7/25に開催された、≠ME初の無観客ライブ「次に会えた時 何を話そうかな」。

リアルタイムでは見れなかったので、もともとアーカイブで見る予定だったのですが、いくつかのブログや書き込みを見ると、期待以上のものだったようで、

見る前からたのしみにしていましたが、やはり期待以上のいいライブでした!

 

 

一番は「気迫」でしょうか。冒頭4曲(とくに初めの2曲「手遅れcaution」「サイレントマジョリティ」)での、メンバーの目つき、視線、気迫に一気に心をつかまれました。

TVの歌番組などでいつものパフォーマンスを見せるというのとはまるで違った姿勢というか、自分たちはただのアイドルじゃないぞとでも言いたげな、何かを強く訴えかけてくるパフォーマンスでした。

 

かわいい、元気、青春、というノイミー・オリジナル曲のイメージをあえてくつがえすような選曲とパフォーマンス。全体に選曲のよさもありますが、それ以上に、デビュー1年足らずのグループと思えない力強さ、表現力を感じさせました。

 

昨年のTIF(デビューライブ)、年末の定期公演(銀河劇場)とも違った、自分たちのコンサートを作り上げるという一貫した姿勢が感じられ、おそらくそのせいでイコラブ姉さんたちの楽曲も借り物ではなくコンサートの一演目としてノイミーらしいパフォーマンスになっていたと思われます。

以前、STUが劇場公演で「手遅れcaution」をカバーしたとき、同じ振付けながら別物、別の表現と感じたのですが、今回のいきなり冒頭での「手遅れcaution」にも”ノイミーの「手遅れ」”を感じさせるものがあり、後半でのイコラブ楽曲にもそれを感じました。

 

たしか年末のノイミー銀河の時に指原Pは、歌やダンスがもともとうまいメンバー以外も力をつけて底上げされていると言ったような記憶がありますが(見直したら(もともとパフォーマンスのよかったメンバーはよくなっているが)「周りもすごく良くなっている」と言っていました)、今回のソロパートの歌唱やユニット、デュエットなどでも、それを十分感じさせ、全員の歌唱力、声量、表現力の向上はめざましいと思いました。チームの一体感も高まっている感じでした。

それによって、個々のメンバーの個性も強く出ていました。個人的に今回存在感を感じたのは、最年少とは思えない川中子奈月心(かわなごなつみ)の目や表現、煽りまでやっていた永田詩央里(しおりん)ですが、ほかのメンバーも随所でいいところが出ていました(それを捉えたカメラワークもよかったのでしょう)。

ソロパートが多めの新曲「クルクルかき氷」でも一人一人の存在感が伝わってきました。

 

(サプライズ披露されたオリジナルの新曲「クルクルかき氷」)

 

誰もが言うように、蟹沢萌子・櫻井もも・冨田菜々風による「君の名は希望」から「空白の花」ソロへの流れには圧倒されました。

「君の名は」で冨田菜々風だけイヤモニをしていたのにびっくりしました。これまでイコラブのライブでもイヤモニを使っているのを見たことがなかったからです。ソロ曲「空白の花」初披露を(マイクも持たずに)アカペラで歌い始めるという離れ業をパーフェクトに演じるためにイヤモニが導入されたのでしょうが、それにしても心憎い演出、すばらしいパフォーマンスでした。

 

 

選曲や演出もよかったのでしょうが、それ以上にメンバーの表現力に目が行く、いいライブでした。

観客のいるコンサートやその円盤化とは異なる表現、演出がここにあるような気がします(イコラブの無観客ライブで漠然と感じたものが、より強い実感として)。それにアーカイブで何度でも見直せるのはいいですね。

 

ノイミーはいつのまにかいいグループになってきていました。

この1年のメンバーの努力に敬意を表したいと思います。

 

(付記)こちらのRay冨田菜々風インタビューもおもしろかったです。

ノイミーのなかで彼女にするなら尾木波菜!、彼氏にするなら蟹沢萌子!ww

https://ray-web.jp/55703?page=1