ある夜、思い立った。


「クロとビジネスをやるってのはどうだ?!」


クロは、俺のコンサル時代の同僚で、付き合いは内定者時代からだから、もう6年くらいになる。


以前は住む街も一緒で、クラブやレイブに一緒に行ったり、花見をやったり、中野駅前でディジュリドゥとギターで、缶ビール片手に酔っ払って、ミミガーとベビースターを食べながら、へぼライブをやったこともあった。


彼を一言で表すと、、、


・賢明

・質問上手

・慎重

・感じがいい

・いい空気を持つ

・おしゃれ

・色々なことにコダワリがある


カフェとかセンスのいい音楽とかスローフードとか、そんな感じの男で、こうやって明文化してみると、俺とは180度違うことをますます強く感じる。対比して書くと、俺は居酒屋、トランス・へヴィメタ、早食い・大食いってところか。(笑)


体調を崩して仕事を休んで日中に寝ていたせいで、妙に寝付けなかった夜2時半ごろ、急にそんなことを思い、クロに電話した。寝ていたようで出なかったけど、翌朝も仕事に行きがてら電話して起こしちゃった。


寝ぼけ声のクロに、怒濤の思いつきを電話しながら、自宅から電車のホームまで10分くらい。


俺の勢いに対して、賢明さと上手な質問をもっていい感じに受け止めるクロ。


慎重の中に、「おもしろけりゃ、やってみようか」みたいなフットワークも同時に併せ持つ男だ。


スキップしながら人生を送れるかもしれないね。

情報社会の中に埋もれる俺だ。


モノがありすぎて選択ができない。


選択の基準を持つのが、イズム。


判断軸。それがイズムだ。


だとすると俺にはイズムがないということになる。


イズムの確立を思い、もがき、チョコレートとアルコールの中で断罪の心に

油と怠惰なミルクを混ぜて、それが、俺。


最近、経営者の書いた本や経営小説を読む。


セコムの飯田氏からはじまり、三枝匡の小説を読み、サイバーの藤田氏の本など。


自分にヘンな自信とプライド(無から自分自身が生み出したものを人に高評価されたいという欲望)があったため、人の成功の生い立ちすら自分のインプットにしたくない、そんな気持ちがあった。

しかし、読んでみると面白いんだ。


特に電車の中で、軽く読むにはちょうどよい。

マンガよりも内容がドラマチックだし、文字のため、イメージできて頭がホットになるし。なによりも、日々の仕事の中に落としちゃいがちな、「起業」とか「夢への情熱」を思い出して、焦れる。


さて、経営者や成功者だが、「走ってから考える」タイプが多いように思える。

それは、戦略がないということではなく、無意識化された戦略が強固な判断軸となり、すぐに走り出せるということだ。


戦略とは、「何をやらないかを決めること」だ。

なんの行動を起こすにしても、この前提が無いと、資源を無駄に浪費してしまうことになる。

だから、戦略は大事。


だが、俺は走り出す前に考え出しすぎるきらいがあるように思う。


特に始める前から、運用面での細かい点が気になったりすることが多い。


走り出してから考えるべきこと、走る前に考えておくべきことの線引きができていないのだ。


特に自分がそういう傾向にあるため、


- シンプルに絶対考えなきゃいけないことのみをきっちり考え、


- すぐに走る


それを実践したいと思う。


◆俺のやってきたこと(社会人以降)



②某官庁人事評価システム構築プロジェクト(3ヶ月)


【タスク】


設計書作成サポート、システム開発、コンディション・データ作成、テスト、マニュアル作成


【習得】


システム開発の一連の流れ(大まかに)、「なぜならば」というコンサルタントの説明方法


【評価】


頑張るマン、工数的制約もあるが基本的に1人で任せられる人間


【感想】


(環境)

某官庁へのMEGAKI師完全構想・人事評価システム導入プロジェクト。


過酷な労働環境。電車で帰る人間より、タクシーで帰る人間の方が多い状態。

俺はMEGAKI師と2人チームだったのだが、あまりの納期の短さとやることの多さ

から土日問わず深夜まで働く日々が続いた。


(+)

最初は全くダメだったシステム開発も、最終的には少しは使い物になるレベル

(の手前)にはなった。システム開発というものの一連の手順も経験できた。

(除:要件定義)。俺が勝手にメンターと仰ぐMEGAKI師との出会い、人間関係が

出来、以来現在に至るまで、2人で旅行に行ったり、公私共に付き合ってもらえる

関係になったのは喜ばしい。


(-)

