トランプ大統領国連演説の暴論を糾弾する!
報道によると、9/22国連総会演説でトランプ米大統領は、新型コロナウイルスのことを「中国ウイルス」と呼び「この伝染病を世界にまき散らした中国の責任を問わねばならない」と述べた。さらに、トランプ大統領は「中国が事実上統制している世界保健機関(WHO)は偽りの宣言をした」とWHO批判を展開したとのことだ。
9/25現在、世界のコロナ感染の状況を見てみる。感染者数はアメリカが他の国々にぬきんでて最も多く7,027,910人、中国は85,322人、日本80,497人。死者数もアメリカが最多の203,571人、中国4,634人、日本1,532人である。この数字を見て明らかに言えることは、トランプ大統領は自国アメリカのコロナウイルス感染予防対策に失敗しているのだ。トランプ大統領は自らの失敗の責任を中国やWHOに転嫁していることが見てとれる。トランプ大統領の国連演説を聞いて痛感したことがある。それは、トランプ大統領に「コロナウイルス感染予防対策は人類共通の課題だ」という認識が欠如しているということだ。中国やWHOを批判してもコロナウイルス感染を止めることはできない。地震や台風などの自然災害同様にコロナ対策も人類が連帯して取り組むべき課題だ。大統領選挙を控え、コロナ対策で人類の命を守ることよりも自らの政治的利益を優先するトランプ大統領の狭小な政治姿勢、国連演説を糾弾する。

ところで、日本ではトランプ大統領の中国批判の国連演説は詳しく取り上げられているが、一方の中国の言い分はほとんど報じられない。そこで、北京週報より「国連は『政治ウイルス』を広める場ではない」と「習近平主席『世界には一つのルールしかない』」(習近平主席とグテーレス国連事務総長のテレビ会談)の2つの記事を紹介したいと思います。私はこれらの記事を見て、トランプ大統領の狭小な政治姿勢に比べ中国の態度は人類全体の利益から出発した大人の態度だなと感じた次第です。皆様はいかがでしょうか。
2020年9月26日 伊関
国連は「政治ウイルス」を広める場ではない
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、第75回国連総会の一般討論演説はオンライン形式で行われた。圧倒的多数の国々や国際機関の首脳が多国間主義を堅持し、団結を強化してグローバルな試練に共同で対処するよう呼びかける中、米国は世界の主流の反対側に立ち、事実を顧みず、デマを飛ばして挑発する「政治ウイルス」を広め、中国にいわれなき非難を加え、国際的な新型コロナ対策の協力環境を損なった。これは米国の一部の政治屋が最近行っている拙劣な政治ショーの延長線上にあり、覇権や弱い者いじめ、横暴な行為の表れだ。(人民日報「鐘声」国際論評)
ウイルスは国境や人種に関わらず、どの国でも出現しうる。最初に感染の報告された国がウイルスの発生源であるわけではない。ウイルスの起源は厳粛な科学の問題であり、専門的かつ理性的で責任ある姿勢を堅持しなければならない。世界保健機関(WHO)で公衆衛生上の緊急事態への対応を統括するマイケル・ライアン氏は、自らの25年以上の経験から「『ゼロ号感染者』は常に感染拡大の集中的発生地で生じるわけではなく、感染拡大の生じる前から既に存在しているのであり、他の場所で生じた可能性がある」と指摘した。現時点で、いくつかの国々は症例を技術的に追跡し、新型コロナウイルスの出現時期が中国よりも早いことを事実によって示している。中国は感染症の政治利用やスティグマタイゼーションに断固として反対し、引き続きウイルス起源解明の世界的な科学研究に積極的に参加していく。
中国は多大な犠牲と努力を払って、比較的短期間で感染拡大を抑制した。中国は公開性と透明性及び責任ある姿勢で、国際的義務を積極的に履行し、直ちにWHOや関係国及び地域の機関に感染状況を通知し、新型コロナウイルスの遺伝子配列などの情報を発表し、感染防止・抑制と治療の経験を余すところなく各国と分かち合った。中国は実際の行動によって世界の何千何万もの人々の命を救う手助けをし、人類運命共同体の構築を後押しするという中国の願いと大国としての責任感をはっきりと示した。
