どうもこんにちは、ONE PIECE初見系ブロガーのNIWASIN7です。
本日はE. Oda, "ONE PIECE", vol. 61, no. 595, pp. 8-28, Feb, 2011. である"宣誓"を読み、新世界編が開幕して怒涛の勢いで登場するキャラ名を調べ、共通項を見出し、分類しました。
ちなみに、怒涛の勢いで登場するキャラクターは以下の通りです。
トラファルガー・ロー(Trafalgar・Law)
ディエス・ドレイク(X・Drake)
スクラッチメン・アプー(Scratchmen・Apou)
サンファン・ウルフ(Sanjuan・Wolf)
マーシャル・D・ティーチ(Marshall・D・Teach)
ジーザス・バージェス(Jesus・Burgess)
シリュウ(Shiliew)
ラフィット(Laffitte)
アバロ・ピサロ(Avalo・Pizzaro)
バスコ・ショット(Vasco・Shot)
ドク キュー(Doc.Q)
ヴァン・オーガー(Van・Augur)
カタリーナ・デヴォン(Catarina・Devon)
ジュエリー・ボニー(Jewelry・Bonney)
(登場順)
動物的である
イギリス、あるいはイギリスの歴史に関する地名的である
ONE PIECEを読むにあたって、イギリスは注目に値します。
トラファルガー・ローのトラファルガーはスペインのトラファルガー岬に由来する可能性があります。トラファルガー岬では、イギリス艦隊がフランス、スペインを破ったトラファルガーの海戦が行われた場所です。
新大陸の名前的である
スクラッチメン・アプーのアプーは仏領ポリネシア内にあるガンビア諸島の島Apouに由来する可能性があります。仏領ポリネシアは16世紀にヨーロッパ人が侵入したという歴史上の事実があるため、新大陸発見の話に関係していることには間違いありません。ただ、ApouはワールドワイドなWikipediaでも、日本ではない異国語で書かれた記事しか存在しないぐらいのかなりマニアックな島で詳細がわからない。この仮説は怪しい。
マーシャル・D・ティーチのマーシャルは言わずと知れた、ミクロネシア内マーシャル諸島に由来する可能性があります。マーシャル諸島は仏領ポリネシア同様、16世紀にスペインの探検家が侵入しています。マーシャルという名前自体は18世紀の海域調査を担当した人の名前だそうですが。
探検家や海賊の名前的である
ラフィットはジャン・ラフィットという19世紀にメキシコ湾で活躍したフランスの海賊の名前に由来する可能性があります。ハンサムでおしゃれで酒や女を楽しんだ人物だったそうで、ラフィットが話しているシーンからそのような雰囲気を感じ取ることができます。
アバロ・ピサロのピサロはフランシスコ・ピサロという探検家の名前に由来する可能性があります。フランシスコ・ピサロは黄金郷として注目されていた南米ペルーを目指してインカ帝国を征服しています。これも16世紀の出来事です。
バスコ・ショットのバスコは中学歴史でお馴染み、16世紀に喜望峰に到達しインドまでの航路を確立したバスコ・ダ・ガマに由来する可能性があります。念のため調べて新たな発見があったのですが、バスコ・ダ・ガマを「海賊」とする見方があるようです。なぜかは知らないですが。
気になるのは、マゼランやコロンブスはなぜ取り上げられていないのかということです。今後に期待します。
聖書に関する人名的である
サンファン・ウルフのサンファンはスペイン語で洗礼者ヨハネを意味する言葉です。また、カタリーナ・デヴォンのカタリーナはカトリックの聖女につけられる名前で、人名のキャサリンもこれに対応しています。
職業の名前的である
トラファルガー・ローのローは「法律」→法律家?
マーシャル・D・ティーチのティーチは「教える」→教師?
バスコ・ショットのショットは「発砲」→スナイパー?
ドク キューのドクは「博士」あるいは「医者」
ヴァン・オーガーのオーガーは「占い師」
うーん、上3つは特に微妙な仮説。
また、スクラッチメン・アプーのスクラッチは明らかに「削る」の意味があるから、職業的な意味合いもあるのだろうか、すごく怪しい。
いずれもあてはまらなかったもの
ジュエリー・ボニー
宝石の意味
よくわかりません。