アウトサイダーアートとは・・・
アウトサイダー・アート(英: outsider art)とは、
西洋の芸術の伝統的な訓練を受けていない人が制作した作品であるが、
アートとして扱われているものを指す
フランスの画家・ジャン・デュビュッフェが1945年にアール・ブリュット(生の芸術)と呼んだ、
強迫的幻視者や精神障碍者の作品は、
1967年にパリ装飾美術館(フランス語版)にて初めて展示され公的に認知された
1972年にイギリスのロジャー・カーディナル(英語版)がアウトサイダー・アートとして、
社会の外側に取り残された者の作品で、美術教育を受けていない独学自習であるとして、
概念を広げ精神障碍者以外に主流の外側で制作する人々を含めた。
プリミティブ・アートや、民族芸術、心霊術者の作品も含まれるようになった
(ウィキペディアより)
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イギリス展でお世話になった企業さんからまた違うお話を頂いた際に、
この「アウトサイダーアート」の話になりました。
私はアウトサイダーアートは、
主に精神疾患を持った方が創作する作品だと認識していたのですが、
もうちょっと幅の広いアートとして位置づけられているんですね。
そして私の作品は、
大きく見てみるとこの類のものに当てはまるのではないかとのこと。
確かにもともと私は、生きづらさに悩み、
そこから抜け出したい一心で、
カラーセラピー(色彩療法)とアートセラピー(芸術療法)を学びました。
そして人にそれらの療法を通して心理カウンセリングを行っていましたが、
人を癒す前に自分を癒し切れていなかった関係で、
セラピスト業で見事につまづき、活動を休止してしまいました・・・
そこで一度全てをリセットして、
人のためではなく、自分のためにアートをやっていこうと決意。
そしてまさにアートセラピー(絵画療法)を自分に行い、
自由に絵を描くことによって、
自分を癒すようになりました。
・・・そんな、その自分を癒すために描いたはずのアートでしたが、
その絵を見て、
「癒される」と観た方が言ってくれるようになり、
気づけば観てくれた方が、
当時私が対面でやっていた心理カウンセリングのように、
自分自身をカウンセリングし、
癒しているという光景に何度も目の当たりにするようになりました。
そして気づけば、
今は海外などで作品を発表する機会に恵まれるようになりました。
確かに私は精神的な辛さを抱えていたし、
それらをアートによって解放し、
癒していきました。
また、私はデッサンや油絵など、
西洋の芸術の絵の基礎は学んでいません。
パステルアートは資格を取りましたし、
曼荼羅アートも描き方の基本は学びましたが、
一つの流派だけを突き詰めて学んでいるわけではなく、
作品はかなり自己流が入っています。
こうやって自分を振り返ってみると、
確かに・・・
私のアートって、
アウトサイダーアートだなあ(笑)
そしてこのアウトサーダーアートが、
今世界中で注目されているとのこと。
・・・なんとなく、
デッサンなどの基本がなっちゃいないのに、
お話が来るのはやたらと日本向けではなく海外向けのものばかりな理由が、
自分としてはよく分かったのでした(笑)
やっぱり海外の方が、
自由度の高さを「面白い!」って思える国が多いのかもなあ~。
そして私自身アートセラピーを学んだ際、
精神疾患を持つ方々の絵についても勉強しました。
他のことも沢山学びました。
セラピストを辞めた時、
「これまでお金と時間を割いて学んできたことは何だったんだ!
全部無駄だったのか!!」
って、
凄く虚無感と自分への不甲斐なさに襲われたりしたけれど、
今思うと、
それらの経験は全て今に繋がっている。
別に画家として成功している訳でも、
それで食べていけるようになっている訳でも全然ないし、
そんなことは無理だし望んでもいないけれど、
でも、自分を癒すために描いた絵が、
誰か一人の心にでも何か届いたら、
それは自分が生きてきた価値に繋がると思う。
あの時、
一度全部手放して、
自分のために生きようと決められて良かった!
そして、それを応援してくれる人が周りに沢山いてくれて、
本当に良かった!
もちろん、それでも色々悩むけれど、
昔よりも今の方が、
断然生きるのが楽。
これからも自分が喜べて楽しいことを選択していきたいと思います。
とりとめなく(^^;
最後まで読んでくれてありがとうございました!!