いやー、面白かったですね。「イコノイジョイがやってやんよ!」

本格的なバラエティー番組という感じで、過去のTBS系「イコノイ、どーですか?」、昨年の日テレ系「=LOVE×LOVE」(イコラブクロスラブ)とも違う感じでした。

TVerは9月2日(火)1:09 終了予定です。

https://tver.jp/episodes/epvy8omoec

 

もともと「AKBINGO!」あたりから始まる日テレのアイドル番組枠のような時間帯で、「=LOVE×LOVE」も日テレのこの時間帯の番組でした。

 

上の記事にスタッフ陣を記載していますが、構成からディレクター、プロデューサーまで「乃木坂スター誕生」などと共通の日テレスタッフによる制作でした。毛利さんは有名プロデューサーで、イコラブのコンサートにも何度もいらしています。

 

今回もそういう体制の日テレ番組と思って見ていましたが、かなりバラエティーのツボを押さえた、イコノイジョイを全く知らない人が見ても面白おかしいバラエティーに仕上がっていました。河口夏音のBから始まる面白そうな言葉「Brokenアンミカ」もケッサクで笑いました。彼女の変わったセンスも十分出ていました。

 

そしてエンドクレジットを見ていると、おやっと思う点がいろいろ。

まず、「エグゼクティブプロデューサー 伊藤太郎」とあります。イコノイジョイ全体の運営責任者で代アニの取締役、「樹愛羅、助けに来たぞ」に伊藤君として出てきますし、「ズルズル」のMVになーたんのスカウトマンの名刺としても出てきます。しかし、これまでイコラブやイコノイ等の番組でこのように個人名がクレジットされたことはありません。

そして制作著作は日テレではなく「『イコノイジョイがやってやんよ!』製作委員会」となっています。これは珍しいことではなく乃木坂などもそうなっていてなんらかの出資・サポートや円盤化の収益配分に関わっていると思います。

 

また、制作協力として「シオプロ」と大きく出ます。

シオプロといえば、お笑い制作集団とも呼ばれるTV番組制作プロダクションで、「バナナサンド」「ゴッドタン」「水ダウ」「チャンスの時間」(AbemaTV)などバラエティー番組専門の制作プロダクション。スタッフ陣の中でメインのプロデューサーの2人、中島裕一朗と毛利忍の両氏および制作の植野浩之さんは日テレですが、それ以外のディレクター、プロデューサーはシオプロHPに名前がある方々です(Dr. 鞠子、中川、馬庭、東山さん、アシスタントの遠藤、田尻、棚原さん、Pr. 美濃部、田辺、北原さんら)。総合演出の高井翔太朗さんもシオプロです。

高井さんのインスタによれば「初めてのアイドル番組」とのこと。

 

つまり「=LOVE×LOVE」とは違って、今回は完全にシオプロのディレクター、プロデューサー陣による体制で作られたので、この番組はアイドル番組というよりシオプロ制作の本格バラエティーとなったのです。

アイドル番組なら人数が多いとはいえ全員の見せ場を出していくのですが、今回はバラエティーの「撮れ高」をメインに編集されているのが明らかで、「アメトーーク!」のひな壇で出演しているのに一言も使われない芸人がいるように、何も喋らないメンバーがたくさんいます。それではアイドル番組として見たいファンが満足できないので「完全版」をわざわざイコノイジョイchで流すわけです(8/26 21:00公開)。

 

そういうバラエティー的な作りをもっとも感じたのは、怜音と衣織の腕相撲対決をCMをまたいで流したところです。"自分"が一人称で武道家として自信満々な怜音、怜音が圧勝と誰もが思う予想と意外な展開、納得がいかず得意な左手でもと再試合を願い出る怜音と、わざと面白いことをするわけではないのにハラハラさせて腹を抱えて笑う展開。お笑いのルールに則った、じつに見事な展開に思えました。ただのアドリブでは絶対こんな面白い展開にはなりません。

 

