まだ新潟までの下見が完了していないのに、前の記事のとおり、日曜から川の道の予行練習をしてきました。

予行練習を行ったはスタートの荒川の河口付近の葛西臨界公園から。
当初川の道前半の小諸までの約260キロを予定してました。
予定通り走破できれば200キロルール解禁後、最長距離を大幅に伸ばすことができました。
しかも、初めての2連続以上の徹夜ランも経験できます。

しかしアップデートのとおり、残念ながら最後まで到達できませんでした。

今回、予行練習するにあたって、一番厄介だったのが三国峠まで登る中津川林道でした。
今の時期だと通れるのがAM8:00からPM5:00まで。
大会本番のスタート通り、9:00にスタートしてしまうと、中津川林道付近のこまどり荘(約170キロ地点)の関門が21:00のため、その頃着いた場合、翌朝8:00まで長時間足止めをくらうことになります。
そこで、考えたのが時刻をずらすというもの。
中津川林道を通れる少し後のAM11:00をこまどり荘の自分の関門とし、逆算して前の日の深夜0:00スタートすることにしました。
調子がよく、多少8:00より前にこまどり荘に着いたとしても、休息でもすればいいと思っていました。(この心配は今回無用でした。)

予定通り、日曜0:00(土曜深夜)葛西臨界公園スタート。

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ついでに荒川河口。

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ひたすら、荒川を遡上しました。
しばらく見慣れた風景がつづきました。

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序盤は帰宅ランのコースそのものなので、川の道の予行練習をしているのではなく、ただ単に帰宅している錯覚に陥りました。
案の定、約35地点の笹目橋を通るときは、自宅の枕が恋しくなりました。
早くも夜も明けていました。

またまた見慣れた風景。

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小江戸大江戸のコースになっている桜堤公園。(約65キロ地点)
この週は、彼岸花盛りの真っただ中でした。

決して、関門まで余裕があるタイムではありませんでしたが、淡々と足を進め、今回初めて通った熊谷(約85キロ地点)から深谷までの140号バイパスを通過しました。

寄居(約108キロ)を過ぎ、皆野までの県道82号を通るころに事態は変わってきました。
時刻も深夜0:00をまわろうとしており、眠気が絶頂に。
やはり連続2回の夜間走は、相当きついものがありました。
居眠り歩行とかも試みましたが、目の前が見えなくなるのでやめました。
この頃からこまどり荘の関門時刻を諦めかけてきました。

なんとか、夜が明ける前に秩父の市街地(約130キロ地点)を過ぎました。
しかし自分の設定した、こまどり荘の関門どころか、中津川林道の開放時間も危うくなっていました。

もう、ゆっくりしていられず、殆ど補給せず、先を急ぎました。
今思うと、これがいけなかったのかもしれません。

急こう配のループ橋を登りきったところで、約10分間仮眠をすることに。
寝ている間、橋の下までコロコロ転がらないか心配でしたが、眠気には勝てませんでした。

ここから、こまどり荘までの道が長かったこと長かったこと。
これでもか、これでもかというくらいにトンネルを抜け、右に左に山を周り込んでも、さらに新に山が現れました。
ファミコンにでてきた無限ループを進んでいる気分になりました。
下見をしたときよりも2、3倍の距離に感じました。

やがて、スタミナも切れ、ついにリタイアのことが頭をよぎりました。
ただ、前に進むのが精いっぱいでした。足には見たこともないマメができていました。(左右両方の中指の上の部分に大きいのが。。)

こまどり荘についたのは13:30分頃。
林道の開放時間終了の17:00までに三国峠までの標高差1000mを登り切らないといけません。

前回下見した時、比較的体力が残っていたにもかかわらず4時間程かかりました。
気力でなんとかそれより短時間に登り切ったとしても、三国峠の先で待っているのはほとんど店がない約50キロの区間でした。
冗談抜きで生死に関わりそうだったので、リタイアし、帰りのバスに乗車することにしました。

走行距離:約179.5キロ
走行時間:約37時間27分

今回走ったところです。

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下見の時は130~140キロ走って大満足だったのに、今回180キロ近く走っても悔しさでいっぱいでした。
峠の先で私を待っていてくれたあの人にも会えなかったのも残念で仕方ありません。(カモシカさん)

本番では、このリタイアしたこまどり荘で少なくても2時間滞在することになっているので、多少まとまった睡眠がとることができます。
また、林道も開放時間を気にせず通れるようなので、少しは条件がよさそうです。
しかし、残りはまだ350キロも残っています。
改めて、520キロの部の参加自体、考え直すことにしました。

ただ、このままでは終われません。
予行練習を何度もして、来年かはわかりませんが、いずれ520キロを走破したいと思います。

さて、冬季閉鎖になる三国峠越えに代わる迂回路でも探索しようかな♪