あまりの仕事量に圧倒され、やるべきことの全体像の整理がきちんと頭の中で

整理できていなかったと思う。結果、ゴールが見えずとにかく作る日々

という辛い日々となり、MEGAKI師のサポートもできなかった。

またMEGAKI師が1人でガンガン仕事をしてしまう人だったので、どこかで自分の

中に甘えが出てしまったのかもしれない。


【その他:コンサルタントというもの】


MEGAKI師は入社して初めて俺が見たプロパーのコンサルタント(クラス)だった。

常にシニアマネージャーの上司に「---だと思います!なぜかというと!!--

-だからです!」と、根拠のある意見をして、頭の中でカイゼン、カイゼンを考えている

人だった。また、システム系にかなり強く、聞いた要件を、設計書に落とし、サーバーも

自分で立てて、自分でプログラミングもして、自分で納品までできる。そんな

上流から下流まで、「クライアントの思いを実現する」ことができる漢だったのだ。


口癖は人を作るというが、MEGAKI師の「なぜならば!」は、まさにコンサルタント(職業)

らしい素敵な口癖だろう。また、自分が数年後に彼と同じクラスになったときに、

同じことができるのだろうか、という加速成長を求められる恐怖感は、今後常について

回ることになった。



【その他:シニアマネージャーというもの】


プロジェクトマネージャーはシニアマネージャー(クラス)だった。

彼はプロジェクトにはたまに顔を出す程度で、オフィスにいることが多く、

また、様々な場所で政府系ソリューションの説明会をやっているようだった。


そこで名刺交換などをして、人脈を作る。また、その説明を聞いた地方自治体の

担当者などから後でプロジェクトに話を聞きたいと連絡が入ったりする。


コンサルタントはこうやって仕事を取るのか、順調にいって入社8年目位のシニア

マネージャークラスはこういうことができないといけないのかと、思った。

つまり、検索エンジンで名前を検索したときに、外部向けセミナーや出版等で

名前がいくつも出るクラス。「世に出るクラス」なんだと。

本当に加速成長が必要だ、、、、コンサルタントも果てしなく、シニアマネージャーは

さらに果てしない。俺は同じようなことができるのだろうか。とイメージがわかなかった。


また、実は!!この時点で、上記コンサルタントの仕事も含め、全く同じことをしたいと

思っていなかった。(今振り返ってみて、そう思う。MEGAKI師の口癖はまねしたいもの

だったが)


「できるかどうか」、を考える前に、そもそも、「それをしたいかどうか」の結論が見えて

いなかったのだ。


今思えば、ネタがITコンサルタントである以上、IT寄りになってしまい、それ自体にいまいち

興味が持てなかった。


【その他:新分野を好きになれるかどうかの見極め】


自分がこの会社に入って、ずっと丸4年間考えてきたこととして、「果たして俺はITが好きに

なれるのだろうか?」ということだった。

結論から言うと、「好きになれない」。


(★以降は、別で、機会を見て書きます。★)