ほかにも、エンドクレジットの初めの方でナレーションが「エミリン」。あまりに上手くて全然気が付かなかったのですが、日テレアナではなく人気YouTuberのエミリン?(エミリンは声優学校やアナウンサースクールに通ったこともあり元々アミューズ所属の芸人だった) 最近ヒカルchの彼氏オーディションがきっかけで結婚されましたが、指原莉乃ファンとしても有名でYouTube上でも共演されているのでそのつながりかと思ったものの、それだけでわざわざナレーターに起用するでしょうか? エミリンのYouTubeのカメラマン(というより構成・ディレクターか)の「T君」は、今井太郎という構成作家と言われており、その今井太郎さんがこの番組の構成作家でキーパーソンなので、そちらの関係でしょう(エミリン本人もさっしーの番組ならやりたがったはず)。 (追記)完全版を見ると、ナレーションドラマのパートでは現場にいてナレーションを読んでいて、収録後にメンバーと記念写真も撮ったそうです。瞳や舞香はエミリンチャンネルの大ファンとのこと(瞳SHOWROOMによる)。

 

今井太郎さんは東京NSC作家コース(12期)出身で2007年に構成作家としてデビュー。お笑い芸人の座付き作家としてはシソンヌ、渡辺直美、ニューヨーク、囲碁将棋、相席スタート(山崎ケイ、山添寛)などのネタ作りに協力し、イコラブ(大場花菜ちゃん)やノイミー(尾木波菜、蟹沢萌子)がゲストで出たコントライブ「山添展」にも関わっています。TVでは「あらびき団」「バナナサンド」、ABEMA「チャンスの時間」など、ラジオでは「ゴチャ・まぜっ!」「アッパレやってまーす!」などの構成。日テレ「だが、情熱はある」の脚本も書かれています。

指原Pとは「HKTBINGO!」(2018、お笑いオーディション審査)ぐらいからの付き合いがあり、おそらく指原PのYouTubeにも関わっている模様(X投稿などより)。

 

イコラブが地上波、とくにバラエティーに出演するにあたり、指原Pが構成作家を入れてメンバーのトークレッスンをしたことが知られていますが、それが今井さんだったのではと推測できます。

(26/1追記)26/1/21にエミリンチャンネルとイコノイジョイチャンネルのコラボ(デニーズ)がそれぞれのチャンネルでアップされ、エミリン側の「【オタクの夢】あまりにも可愛すぎる=LOVEとデニーズでご飯食べながら語ったら令和のアイドルのリアルが知れた気がした」でトークレッスンの具体的な話も出てきます。T君も登場します。イコラブからは、瞳・舞香と樹愛羅(ドッキリ仕掛け役)、杏奈の4人。

 

 

この番組はファンならご存知の通り、3グループ合同野外コンサート「イコノイジョイ2025」が今年は各グループのスケジュールの調整がつかず開催断念となった代わりに3グループ連続配信曲と共に公表されたグループ合同施策の一つになります。

「イコノイジョイ3組が どのバラエティー番組でも 活躍できるように修行を行う バラエティー特訓番組です!」と日テレ番組HPに謳われているのは、ただの3グループ合同の楽しい番組ではなく、今後、自分たちの番組やYouTube chだけでなく地上波に(イコラブのように)進出していくためのレッスン(特訓)の場と位置付けてのことでしょう。それなりの意気込みをメンバーからも感じますし、何よりMCの指原Pからビンビン感じました。山添さんは進行しつつ、絶えずツッコんだりボケたりと一人何役で才人ぶりを発揮していて流石。

 

(追記)8/26公開のYouTube完全版はなんと前後編で103分、TV放送版の倍以上あり、長尺ながらYouTubeの再生数は1日で前編15万回/後編10万回に。8/28午後に20万回/14万回、8/30には30万回/20万回と伸びている。(25/10末には75万回/50万回に)

 

オープニング前にMCが誰かも知らずに待つ34人のもとに、指原Pと山添さんが登場し番組が始まるメイキング的な始まりから、本編に流れなかったパートもいろいろ出てきます(最後の全員で3組に分かれて爆走バスタオルリレーは丸ごとカット、他にもグループが一つカットとか、MCとのやり取りの前段カットなど)。

アイドル番組らしいドタバタやエピソード、樹愛羅が山添さんのカンペを間違って読んでしまうなど、面白いシーンがいろいろ。内輪ウケ的な部分はかなりカットされていたのがわかります。

TV版では出番の少なかった萌子、沙夏、しょこなども随所で登場。

最後に各コーナーのMVP 5人にご褒美のみかんジュースとして激すっぱジュースが出され、そのリアクションで真のMVPが決まり、本物の美味しい100%無添加のストレートジュースが飲めてエンディングとなった。