怒ろう
火のような憤怒で燃やしながらいこう
あの凍った心臓を溶かして
死にかけている命らをもやして
怠惰と挫折を灰にして飛ばして
ただ廃墟だけを残せ
愛はそのようなもの
嫉妬の中で得る独占欲のようなもの
惰弱な心性に毒を塗りながら
花になれなく落ちていく病んだ蕾のようなもの
憂鬱な孤独と病んだ胸を
もっと残忍に踏みいじる拷問のようなもの
草一株も花一房も育ったない
荒蕪地のようなもの
怒ろう
去って行ったその愛の実体に
真実という虚構を追って行った男の
哀れな背中に
振り向かないその愛のうわべに
未練という接着剤になって離れられない男の
さびしい心身なりに
真にその男は
生きて行っているのかと
花言葉:強がり恋