今回は『成長著しい一条天皇(by鎌倉殿)』や、専横する道隆兄上公任様の家に転がり込んでいる道兼や、試験に受かった惟規君

やはり生意気な伊周くん

源雅信パッパの死。

寧子さんの登場や、やはりうかつ者の道綱くんや、可哀想すぎるさわちゃんやら。

色々なことがありましたが、

なんと言っても

『清少納言、爆誕!!』

ではないでしょうか!!

定子様と、対面した際の『キレイ~!!』の、心の声。

いくら、身分の高い方々の眼前だとしても、何時も態度がでかくてw動揺することがなさそうな彼女が、思わず我を忘れてしまう程の定子様のオーラ。

もう、一目惚れと言っても良いほどの、二人の出会い。

後々の世の私たちが、この時代の方々の文化に振れることが出きる書物が残されたのは、運命的なこの出会いから、なんですよね。

なんかしみじみしてしまいました。

まだ、場馴れしてなくてなんとなく『いも臭い』感のあるききょう。いや、清少納言

これから定子様につかえることによって洗練されていくんでしょうね。

宮仕えが決まったとき、まひろに伝えに来てましたね。

マウントとりに来たのでは?と一瞬思ったけれど、『私(と定子様)以外はみんなバカ』と思っていそうで、その事で友達いなそうなこの人は、唯一、自分と互角に学問をたしなむまひろは、認めるべき相手で、心を開ける大切なお友達だったんだろうな。まひろの才女なのにほや~とした優しげな雰囲気も、安心するのかも。

真反対なのだけれどウマが合う二人。


さてさて。

今回の始まりのシーンは、グレた道兼の登場で。

『腹が減った、何か食わせてくれ』

と、突然、公任様の家を訪ねてきた道兼。

そして、そのまま酒をかっ食らって酔いつぶれてしまったと思ったら、そのまま居着ちゃった(´Д`|||)

すごい…。迷惑以外の何者でもない。

困った公任様に泣きつかれ、道長が迎えに行くと、もう、髪は烏帽子も被らずぐちゃぐちゃ、着物もズルズルの道兼が。

本当に迷惑以外の何者でもない…(|||´Д`)』

もう、俺には妻にも捨てられ、子にも捨てられ、生きている意味がない。

『関白の首を取れたら、俺はもう、死んでも良い。関白を殺して、俺も死んで、もうこの世からいなくなりたい』

とすっかりネガティブな道兼に

『兄上には生きて幸せになってほしいのです。もう、父上は亡くなられました。もう、兄上は、父上の操り人形ではありません。まだ、これからではございませぬか。兄上の生きたいように、生きれば良いのです』

と励ます道長。

極めつけは

『私が兄上をお支えいたします!』

……。道長って。

本当に素直に育って、素直に立派に大人になったよなぁ。

もう、純正培養で育てられた道隆兄上は、世界が見えていない、世の人たちの苦しみがわからない専横オヤジになっちゃったし、道兼『こんな』だし。

あまり干渉せずに育てられた道長が、一番優秀なのが不思議というか、やはり兼家パッパは毒親だったというか。

弟のこの言葉に、泣きながらも奮起したのかー。

さらに、二年の月日が経ち。

道兼は、内大臣に。

そして、道長、伊周も昇進をし、その他の一族だけでなく道隆にゆかりのある者たちが何十人という単位で昇進を遂げていきます。

当然他の公卿たち、そして、実資様は宮中が乱れると世が乱れる!と面白くない。

挙げ句の果てに道隆は、定子の住む殿を公費をつぎ込み、どんどん豪華なものにしていくという。

道長がその事を諫めても

『なんだ『そんなこと』か、実資のようなことを申すな。ごちゃごちゃ言いそうも無かったから、お前を宮中大夫にしたのに』

全然『ケロっ』としている道隆兄上。

なんかね~(-""-;)。

以前、まだ、兼家パッパが健在で、息子たちが若かった時、長男の道隆兄上って、『こちらの方がみちながより、光源氏のもでるじゃね?』というぐらい清廉な貴公子で、光輝いていたように私には見えたのですが。

道兼より、道隆の方が宮中のこと以外『なんにも知らない』パッパラバーのダメオヤジじゃん(´Д`|||)。

挫折を知らない男はダメだ…(-_-;)

公費っ、それ、あなたのお金じゃないからね。

横領だからね、お・う・りょ・う!!

