今回、戻ってきた時政と、小四郎、八重ちゃんが生まれたばっかりの子供を連れて、頼朝に目通りするシーンから始まったのですか、和やかな周囲の様子とは対照的に、小四郎は、複雑な、浮かない表情で。
…そりゃそうでしょうね。
上総介が、あんな殺され方をしたのだから。
真面目な小四郎は、頼朝を裏切りはしないでしょうが、心はもう、離れてしまったのではないでしょうか。
私だったら、こんな男に自分の子の名前つけてもらうの、やだなぁ(ー_ー;)
御家人たちが、京から送ってきた文も、(まあ、字が汚いのはあるけれど)『田舎武者どもが!』
と、バカにしているし。
やはり、都人至上主義で坂東下に見てるし。
性根が腐りまくってる。
後の『承久の乱』での『御恩』に報いるその御恩は、頼朝からの恩ではなく、きっと政子からの恩なのでしょうね。(今回もその片鱗は、有りまくり)
でも、今回ほど心の清い人は乱世を生き残れないということがわかるストーリーはありませんでした。
義仲。
とうとう退場してしまいましたね(;Д;)。
乱世を渡るには、そして、頼朝や義経のような化け物と渡り合うには、義仲は心が綺麗すぎて、そして優しすぎた。
平家は滅ぼしたいけど、天下を手中にする欲はなく、戦が終わった暁には、ただ木曾で平和に暮らしたかっただけだっただろうに。
法皇さまに暇乞いをしに行ったのが、彼らしいし、巴に義高への文を託し、彼女を生き延びさせようとするのも優しい彼らしい。
…巴は、最期を共にしたかっただろうけど。
女を捨てて一武士として、義仲に仕えてきたのに、最後の最後で女に戻されてしまって、どんな気持ちだったのでしょうか。
別れ際の彼女の顔が、美しかったけれど悲しすぎました。
あの、獣のような和田義盛に連れてかれちゃって。
この先彼女の物語はまだ、もう少し続くのか。
(でも、小鳥事件とか、いないいないバア事件とか、案外彼は優しい??)
そして、義仲の死に様…。
!!(゜ロ゜ノ)ノ
そう来ますかい?!
いや、その通りだし、流れ矢での死とか、こんな感じなのかもしれないけれど、あの素晴らしかった義仲だから、もうちょっと、こう、ねえ?三谷さんてば…((T_T))
そして、平宗盛。
彼も、愚鈍では無さそうなのだけれど、やはり、義経の策略の『法皇様の文』をあっさり信じてしまうところが優しすぎる。
きっと、法皇様の腹黒さを知り尽くしている清盛だったら引っ掛からなかったかもしれない。
怯える安徳帝に声をかける姿からも、彼の優しさ、人のよさがにじみ出てくる。
安徳帝、出てくる度に(しっかりしているけど)幼くて可愛くて…だからこの先が辛いです。
そして、義経。
待ちに待っていた戦✨。
顔がイキイキ✨。
恐ろしいほどの無双っプリでしたが、
この子は…
(ー_ー;)。
梶原景時が、大人の対応、をしたから場が荒れませんでしたが、和田義盛だったらぶった斬られはしないだろうけど、殴り合いの喧嘩になってそう。
性格最悪だけど、それを薄皮一枚、内にしまえるのが頼朝で、皮、突き破りまくっちゃうのが義経なのか…。
全成さんも、ちょっと変なとこあるし(何てったって呪詛してるしね)、こう見ると、凡庸だけど優しさの塊のような範頼兄ちゃんは、何かの突然変異なのでしょうか。
義経が頼朝のいうことをきかなくて、先に小競り合いしちゃったのに、『兄上(頼朝)には、私が命令したと、伝えよ』と、庇ってくれたり…優しいなぁ。(義経も『蒲の兄上、だからしゅき(好き)♥️』みたいな、輝く笑顔を見せてたしね)
私は、鵯越の逆落としとか、一般的なことしか知らないのですが、馬を先に行かせるのね(゜ロ゜)!!そうか!それだったらあり得るかも(のか?)
あ、鹿の糞を鼻先に突きつけられて、嫌な顔しない畠山くんも大人かもしれない。
ところでところで!
声を大にして叫びたいことがあります。
今回は、頼朝よりも義経よりも不届きなやつがいたので。
そいつの名は、三浦義村…(`_´メ)
八重ちゃんが金剛をあやしているとき、平六は訪ねてくるのですが、その腕の中には、これまた生まれたばかりの赤ちゃんが。(NHKさん、また、生きのいい赤ちゃんを…!!)
平六の子なのですが、母親が産後のひだちがわるくて、この子を産んですぐ、なくなってしまったのだとか。
『この子を預かってくれ。一人も二人も(育てるの)一緒だろ?』
と、断る八重ちゃんを無視して、隣の侍女に赤子預けて去っていくのですが…
このバカ男ーー!!!
赤ちゃん一人育て上げるのが、どんなに大変なことか、わからないのかーー!!!
世界中の赤ちゃん育ててるお母さんたちに、地面に頭をめり込ませて、土下座してこーい( ;゚皿゚)ノシ!!!