先週の土日に小江戸大江戸(207キロの部)に参加してきました。
初回のDNFを除いて、2回目以降連続9回完走していたので、今回の目標はとにかく完走して連続10回を果たすことでした。

当初、作戦として前半の小江戸の荷物を軽量化し、服装も軽装することを考えていましたが、風速12m/s程の強風が当日吹くような予報をSNSで見かけたので、この作戦は断念し、無難に小江戸も例年通りWブレーカー、ジャケット、下ズボンを携帯しました。

当日朝、かずさんや川の道でお世話になっている戦友、スタッフの方にも無事お会いでき、談笑しながらいつものようにスタートを切りました。

◆スタート 8:00(計測8:01:55)

スタートするや否、川越市街地にいるうちから、やはりもの凄い北風(喜多風)に見舞われました。
約20kmから始まる河川敷に出たら、更なる強風になるだろうと怯えながら足を進めました。
実際、河川敷に出る前に既に披露が出始め、早くも絶望的になりました。
とうとう、最初のエイドである吉見エイドの手前から始まる河川敷に到着してしまいました。

先に進めなくなるような突風を覚悟していましたが、意外とそこまでは強くありませんでした。希望が見えてきたところで、吉見エイドに到達。

◆吉見エイド(21.4キロ) 到着10:27:11(前回10:31:00 関門11:10)

吉見エイド以降続く、河川敷も、思った程、風は強くなく、むしろ穏やかな時もありました。
風が弱まった合間に、ペースを速めたりする気力もありました。
以降、去年見舞われた足が攣りそうになるような症状もなく、前半戦である小江戸を進めていくことができました。

◆手島エイド(32.7キロ) 到着12:05:20(前回12:09:50 関門12:50)
◆玉淀エイド(52.2キロ) 到着14:46:31(前回15:04:53(浄恩寺エイド51.8キロ) 関門15:50)
◆唐子エイド(72.6キロ) 到着17:55:21(前回18:33:16 関門19:30)

中間点の川越エイドの手前のローソンで大江戸の夜間戦に備え、焼きそばを補給しました。
以前はイートインが可能でしたが、時間帯が遅かったためか、使用自体できなくなったか、外で凍えながら補給していましたが、その間に後ろから来たかずさんに目撃され、
そのまま合流して川越エイドまでご一緒し、前半戦のゴールインを果たしました。欲を言えば、もう少し早く到着したいところでしたが、ほぼ予定通りでした。

◆川越エイド(91.7キロ) 到着21:12:54(前回21:39:08 関門23:00)

夜の川越街道は、去年よりも少し早めに出発することができ、しかも補給が既に済ませていたため少し余裕がありました。
22:00に出発する大江戸の部の選手に追い越されるのを少しでも先にする作戦でペースを上げました。
とうとう、1時間程で1位の男女2人組の大江戸のトップに抜かされましたが、風のように過ぎ去っていきました。やがて、次から次へ大江戸の選手に抜かされたところで、ペースを抑えました。

英ICの手前で再び補給をとり、走りと歩きを混ぜながら進んでいくと、川の道でお世話になっている選手に声をかけられました。
川越を出発した時刻にしては、ずいぶんペースが遅いのではないかと、指摘されました。
この方は川の道をいつも最後尾で進み、タイムマネージメントに長け、完走を着実にされるような方なので、その方がおっしゃるので危機感を感じ、ペースを速めることにしました。
昼間の向かい風の疲れが、現れ、無意識にペースが遅くなっていたのかもしれません。
やがて、東京都に突入し、信号が増えだすと、ペースを信号に合わせました。
結果、夜の川越街道を去年より早く終わらすことができました。ペースを指摘されなかったら大変な事になっていたかもしれません。

◆成願寺エイド(128.6キロ) 到着3:39:06(前回4:18:31 関門5:40)

成願寺エイドを過ぎると、東京都、国立競技場等、写真撮影のポイントが続きました。
なるべく夜明け前により多くの写真を撮りたく先を急ぎましたが、夜明け前に撮れたのは、国立競技場(約133キロ)までで、次の東京タワー(約138キロ)では空が明るくなっていました。
この頃から2年前は関門が危うくなっていましたが、今年は少し余裕がありました。
スイーパーと追いかけっこになる前に、少しでも前倒しで先を急ぐことにしました。

