今現在心が未だ癒えていない状態ではありますが、少し落ち着かせてこちらの記事に書き留めておこうと思います。
実は日本時間2019年4月14日深夜、私の恩師であるアメリカ人のコーディネーターの方が4年間もの癌と戦いの末、天国へ旅立たれていきました。
年はいくつかは定かではありませんが、おそらく70代かと。
このニュースを15日の朝に聞き、今でも落ち着かない状態です。
彼との出会いは私が高校2年生の時でした。
高校内でいざこざが起こり、病気にもなり身体・精神共に絶望の状態であった時、
たまたまボーイスカウト京都第38団で不定期に行われているアメリカ研修旅行がきっかけでした。
その時は10日間という短い間でしたが、そこでそのコーディネーターの方と出会い、アメリカユタ州を案内してもらい、楽しむ時は楽しみ、そして色々なことを経験しました。
そしてそれが影響で翌年の4月にアメリカの留学を決意し、2年間もの修行を得て高校を卒業できました。
あの体験がなければアメリカに行くこともなかったし、あのままずっと嫌な高校へ通学していたと思います。
そのコーディネーターの方は色々なホストファミリーの方と相談し、約7家族ものホストファミリーの方の家にお邪魔させていただきました。
その方は普段はみんなに優しく接し、面白いジョークも交えてみんなを楽しませてくれましたが、たまに午後3時以降はカフェインの摂取を禁止したりだとか、携帯電話を2年間没収したりだとか厳しいところもありました。
ですが他の学校の方や中国人観光客達を案内しては長時間かけてバンに乗せて運転してくれたりとワイルドな一面もありました。
そんな彼は私のことを本当の息子のように教育してくれたのだと思います。
だから高校を無事に卒業できたのだと思います。
こんな身近な人が死に至るという経験は人生初なんですが、正直夜も眠ることができないくらい大変ショックを受けています。
何せ今年の夏に会いに行く予定でしたし、そのために1週間前からコンタクトを取っていました。
癌と戦いながら人のために最後まで動いてくれていたと思うと凄い人なんだなと改めて感心しました。
最後に。
今までありがとうございました。
ただ、
これでお別れではないです。今はゆっくりとお休み下さい。
ご冥福をお祈りします。