世界で最も医療技術が進んでおり、最も先進的で資金力を持つ国である米国は、新型コロナ対策でどのような答案を提出したか。米国が全ての中国国民に対して国境を閉ざした2月2日の時点で、米国の公表した感染者数はわずか10数人だった。だがそれからわずか数か月で、米国の累計感染者数は700万人に近づき、死者数は20万人を超えた。 米疾病予防管理センター(CDC)のトム・フリーデン元所長は、「本来ならこのような状況にならなくて済んだはずだ。米国の対策がより有効なものだったら、何千何万もの米国人が死ぬことはなかった」と指摘した。米国は公然と他国の新型コロナ対策物資を差し止め、ワクチン関連の他国の権利を奪い、自国の医療物資の輸出を禁止したうえ、WHOからの脱退を強引に決めて、世界の新型コロナ対策協力における最大のトラブルメーカーとなった。AFP通信は、「米国は国連で中国を非難することで、人々の間に広がる自国の新型コロナ対策不足への批判を覆い隠そうとしている」と鋭く指摘した。
新型コロナウイルスの感染拡大を放置した一方で、「政治ウイルス」を広める。これが米国の一部政治屋が日々続けている感染症対策のシナリオだ。国連機関のトップ、各国政府の代表、米国の大手メディア、国際的な医学の専門家も例外なく、感染拡大の政治利用とスティグマタイゼーションという米国の一部政治屋の行為を強く非難している。「冷戦思考に頼り、イデオロギーで線引きをし、ゼロサムゲームをしても、自国の問題を解決できないし、ましてや人類の直面する共通の試練には対処できない」。米国が自国の利益のために意図的に国連で仕掛ける対立と分断は人々から支持されず、ましてや思い通りになることはない。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月24日
習近平国家主席「世界には一つのルールしかない」

習近平国家主席は23日夜、国連のグテーレス事務総長とテレビ会談を行った。新華社が伝えた。
習主席は、「現在もなお新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大しており、世界の新型コロナ対策の手を緩めるわけにはいかない。中国側は少しも残すことなく経験や手法を各国と分かち合い、必要とする国々を引き続き支援していきたい。中国側は国連機関、特に世界保健機関(WHO)が肝要なリーダーシップを発揮することを断固として支持し、国際協力と共同対策を強化し、人類衛生健康共同体を共に構築していく。中国は約束を履行し、ワクチン開発を完了して使用を開始した後、これをグローバル公共財として、発展途上国におけるワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティの実現のために貢献していく」と表明。
「感染拡大は、グローバル・ガバナンス体制の不適応、不整合という問題も際立たせた。各国は現行の体制を覆して別のものを構築するのではなく、いかにして完全なものにするかを考えるべきだ。世界には一つの体制しかない。つまり国連を中心とする国際体制だ。世界には一つのルールしかない。つまり国連憲章を基礎とする国際関係の基本準則だ。中国はこれまでイデオロギーによる対立をしたことはなく、デカップリングを主張したことはなく、覇権を唱えようとしたことはない。我々が最も望んでいるのは、14億中国国民により良い暮らしをさせ、人類のために一層の貢献をすることだ。だが、我々は国家の主権、民族の尊厳、発展の空間が損なわれることを座視することもなく、断固として自らの正当な権益を守り、国際公平・正義を守る」とした。
習主席はさらに「各国は互い接続し、運命と苦楽を共にしている。国家、民族、文化、イデオロギーの境界線を乗り越え、全人類の観点に立って、人類運命共同体の構築を後押しし、我々の生存がかかっているふるさと地球を共により良く建設する必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月24日