【その他:政府系部門というもの】


うちの会社は、コンサルティングする対象業界ごとにグループ(部門)が分かれている。

グループ間の移動は若いうちは比較的自由で、俺は金融系に属していたのだが、

当時、政府系で人が足りなかったため、この仕事にアサインされたわけだ。


コンサルティング対象の業種により、雰囲気や要件も大きく変わる。

俺の印象では、政府系は心から望むものがあるというよりも、IT予算を使いましょ、

みたいなノリで、「あれば便利」なものが要件となる。それも、便利すぎたり、その

機関自体の透明度を向上させるような施策やシステムは、彼らのくだらない仕事を

あけすけにし、また、仕事を奪うことになるため、喜ばれない。

つまり、対外的に競争がない環境が故に、改革とはなじまないのだ。悲しいことに。


この時我々が提供した「人事評価システム」は、名前からして人事部以外の部門

から反対されそうなものだが、作ってみて、果たして、そうだった。

システムとしては、各部門の上長を経由せずに、人事異動やキャリアについての

希望を人事部に吸い上げ、本人の希望にあった適材適所実現の元情報集約の

ためのものだった。しかし、納品後、各部門の上長が、自分の部下が自分の預かり

知らぬところで人事希望を出すのは言語道断!となり、苦労して作ったメール配信

の仕組みも使われず、当該システムに入力した希望をプリントアウトし、上長に見せ、

その後人事部へ渡し、そこでまた人事部がシステムに打ち込むという、なんのために

あるかわからない仕組みへとディグレードされてしまったのだ。


当然に要件定義の段階から各部署への根回しもタスクとして十分入れ込むことは

重要だろう。だが、ここで示唆するのは、やはり政府系という保守的な壁が存在する

という事実である。


以来、俺は政府系の仕事には魅力を感じなくなった。

(※当然、意識高い各地方自治体の電子化の改革プロジェクトとか、やりがいもあり

クライアントも熱心で、意味あるプロジェクトもたくさんあるようですが。)


やるべきことが決まっていて、自分でもやらなきゃいけないとわかっている。

だが、手につかないこととか多いと思う。


つまりDO ITするための初速に欠けるのだ。


これを突破することこそ、恐怖心に立ち向かう、いわゆる

「気合」と言えるんじゃないだろうか。


大げさだけど、DO ITできるかどうか、それだけで多くの人間の人生は

変わる。


80%以上の人間がたぶんできていない。


それをやり続ける、となったら99%以上の人間ができていないだろう。

それを「忍耐」という。


脱落しそうになっても、引き戻す、引き戻して、まだ続ける。

その力、それを「根性」という。


ともかくリクルート系企業を受ける場合はSPIは必須なので、学生時代に戻り

やるしかない。


かつても「気合」「忍耐」「根性」で算数嫌いの俺が、SPIを克服できたのだ。

同じことをちょっと効率的にやればよいだけだ。


小さなことからコツコツと。

どうせやるなら楽しむぞ。


DO IT!!

やってきたことを文字通りあげっぴろげにタナ下ろす。



◆俺のやってきたこと(社会人以降)


①某銀行CRMプロジェクト(2ヶ月)


【タスク】


議事録、他社ウェブサービス等の調査、その他雑用(エクセルでの簡単な資料作り)等


【習得】


社会人の基本的ビジネスマナー、TODO管理、ワード、エクセル基礎


【評価】


頑張るマン、熱意ある男


このプロジェクトにアサインされる時の面談は、6人の候補者の中から。俺ともう

1人が選ばれた。後でマネージャーに何故俺をアサインしたか聞くと、

「やる気と熱意が感じられる奴の方がいいからな。」そう、言われた。


【感想】


(環境)

弊社と某銀行システム会社が合弁で作ったIT会社へ、某銀行が契約している

ITベンダーの情報を移管することでコストダウンを図ることを目的としたプロジェクト。

そこから当該銀行のポータルサイトを使ったCRMの提案と実現に結びつける。


初めての仕事ということもあり、PCの使い方から、クライアントとの接し方から

何もかもが初体験で、システム系の用語の習得もかなり困難だった。

協力会社(合弁IT会社)の人々と、席を並べて仕事をする環境。


(+)

情報システム系の辞書を3冊購入し、分からない言葉は徹底して調べ

人に積極的に質問をすることで、徐々にキャッチアップし、2ヶ月後には大まかな

仕事の中身が理解できるようになった。

努力でキャッチアップする喜びを知る。

また高いコンサルティングフィーに見合うような仕事をするように、いつも上司から

言われていたため、作った資料とそれにかけた時間(クライアントの支払うお金)を

意識するようになった。


(-)

