ある神様は言いました。「夜があるのは人と人とが哀しみを分け合う為だよ」
女の子は言いました。「哀しみを分け合うの?」
神様は言いました。「それが幸福に繋がるんだよ」
女の子は言いました。「でも、それは100%ではないわ。どんなに幸せでも他人の不幸を一緒に哀しまなければならないなら一生幸福にはたどり着けないと思うの」
神様は悲しい顔で、「君は悲しい人間だ」
女の子は「私はそんな世界はいらない。哀しみを分かち合う事は出来る。でもその哀しみはその人だけのものであって、分け合う事は決して出来ないのよ」
神様は口ごもりました。
女の子は言いました。「それでも私は夜が好きよ」
女の子は言いました。「こうしてあなたと出会えたからね」