◆浅草橋エイド(146.5キロ) 到着7:32:29(前回7:47:06 関門8:20)
◆おしなりエイド(159.4キロ) 到着9:57:44(前回10:10:34 関門10:30)

このまま順調に行けば完走できそうでしたが、なかなかそうはいかないのが小江戸大江戸。
今回もピンチが来ました。
おしなりエイドを過ぎ、少し糖分を取ろうと、果汁の濃いジュールをコンビニで飲んだところ、急に吐き気が出てきました。
この区間は浅草寺、雷門など、人混みが続き、コンビニもトイレが使用できないため、すぐ吐ける場所が見つかりませんでした。
吐くか進むか迷いながら明日を進め、ようやく本郷の手前のコンビニのトイレで吐くことに。しかし、いざ吐こうとすると何もでませんでした。
前回、吐き気があっても納豆が口に入ることを思い出しましたが、納豆を食べる程、時間がなかったため豆乳をお腹に入れました。

豆乳の投入は成功だったようで、いい意味で眠気が出てきました。
私はいつも、眠気が出ると、吐き気が治まります。
ウトウトしながら進むため、歩きになりペースは落ちますが、少しずつ体が回復するのを感じました。
今年は本郷通りを快走できず歩き通したものの、舟渡エイドに関門まで20分程を残し着くことができました。

◆舟渡エイド(181.3キロ) 14:11:29(前回14:03:47 関門14:30)

ここで一つ賭けをすることにしました。
関門閉鎖後10分まで滞在できるので、それまでお昼寝をすることにしました。
目が覚めたら時間を過ぎていたらアウトですが、眠気が限界でした。
幸い10分程度で目が覚め、ちょうど関門閉鎖になったところで片付けを始まっていました。
あと、10分程時間はありましたが、次の秋ヶ瀬に向けたスイーパーの方の姿が見えたのですっかり目を覚まし、先を急ぐことにしました。

舟渡エイドの先の高島平団地を過ぎれば、あとは河川敷コース。
風も極端に強くはなく、信号からも解放され、眠気も治まったところで、ひたすら走り続けました。完走もかなり見えてきました。
この辺りでガーミンの充電切れに。舟渡エイドでのお昼寝の間充電したつもりが失敗していたようでした(笑)。

◆秋ヶ瀬エイド(193.1キロ) 16:31:45(前回16:31:45 関門17:00)

最後の川越までの一直線の川越バイパスは、お決まりの関門逆算による歩きペース。
スイーパーが後ろから迫ってくる気配もなく、ただひたすら歩き通し、時には他の選手と談笑しながら無事ゴールすることができました。

◆ゴール川越(207.5キロ) 19:40:56(前回19:35:10 関門20:00)

記録:35時間39分1秒(207.5キロ)
      (前回)35時間31分24秒(206.7キロ)





最後、チェックポイントの写真を提示するようスタッフから求められましたが、お知り合いだったため、勘違いしてスタッフと一緒に写真を撮るポーズをとってしまいました。



今回2日間、例年より寒く、かなりきつい展開となりましたが、幸い雨やみぞれなどなく、低体温症になるようなこともありませんでした。
関門時間を気にしなくてよい程、余裕はありませんでしたが、スイーパーに追いかけられることものなく、終わってみればきつさは例年通りといったところでした。

さて、これで小江戸大江戸完走が連続10年連続となりました。
小江戸大江戸のペースが体に染みついてきた感じがします。
こう言うことを10年も続けてしまったショックも隠せませんが、それは気のせいと言うことで、これからも出場できる間は、続けていきたいと思います。
来年はもう少し大江戸の選手と長く追いかけっこも楽しめるくらい、余裕を持って走れればと思います。

毎度ですが、スタッフや私設エイド、その他関係者の皆さん、大変お世話になりました。
読者の皆さんも長文にお付き合いいただきありがとうございました。

以下、恒例のレースや信号待ちの分析です。(クリックすると拡大できます。)

ペース配分


信号待ちの秒数



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