今回は冒頭、政子が書き写した歌集の中の頼朝の歌を、実朝が選ぶという、ジーンとしたシーンで始まりましたが、内容はもう、ドロドロとしすぎていて。
何といっても、見境を失くしたおなごほど恐い者はない。

りくさん…。

平賀朝雅の口車に乗せられ、畠山殿の息子が自分の愛する息子『政範』を毒殺したと思い込んでしまい。

何とかして畠山親子を亡き者にしようと、パッパを使って画策するわけですが。

りくさんてさ、ある意味当たり前かもしれないけれど、同じ北条家の子供たち、自分の夫である時政の血を引いたものたちのことを、何とおも思っていないんだなぁ、と。

頼家の時もそうだったし、全成さんの時もそうだったし。

今回もパッパが

『(畠山重忠は、ワシの娘の)ちえの夫だ』

と躊躇っても、

『私の血縁ではありませんっ…!!!』

といいきっちゃうし…。

どう考えても、平賀朝雅が怪しいんだけど、全く疑わないのは、彼が自分が腹を痛めた『きくちゃん』の夫だからか、同じ京の人間だからか。

普通、ここまで自分の子供蔑ろにされちゃうと、夫としても腹が立つと思うのですが、本っっっ当にりくさんにベタボレというか、尻に敷かれまくっているというか。

『政範の次は(殺されるのは)私かも知れないのですよ…!!』

……政範が存命ならまだしも、なんで、時政の後妻でしかないりくさんに刃が向くのよ…(-""-;)もし、『次』があるとしたら『義時』か『時房』『泰時』でしょ?

でも、パッパは老いぼれたというか耄碌したというか(失礼)真に受けちゃうんだよね…(-""-;)

『父上、母上に振り回されるのはやめてください!息子として恥ずかしいです』

と時房がバカ正直に言ったけど、これ、北条家の子供たちと視聴者の総意だよね。

いくら、諌めてもきくはずもないと、承知の政子たち姉弟妹の面々は、上手にパッパの画策をかわしたとおもったのに(みんなが集まっているシーンは、久々で、ちょっと嬉しかったけど)、和田殿の家から帰った実朝は、パッパに花押を書かさられてしまった。

畠山追討の下し文の花押を。

大事なところを手で隠すなんて、姑息だよパッパ。

そして実朝も。いくら、身内からだと言っても、そんな怪しそうな書状の内容も確認しないで、署名したらだめだよ…(-""-;)

そしてそして、和田殿!そんなに夜遅くまで引き留めるなら、『鎌倉殿は俺ん家いるよ♪』て御所に使者を送ってあげて…💧

実朝を歩き巫女のところまでつれていっちゃう和田殿。

はじめのうちは、誰でもわかる和田殿が1ヶ月風呂に入っていない(!!)ことを当てたと言い出して

(この時代は風呂に入るのも日付とか何やらで大変だったろうけど。和田殿、香もたいていないだろうし。でも、巴は平気なの?慣れたの??、)、

イカサマ?と思ったけど、実朝の『雪の日』を、当ててしまったり、泰時の『すごろく(泣)』を言い当てたり、詐欺師でもなさそうだ。しかも、実朝に勇気をくれた!!

で、この女優さん誰?どっかで見たことある、と思ったら…!!

大竹しのぶさんだった…!!

得体の知れない迫力…。

女優さんって、本当に何にでもなるなぁ…。

小四郎は、畠山殿のところに行って、酒を汲みかわしていたけど、この時の畠山殿の会話が、全て未来を覚悟していて、時政と戦えと言っているのが辛かった。

全てが終わった後、『のえ』は、ちゃんと小四郎を支えられなさそーだな。きっと『りくさん化』する…(-""-;)。

彼女の正体を一瞬で見破った平六はさすがだったけど、寧ろ女たちより、平六と泰時と時房が支えてくれるのか…?

それにしても、ドラマの後に流れる『鎌倉殿の13人紀行』。

映った犬が可愛すぎて、それから先が頭に入ってこなかったよ