【割と毒舌】お金のブロックと自己肯定感について

アートのチカラで”自分らしさ”に気付いて、
自分が主役＜ヒロイン＞の人生を歩むサポートをする

元役者のココロ☆セラピスト　楓子です

よく耳にする

お金のブロック

というお話。

あなたはどのように感じていますか？

お金のブロックとは・・・
例えばセラピーやヒーリングを勉強したものの、
「人からお金を取る」ということに罪悪感があるという状態。

で、いつまでも無料で施術してしまったりする。
「有料で人を施術するほど、私には価値はない」
と、考えてしまう。

または、「お金を汚い」と嫌悪している状態。

本来お金というものはエネルギーであり、
その存在そのものに善悪はなくて、
使う人がお金に対し、「悪」と決め付けている場合が多いそう。

そしてこういう、お金を自分がきちんと受け取れない状態のことを、

巷では【お金のブロック】とか言います。

・・・ぶっちゃけ私、この言葉好きじゃないんだけれどね（＾＾；
なんか言葉だけが１人歩きしていて、
この言葉で逆に追い詰められてしまっている人も多いなと感じているから。

この問題って、めちゃくちゃ繊細で、
取り扱いが難しいものだと私は感じるのだけれど、

その割には余りにこれを安易に扱っているコンサルタント等が多すぎる気がします・・・

「あなたがうまくいかない原因はお金のブロックのせい！
これ解決しないと絶対に成功しない！」」

といううたい文句が
余りに巷に溢れすぎているような気がするなー・・・

私はこのうたい文句って、逆に焦りや、本人の罪悪感を増幅させちゃうだけなんじゃないかしら？
とか感じております。

と、ちょっと毒を吐いてしましました。
すみません。

それはちょっと置いておいて。

こっからはお金の価値に対する自分の演劇時代の体験を、
吐き出しがてら書いてみたいと思います。

かなり暴露だったり、毒吐きになると思うので、
ついて来られる方だけ、読んでね（＾＾；

私は、今でこそセラピーは60分10,000円という
高額を提示しているけれど、

セラピーを始めたてのころは、
500円を頂くのも抵抗があった。

「私のセラピーなんて、500円の価値もないんじゃないか？」

とか思っていた。

でもそれと同時に、

「こんなに全力でやっているのに、
どうして500円しかもらえないんだろう？」

とか、とっても自分の中で矛盾した気持ちがあった。

実はお金を頂くことにＯＫを出すことと自己肯定感とは、
とても密接している。

「自分には受け取る価値がない。
だって、私は所詮こんな存在なのだから」

そんな気持ちが根底にあると、
人からお金を頂くことにも、罪悪感を抱くのです。

・・・実は私、お芝居をやっていた頃、
ギャラを持ち逃げされたことが何度もありました。

ギャラを払って貰っていないのに、
演出家から「金貸してくれ」とか、意味わかんないことを言われたこともある。

さすがにお金は貸さなかったけれど、
ギャラに関しては泣き寝入りした。

多分、全部で50万近くは泣き寝入りしている。

なぜなら、逃げられるから。
ある日連絡してみたら、音信不通になっている・・・のよね。

あと、「もうあんな団体二度と、関わりたくもない！」
と思う気持ちもあったと思う。

・・・芝居の世界って本当にヤクザな世界だから、
こういうこと、割としょっちゅうあります。

私以外にも、ギャラ持ち逃げされた人、沢山いる。

そして持ち逃げされる対象の人は、やはり新人だったり、
若い子が多い。

結局は、使う側もそういう子達については甘く見ているのよね・・・

で、そういう思いを続けてすると、
そりゃ「私の存在価値って何なんだろう？」
って思ってきちゃいますさ。

タダ働きさせられて、搾取されるだけの価値しかないんだろうか？

と。

（そしてこういう場合、使っている側は
「勉強費を払ったと思え！」
とか言ってくる。
いやいや・・・これは一種のパワハラだと思うよ？私）

自分の人間としての価値が、結構ズタズタになりますね、
こういう体験は。

ぶっちゃけ、こういうのが今だにとても多いから、
はびこっているから、

私は芸能関係の人は、ココロを病む人が多いんだと思っています。

一刻も早く、改善されて欲しいと思うところです。

そんな訳で・・・

私は、こういうたび重なる体験から、
自分がお金を頂くという価値がないんじゃないかと思っていました。

「払ってもらえるはずない」

という、諦めの心すら、根強くありました。
だから、初めは500円を貰うことにも抵抗があった。

・・・でも、私の心の中にいる本当の自分は

「私は、人からこんなにぞんざいに扱われていいはずがない！」

って、凄く主張もしていた。

だから、全力投球しているのに500円という値段ではじめ設定していた自分に対し、
怒りも感じていた。

それをどうやって解消していったかというと・・・

自分に無理のない値段設定を考えていったの。

5人まで→500円
6人～10人→1000円
11人～15人→3000円

というように。

人数に応じて、値段を上げていった。

そうすると、自分の中で経験＝値段という方式が生まれて、
そこまでココロの誤差がなくなった。

あと、一番大きかったことは、

セラピーをやることで、
きちんと面と向かって、感謝して貰う経験が増えたということ。

芝居の世界はなんだかんだで不特定多数に対する表現だったので、
自分の芝居がどのくらい人の心に響いたのか、
いまいち実感が湧かなかったの。

でも、セラピーは１対1でじっくり向き合っていくので、
必ず反応が返ってくる。

そして、本人が納得するセラピーだったら、
その分凄く感謝の気持ちを直接伝えてくれるのでした。

それが私にとって、大きな自信になり、
自己肯定感を養っていく結果になりました。

・・・セラピーなどの世界では、

「見返りを求めるな」とか
「相手を自分癒しの対象にするな」とか

言われるんだけど（＾＾；

私は別に、お互いがHappyになるのなら、
良いのではないかなーと思っています。

（勿論、お互いがただの依存の関係になってはいけないよ。
だけどそれをきちんと自分でしっかり意識しているのとしないのとでは、
大きな違いがあると思う）

まだまだ、このお金に対する価値観が完全解消されたかといったらウソになります。

でも、昔より自分は断然改善されていると思う。

自己肯定感についても。

それは私は、
セラピーに出会ったから。