜な夜な家を抜け出すんです』なんて、『それ浮気じゃん!?』と突っ込みたくなるものもありましたが、真面目なパッパは全てを聞いちゃうんですよね。(普通さすがにこんなのは、先に別の役人がきいて跳ねておくんじゃないかな?)

結局、全てを聞き終わるまでには夜までかかり、為時パッパストレスで胃を痛めてしまいました。

そう、このくだりは、全ては宋から来た若き医師『周明』とまひろの出会いを、よりドラマチックにする為のエピソードだとも思うのです。が、

なんかね~。

毎週楽しみにしていた『光る君へ』

なんか今回は

面白くなかったな~(|||´Д`)

と。ゴメンナサイ💦ゴメンナサイ💦

あまりにもリアリティが無さすぎて、というか、まひろがあまりにも表に出てきすぎ、というか。

海を見に乙丸と出掛けていって、そこでたまたま周明と出会うのもいいんですよ。

この姫様、お出掛け好きだから。平安京をよくフラフラしてたし。

でも、声をかけるのは、ちょっとやりすぎかなぁ~と。

いくら好奇心旺盛のまひろだとしても。

なにも知らない、若い娘じゃないんだからさ。

もう、世の中の事をそこそこ知ってる年じゃないですか。(え?だからこそ、声をかけるのか?)

何かあっても、乙丸が頼りにならないの知ってるでしょう(^o^;)

松島での歓迎の宴で、当然のように招かれているのも『おや?』だし、何より、政務の場に当然のように同席しているのも『!?』

例えば

『こちらが姫様のお部屋です』と通された豪華な部屋で、御簾をスルスルと下ろされた時、『調度品は豪華だけれど、閉塞感ハンパない』と観ていて私は思ったのですが、その閉塞感に我慢できなくて、『父上がどんなお仕事されているのかしら?』と彼女が奥からこっそり覗いていて。

そして、何か『事件』があった時、『それはどういうこと?!』と御簾の中から思わず出てきちゃう

…なら、まだ、許せるのです(いや、安直でしょうか?)

いくら、まひろがその辺の男より博学だからって、表だって秘書的な役目をさせるのは、ちょっと今回は『???』と思いました。

まあ、無理にでもまひろが関わってこないと、物語が動かないんですけれどね。

そんな越前生活のある日、今まで宋の商人たちと為時を繋いでいた通訳が殺害される、という事件が起こります。

そして、宋の商人の長である『朱』が犯人だと、捕らえられてしまい。

通訳の日本人が殺された、とあっては、いくら宋人であっても裁かなければならない。しかし、もしこれが冤罪であったとしたならば、大変な国際問題に発展する…。

越前の為時も、都で知らせを受けた朝廷の面々も騒然となりますが、そんなとき、越前の役所に、為時を治療した『周明』が現れ。

『朱』は通訳を殺していないと日本語で訴え出てきます。

『朱が犯人ではない』と言うことより『周明、あんた、日本語しゃべれたんかい!』の方が驚きの今回でしたが、来週はまひろと急接近ぽい。

今まで『道長一筋』だったのに、なにか、周明と仲良くなる速度が『超っ早』な気がして、まひろが尻軽に感じてしまい、それも今回、『ちょっと…(ーー;)』と思えたところかも知れません。


一方、京の道長

『宋人』から貢ぎ物が送られてきて、『なにか裏があるのでは?』と悩んでみたり、今度は越前でその宋人が殺人事件に関わっているとの知らせが入ったり。

なにかと頭の痛くなる問題が立て続けに起こってしまいます。

(しかし、事を伝える為時からの文を、たちまちまひろの代筆だと見破りなんとなくときめいてしまっているあたり、この男はよ…( ´Д`)=3)




その夜、もう一人の妻、明子さまに『俺の決断で、この国の未来が決まってしまうと思うと…』と愚痴をこぼしたところ、『あなたが勤まらなければ、左大臣などは誰も勤まりませぬ』と惚気返され。さらに『敵である藤原の殿をお慕いしたからには、殿のお悩みも苦しみも、明子が忘れさせて差し上げます明子なしでは生きていけぬ、というようにさせて見せます!

とおもいっきり肉食系に、押し倒されてしまう始末。

(でも、道長、倫子様といる時より、明子様といるときの方が、気軽な感じがするかも。倫子さまの方が自分より財力があるし、正妻だからか?)

そして、あくる日(かな?)朝廷に出てみれば、新しく検非違使の頭になった公任様から『危篤の髙階貴子に会うために、伊周が、太宰府を抜け出した』と言う、また、頭の痛くなるような知らせを受け。

結局、伊周は貴子の死に目には間に合わず、貴子の亡骸と、悲しみにくれる定子様に遠くから目通りするのみになってしまいましたが、この後、お悔やみをしに髙階邸を訪れた道長は、さらに『超弩級』の頭痛の種を定子様から伝えられるのです。

『帝のお子を宿しております』

すでに、帝の意に背いて出家をしている定子様。

帝の子には間違いないけれど、この子を帝に守ってもらうわけにはゆかず、かと言って、兄も弟も遠方に流され。

母もなくなり、その母の実家である髙階家には、力はなく。

どうしようもなくなって、政敵だったけれど叔父である道長にすがるしかなかったのでしょうが…そりゃあ、道長、『そんな顔』に、なるよね。

せめて、定子様が髪さえ下ろしてしまわなかったら、もっとなんとかなったかもしれないけれど、定子様の処遇をどうするかによって、政も筋が通らなくなる。

本当に、隆家のアホポンタンが、矢を射らなければ。

その前に花山法王が、煩悩を全て捨てていれば(´TωT`)

次回は一条天皇が、嬉しそうに定子様の産んだであろうお子を抱いていたなぁ。

定子様を愛しすぎたのが、この帝の悲劇の始まりでもあって。

そして、お目付け役(?)の宣孝様が登場しそう。

今回の癒しは、献上品のオウムに、一生懸命言葉を教えようとする実資様でした。