…千年経っても、同じような横領政治かもいるけどさぁ。

度がねぇ。

こんなことやってるから、後々に子供たちの味方が誰もいなくなっちゃうんだよ…(-""-;)

伊周くんも『自分の実力でもないのに』生意気になっちゃって、弓で道長に勝負挑ちゃうし

墓穴掘ったけど。

大鏡に出てくる逸話をもとにした話だけれど、本当に後の両家を暗示している…。

その後、明子女王の館に行った道長。

今の彼女は、毒が抜けたように穏やかになってしまって。

以前はなかった微笑みがあり、新に子供をお腹に宿し、幸せそう。

逆に、なんとなく、今、倫子さまの方がちょっと嫉妬をしている感じ。

その倫子様のパッパ、雅信様

とうとう、こちらも退場されてしまいました((T_T))。

『不承知、不承知』

冗談を言ってるように、こんな言葉を呟くパッパ。

藤原家全盛の時代で、左大臣まで上り詰めたパッパ。

家柄もそうだけれど、間違いなく実力者だってのでしょう。

政治の中枢にいるに関わらず、ギラギラしていなくて娘に激甘で、ちょっとした言動や仕草が可愛かった雅信パッパ。

大好きでした。

寂しいなぁ…。残る癒しは実資様しか…(ToT)

さてさてさて。主役のまひろ

ききょうは宮仕えという自分の道を見つけ、実現し、前に進んでいるのに自分は何も変わっていないことに、かすかに焦っているようで。

そんな日々の中、さわちゃんから気晴らしに石山寺詣でに誘われます。

道すがら、きゃっきゃと楽しそうにしている乙女二人が可愛い。

そして、それを見守る乙丸達従者sも可愛い(*≧з≦)ああ!癒し枠、まだ乙丸がいた!

石山寺には蜻蛉日記の作者、寧子さんも来ていらして。日記のことでまひろ達と語り合う寧子さん。

自分自身のことを、彼女達に語る寧子様はとても美しく、素敵でした。

自分が淋しいときに、それを癒すために書く、という彼女の言葉が後の源氏物語を、生むきっかけなんだろうなぁ。

そして、そこには道綱くんも来ていて。

まひろを気に入ってしまう道綱くん。

おもいっきり『夜○い』をかけますか、その時まひろは床を抜けていて、月を見ていて。

彼、間違えてさわちゃんに手をだそうとするんですね。

まひろじゃないとわかって、未遂に終わったけれど。

あれやこれやと、全く貴族らしくない言い訳をする道綱くん。

挙げ句の果てにさわちゃんの名前まで間違えちゃって。

ダメ男すぎる(  ̄▽ ̄)

なんとなく、源氏物語の『空蝉』の『軒場の荻』や『末摘花』を連想してしまったよ。

『最後』まで行く光源氏は、やはり色男なのだろうな

振られたショックで『私なんて魅力の無い女!もう私、死にたい』(いやいやさわちゃん、十分可愛いよ!!)と泣き駆け出すさわちゃんでしたが、行き着いた川には、疫病で亡くなった人々の骸が…。

コメディチックな場面が、一瞬にして現実に戻され。

来週は、まひろも病にかかってしまい。

そこに駆けつけた道長が…。

でも、予告を見て一番怖かったことは。

『気づいちゃった倫子様!!』

来週はどうなるのか??

気になる!気になるぅ!!(ToT)