◆俺のやってきたこと(社会人以降)
②某官庁人事評価システム構築プロジェクト(3ヶ月)
【タスク】
設計書作成サポート、システム開発、コンディション・データ作成、テスト、マニュアル作成
【習得】
システム開発の一連の流れ(大まかに)、「なぜならば」というコンサルタントの説明方法
【評価】
頑張るマン、工数的制約もあるが基本的に1人で任せられる人間
【感想】
(環境)
某官庁へのMEGAKI師完全構想・人事評価システム導入プロジェクト。
過酷な労働環境。電車で帰る人間より、タクシーで帰る人間の方が多い状態。
俺はMEGAKI師と2人チームだったのだが、あまりの納期の短さとやることの多さ
から土日問わず深夜まで働く日々が続いた。
(+)
最初は全くダメだったシステム開発も、最終的には少しは使い物になるレベル
(の手前)にはなった。システム開発というものの一連の手順も経験できた。
(除:要件定義)。俺が勝手にメンターと仰ぐMEGAKI師との出会い、人間関係が
出来、以来現在に至るまで、2人で旅行に行ったり、公私共に付き合ってもらえる
関係になったのは喜ばしい。
(-)
あまりの仕事量に圧倒され、やるべきことの全体像の整理がきちんと頭の中で
整理できていなかったと思う。結果、ゴールが見えずとにかく作る日々
という辛い日々となり、MEGAKI師のサポートもできなかった。
またMEGAKI師が1人でガンガン仕事をしてしまう人だったので、どこかで自分の
中に甘えが出てしまったのかもしれない。
【その他:コンサルタントというもの】
MEGAKI師は入社して初めて俺が見たプロパーのコンサルタント(クラス)だった。
常にシニアマネージャーの上司に「---だと思います!なぜかというと!!--
-だからです!」と、根拠のある意見をして、頭の中でカイゼン、カイゼンを考えている
人だった。また、システム系にかなり強く、聞いた要件を、設計書に落とし、サーバーも
自分で立てて、自分でプログラミングもして、自分で納品までできる。そんな
上流から下流まで、「クライアントの思いを実現する」ことができる漢だったのだ。
口癖は人を作るというが、MEGAKI師の「なぜならば!」は、まさにコンサルタント(職業)
らしい素敵な口癖だろう。また、自分が数年後に彼と同じクラスになったときに、
同じことができるのだろうか、という加速成長を求められる恐怖感は、今後常について
回ることになった。
【その他:シニアマネージャーというもの】
プロジェクトマネージャーはシニアマネージャー(クラス)だった。
彼はプロジェクトにはたまに顔を出す程度で、オフィスにいることが多く、
また、様々な場所で政府系ソリューションの説明会をやっているようだった。
そこで名刺交換などをして、人脈を作る。また、その説明を聞いた地方自治体の
担当者などから後でプロジェクトに話を聞きたいと連絡が入ったりする。
コンサルタントはこうやって仕事を取るのか、順調にいって入社8年目位のシニア
マネージャークラスはこういうことができないといけないのかと、思った。
つまり、検索エンジンで名前を検索したときに、外部向けセミナーや出版等で
名前がいくつも出るクラス。「世に出るクラス」なんだと。
本当に加速成長が必要だ、、、、コンサルタントも果てしなく、シニアマネージャーは
さらに果てしない。俺は同じようなことができるのだろうか。とイメージがわかなかった。
また、実は!!この時点で、上記コンサルタントの仕事も含め、全く同じことをしたいと
思っていなかった。(今振り返ってみて、そう思う。MEGAKI師の口癖はまねしたいもの
だったが)
「できるかどうか」、を考える前に、そもそも、「それをしたいかどうか」の結論が見えて
いなかったのだ。
今思えば、ネタがITコンサルタントである以上、IT寄りになってしまい、それ自体にいまいち
興味が持てなかった。
【その他:新分野を好きになれるかどうかの見極め】
自分がこの会社に入って、ずっと丸4年間考えてきたこととして、「果たして俺はITが好きに
なれるのだろうか?」ということだった。
結論から言うと、「好きになれない」。
(★以降は、別で、機会を見て書きます。★)
【その他:政府系部門というもの】
うちの会社は、コンサルティングする対象業界ごとにグループ(部門)が分かれている。
グループ間の移動は若いうちは比較的自由で、俺は金融系に属していたのだが、
当時、政府系で人が足りなかったため、この仕事にアサインされたわけだ。
コンサルティング対象の業種により、雰囲気や要件も大きく変わる。
俺の印象では、政府系は心から望むものがあるというよりも、IT予算を使いましょ、
みたいなノリで、「あれば便利」なものが要件となる。それも、便利すぎたり、その
機関自体の透明度を向上させるような施策やシステムは、彼らのくだらない仕事を
あけすけにし、また、仕事を奪うことになるため、喜ばれない。
つまり、対外的に競争がない環境が故に、改革とはなじまないのだ。悲しいことに。
この時我々が提供した「人事評価システム」は、名前からして人事部以外の部門
から反対されそうなものだが、作ってみて、果たして、そうだった。
システムとしては、各部門の上長を経由せずに、人事異動やキャリアについての
希望を人事部に吸い上げ、本人の希望にあった適材適所実現の元情報集約の
ためのものだった。しかし、納品後、各部門の上長が、自分の部下が自分の預かり
知らぬところで人事希望を出すのは言語道断!となり、苦労して作ったメール配信
の仕組みも使われず、当該システムに入力した希望をプリントアウトし、上長に見せ、
その後人事部へ渡し、そこでまた人事部がシステムに打ち込むという、なんのために
あるかわからない仕組みへとディグレードされてしまったのだ。
当然に要件定義の段階から各部署への根回しもタスクとして十分入れ込むことは
重要だろう。だが、ここで示唆するのは、やはり政府系という保守的な壁が存在する
という事実である。
以来、俺は政府系の仕事には魅力を感じなくなった。
(※当然、意識高い各地方自治体の電子化の改革プロジェクトとか、やりがいもあり
クライアントも熱心で、意味あるプロジェクトもたくさんあるようですが。)