報道によると、9/22国連総会演説でトランプ米大統領は、新型コロナウイルスのことを「中国ウイルス」と呼び「この伝染病を世界にまき散らした中国の責任を問わねばならない」と述べた。さらに、トランプ大統領は「中国が事実上統制している世界保健機関(WHO)は偽りの宣言をした」とWHO批判を展開したとのことだ。
9/25現在、世界のコロナ感染の状況を見てみる。感染者数はアメリカが他の国々にぬきんでて最も多く7,027,910人、中国は85,322人、日本80,497人。死者数もアメリカが最多の203,571人、中国4,634人、日本1,532人である。この数字を見て明らかに言えることは、トランプ大統領は自国アメリカのコロナウイルス感染予防対策に失敗しているのだ。トランプ大統領は自らの失敗の責任を中国やWHOに転嫁していることが見てとれる。トランプ大統領の国連演説を聞いて痛感したことがある。それは、トランプ大統領に「コロナウイルス感染予防対策は人類共通の課題だ」という認識が欠如しているということだ。中国やWHOを批判してもコロナウイルス感染を止めることはできない。地震や台風などの自然災害同様にコロナ対策も人類が連帯して取り組むべき課題だ。大統領選挙を控え、コロナ対策で人類の命を守ることよりも自らの政治的利益を優先するトランプ大統領の狭小な政治姿勢、国連演説を糾弾する。

ところで、日本ではトランプ大統領の中国批判の国連演説は詳しく取り上げられているが、一方の中国の言い分はほとんど報じられない。そこで、北京週報より「国連は『政治ウイルス』を広める場ではない」と「習近平主席『世界には一つのルールしかない』」(習近平主席とグテーレス国連事務総長のテレビ会談)の2つの記事を紹介したいと思います。私はこれらの記事を見て、トランプ大統領の狭小な政治姿勢に比べ中国の態度は人類全体の利益から出発した大人の態度だなと感じた次第です。皆様はいかがでしょうか。
2020年9月26日 伊関
国連は「政治ウイルス」を広める場ではない
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、第75回国連総会の一般討論演説はオンライン形式で行われた。圧倒的多数の国々や国際機関の首脳が多国間主義を堅持し、団結を強化してグローバルな試練に共同で対処するよう呼びかける中、米国は世界の主流の反対側に立ち、事実を顧みず、デマを飛ばして挑発する「政治ウイルス」を広め、中国にいわれなき非難を加え、国際的な新型コロナ対策の協力環境を損なった。これは米国の一部の政治屋が最近行っている拙劣な政治ショーの延長線上にあり、覇権や弱い者いじめ、横暴な行為の表れだ。(人民日報「鐘声」国際論評)
ウイルスは国境や人種に関わらず、どの国でも出現しうる。最初に感染の報告された国がウイルスの発生源であるわけではない。ウイルスの起源は厳粛な科学の問題であり、専門的かつ理性的で責任ある姿勢を堅持しなければならない。世界保健機関(WHO)で公衆衛生上の緊急事態への対応を統括するマイケル・ライアン氏は、自らの25年以上の経験から「『ゼロ号感染者』は常に感染拡大の集中的発生地で生じるわけではなく、感染拡大の生じる前から既に存在しているのであり、他の場所で生じた可能性がある」と指摘した。現時点で、いくつかの国々は症例を技術的に追跡し、新型コロナウイルスの出現時期が中国よりも早いことを事実によって示している。中国は感染症の政治利用やスティグマタイゼーションに断固として反対し、引き続きウイルス起源解明の世界的な科学研究に積極的に参加していく。
中国は多大な犠牲と努力を払って、比較的短期間で感染拡大を抑制した。中国は公開性と透明性及び責任ある姿勢で、国際的義務を積極的に履行し、直ちにWHOや関係国及び地域の機関に感染状況を通知し、新型コロナウイルスの遺伝子配列などの情報を発表し、感染防止・抑制と治療の経験を余すところなく各国と分かち合った。中国は実際の行動によって世界の何千何万もの人々の命を救う手助けをし、人類運命共同体の構築を後押しするという中国の願いと大国としての責任感をはっきりと示した。
