今回。

直秀が…!!(TДT)

『一時』退場かと思っていたら、本当の『退場』になってしまいました…。

東三条邸で捕らえられてしまった『散楽』の一座改め、直秀を含めた盗賊たち。

捕らえられた際、直秀は道長や、警護の武士達に毒ついていたけれど…。

道長憎しではなく、道長を遠ざける、本当の迷惑をかけたくないっていう、彼の優しさだったのではないかな…?(ものは盗んだけどね)

道長は館を警護させている武士たちの手前、そのまま解き放つこともできず、彼らの身柄は検非違使に渡されます。

勿論、後で牢に入れられている彼らのもとに赴き、検非違使の長に『袖の下』を渡し、通常の『ムチ打ち』や『腕折』などもせず、そのまま都のそとに解き放つように頼んだのですが。

Xなどをみていると、皆さん

『検非違使の『長』が、言葉の意味を曲解してしまった。

『このものたちは『散楽』で藤原家をコケにし、東三条の館『盗賊』にはいり、二度も藤原家の面子を潰してくれた。どういう処罰をすればいいかわかっているだろうな?』

こんな風に受け取ったから、

直秀たちを『鳥辺野』に連れていき、そこで殺害してしまった。』

と考察してらっしゃる方が多かったのですが。

私ね

ドラマをみたとき、ただ単に、流罪の手続きが面倒だったから、殺したんだと、思ったのですが…(血も涙もない…でしょうか。私)

本来ならムチ打ちか腕折でさっさと刑は済ませられるのに、わざわざ流刑地に連れていかなければならない。

命を奪ったところで、道長にはバレはしないだろう…と。

いままでの、平民の命が軽すぎるドラマの流れをみてしまうと、そう感じてしまって。

この長、『検非違使の役を全うするため、都を騒がせている盗賊を解き放つなんてあり得ない!処刑だ!』と正義感に溢れているタイプにも見えなかったし…


道長とまひろが、駆けつけますが時すでに遅し…。

その場所には、無惨に殺された直秀たちの遺体が、無造作に打ち捨てられていました。

あの、牢屋で刹那お互いの姿を垣間見たのが、、生きているときの最後の対面になるなんて…!

斬られるときに、悔しさに握りこんだのか、直秀の手には土塊が握られていて。

道長はそれを全てが払ってあげ。

彼を皆を楽しませた『芸人』として葬ってあげたかったのか。

そして一瞬でも友情を分かち合った証してなのか。

自分の扇を直秀の手には握らせてあけました…。

そしてそのままでは、体は鴉や野犬に食われてしまうと思ったか、二人は素手で(!)人数分(!)墓穴を掘り埋葬してあげて。

『余計なことをした…!彼らを殺してのはこの俺だ…!許してくれ…!』

まひろは、嗚咽をあげ続ける道長の背を静かに抱き締め、一緒に嘆き悲しむことしかできず。

魂が抜けたように、鳥辺山をあとにする二人。

道長は『直秀を』も、まひろは『母』を。

『大事な人が命を失ったげ原因は自分』と、いう業を背負ってしまうことになったわけで…。

強い絆ではあるけど…こんな悲しい絆で結ばれてほしくはなかったなぁ(ToT)

一方。

前回から『兼家パッパ昏睡事件』やはり策略で。

全ては自分を毛嫌いしている今上帝に退位してもらい、自分の孫である東宮を帝位につけるため。

しかも、そのお膳立てをしたのは安倍晴明さんだという。

まず、朝議の際本当に気を失ってしまった  パッパが目を覚ましたとき、その事実を伏せましょう!と提案したのは晴明氏。

そして目を覚まさない原因は、花山天皇の寵姫であった忯子の、魂が取り憑いたからだということに。

そしてしばらくして、パッバに『目を覚まさせ』、パッパから離れた忯子の霊が、成仏できずにさ迷っていると、晴明から帝に進言&噂を流す。

忯子の魂を成仏させるためには、花山帝が、出家するのが良い、という流れに持っていく。

そんな策を練った晴明。

しかも、その策に、『のりますか?』ではなく『買いますか?』というこの男。

……『光る君へ』の晴明は俗物なことはわかってる、わかっていたけれど、わかっていたけれど。

超どゲスやな…この男。褒めてます

ここまで来ると、いっそ清々しいかも。

そして

『ここが我が一族の正念場ぞ!!』

と策を全て子供たちにあかし、発破をかける兼家パッパ…KING of クズやな。(褒めてます)

子供たちも

『父上の素晴らしさに、この身が震えた』

との道隆兄上…価値観がやっぱり歪んでいる。清廉そうな優雅な仕草でこんなこと言って、余計怖いわ…!(|||´Д`)

『私は自分で自分自身の体を打った。私だけ計画を教えてもらえたのは、兄上や道長よりも役に立つと、思われたからなのでしょう』

アザだらけの腕を見せ、嬉しそうに誇らしげに言いはなつ道兼。拗らせまくっちゃって、なんか頭おかしくなってるよ(´Д`|||)。

詮子さま

(折角、東宮の後ろ楯も目処がたったし、父上の呪縛から解き放たれたと思ったのに。がっかり)

と思っていることが顔に出まくっとる(^_^;)。

ドン引きしている道長のみ、人間らしい感情か…。

今回辛い場面が多かったけれど、癒しは、馬に乗った主を一生懸命、駆け足で追いかける百舌彦と乙丸。

そして相変わらずの藤原実資様と、奥さまの夫婦漫才でした。