世界で最も医療技術が進んでおり、最も先進的で資金力を持つ国である米国は、新型コロナ対策でどのような答案を提出したか。米国が全ての中国国民に対して国境を閉ざした2月2日の時点で、米国の公表した感染者数はわずか10数人だった。だがそれからわずか数か月で、米国の累計感染者数は700万人に近づき、死者数は20万人を超えた。 米疾病予防管理センター(CDC)のトム・フリーデン元所長は、「本来ならこのような状況にならなくて済んだはずだ。米国の対策がより有効なものだったら、何千何万もの米国人が死ぬことはなかった」と指摘した。米国は公然と他国の新型コロナ対策物資を差し止め、ワクチン関連の他国の権利を奪い、自国の医療物資の輸出を禁止したうえ、WHOからの脱退を強引に決めて、世界の新型コロナ対策協力における最大のトラブルメーカーとなった。AFP通信は、「米国は国連で中国を非難することで、人々の間に広がる自国の新型コロナ対策不足への批判を覆い隠そうとしている」と鋭く指摘した。
新型コロナウイルスの感染拡大を放置した一方で、「政治ウイルス」を広める。これが米国の一部政治屋が日々続けている感染症対策のシナリオだ。国連機関のトップ、各国政府の代表、米国の大手メディア、国際的な医学の専門家も例外なく、感染拡大の政治利用とスティグマタイゼーションという米国の一部政治屋の行為を強く非難している。「冷戦思考に頼り、イデオロギーで線引きをし、ゼロサムゲームをしても、自国の問題を解決できないし、ましてや人類の直面する共通の試練には対処できない」。米国が自国の利益のために意図的に国連で仕掛ける対立と分断は人々から支持されず、ましてや思い通りになることはない。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月24日
習近平国家主席「世界には一つのルールしかない」

習近平国家主席は23日夜、国連のグテーレス事務総長とテレビ会談を行った。新華社が伝えた。
習主席は、「現在もなお新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大しており、世界の新型コロナ対策の手を緩めるわけにはいかない。中国側は少しも残すことなく経験や手法を各国と分かち合い、必要とする国々を引き続き支援していきたい。中国側は国連機関、特に世界保健機関(WHO)が肝要なリーダーシップを発揮することを断固として支持し、国際協力と共同対策を強化し、人類衛生健康共同体を共に構築していく。中国は約束を履行し、ワクチン開発を完了して使用を開始した後、これをグローバル公共財として、発展途上国におけるワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティの実現のために貢献していく」と表明。
「感染拡大は、グローバル・ガバナンス体制の不適応、不整合という問題も際立たせた。各国は現行の体制を覆して別のものを構築するのではなく、いかにして完全なものにするかを考えるべきだ。世界には一つの体制しかない。つまり国連を中心とする国際体制だ。世界には一つのルールしかない。つまり国連憲章を基礎とする国際関係の基本準則だ。中国はこれまでイデオロギーによる対立をしたことはなく、デカップリングを主張したことはなく、覇権を唱えようとしたことはない。我々が最も望んでいるのは、14億中国国民により良い暮らしをさせ、人類のために一層の貢献をすることだ。だが、我々は国家の主権、民族の尊厳、発展の空間が損なわれることを座視することもなく、断固として自らの正当な権益を守り、国際公平・正義を守る」とした。
習主席はさらに「各国は互い接続し、運命と苦楽を共にしている。国家、民族、文化、イデオロギーの境界線を乗り越え、全人類の観点に立って、人類運命共同体の構築を後押しし、我々の生存がかかっているふるさと地球を共により良く建設する必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月24日