基本的なビジネスマナーがなっていない初期の頃、以下の2つの失敗をした。


#1

協力会社に送るべきでない情報を送ってしまった

送っても良い情報かそうでない情報か、など、何か物事をやる前に注意深い確認が

乏しかった。幸い大事には至らなかったが、いつも緊張感を持ち、特に社外の人と

コミュニケーションするときは、一呼吸入れて確認が必要と認識。

調子に乗りやすい、うっかり八兵衛の俺が「やっちゃった」ケース。


#2

酒の席で適切なマナーができなかった

(クライアントが銀行系と言うことで、一般的には普通の態度をしていたのだが、

後で、マネジャーに「クライアントが銀行の偉い人なんだから立てひざついて

全員にお酌して回るのが当然だろ!」と怒られた。特に厳しすぎるマネジャーでも

あったが、コンサルテーションは「クライアントを究極にきもちよくしてナンボ」なので、

もう少し余裕をもって気付けばよかった


【その他:初分野の効果的学習法】


初めてのITタスクだが、どうも俺は何か新しい概念を学ぶ時、効率的な学び方を

しているように思えない。効率的なアプローチは以下と分かっているのに。


#1

いろいろな用語を聞き覚えのあるものにすること、そして、どこに何が書いてあるの

か分かるようにするという2つの目的で把握したい分野の基本書を気合で通読


#2

あとは個別問題に業務の中で関わるたびに基本書に立ち返り理解を深める


今思い返せば、#1もやるものの、結局焦って#2に時間も気合もフォーカス

しすぎてしまう結果、全体像が繋がらなくなり、個別知識はすぐに消えてなくなっ

てしまう。やはり何をやるにもゴールを明確に設定して、イメージして、それに

たどり着く効率的な方法は徹底して研究して、決めたら己を信じて貫徹する、という

シンプルな原則が振り返るとベストということだ。

シンプル、基礎、そういったものはコアであるが故にとっても難しい。

いつも意識して、意識しなくてもいいように習慣化できるように意識しまくらないと

だめなんだろう。





ちょっと間が空いてしまった。ショショの事情があり、更新できなかったこと、

見てくれている漢よ、すまぬ。


俺は生きている。


ただ、ちょっとだらけつつ、再考していたのだ。


思い出していたと言ってもいい。


俺が王であることを思い出していたのだ。


ネガティブになっている瞬間もあったが、ふと思い出したのだ。


統べるものとしての宇宙的視点を。


高いところから、ほんとに高くて遠いところから見る。


で、自分が地球のなんてちっぽけな存在なんだ、、、、


とかそんないんちき宇宙飛行士みたいなことを俺は言わない。


そんなエセエコロジーでぐるぐるな、糞尿のような考えではない。


まず自分だけが光り輝いていてすごいオーラを放っている。


ちいさな世界では仕事ができたり、運動ができたり、かっこよかったり

スタイルくて色っぽくてむしゃぶりつきたくなっちゃったり、いろいろ


いる。


視点を遠くに飛ばす。


「ちっちぇえ」


俺は、半端なく光ってる。。。。


其の視点を通常の世界に落とす。


周囲を囲む壁やビルや木とか電車とか絵のようなレンガ模様とか黒ずんだ

アスファルトの出っ張りとか、店の看板とか、いろいろある。


そこをただシトリ、輝く、オリが、アルク!!


巻き込むようなすごく黄緑のハイライトされたオーラを背負って。


しゅごおおおおおおお!!!!


うり!!うり!!うりうりうりうりうりうり!!


うりィィィ!!!


ソレが統べるものの視点なのだ。


一切のものは統べるもののためのオブジェであり、その、オリが、認めた人々だけが

他の場所で輝きを放つことができる。


おおきくおおきく大きく視点を飛ばせ!!


楽しく躍動感に溢れている素晴らしい世界。


それでも色は少しくすんでいる。


しかし、オリが、主体性を持って本気で関わったとき、歴史に刻み込む意図がそいつらに

色を与えていくのだ。


オリ、俺、オリ。しょゆことネ!!


息吹を与えていくのだ。


オリの、関わらぬものに血はなく、そんなものは黒く消えていく、嘘っコのものだ。


下らぬことに時間を費やしている暇は無い。


みんなが輝きたいと待っている!!!!


色が欲しいと待っているのだ!!!


ソリを与えるのが、オリ。


選ぶのもオリ。

新卒でIT系コンサルティング会社に入って丸4年経過。

年齢は29歳。

これが俺のステータスだ。


次は将来の人材系ビジネス起業のために、人材系の会社への転職を

志している。


人材系で将来起業するのだから、転職を事業ドメインとするつもりはなくとも

これを機に転職ビジネスや人材業界を多く見回るよいチャンスだ。

また、人材のカリスマたらんとする俺なのだから、転職についても自分の

活動を通じて方法論を打ち立てたいと思っている。

(基本的な部分は就職活動と変わらんと思っているが、その方法論の

再整理も含めて。)


就職活動で整理が必要なポイントは以下2点だ。


①自己PR

=自分自身の行動原理の一貫性、即ち、自分が「きもちよくなれる法則」の整理

(俺はこんな人間で、これをやっている瞬間が一番気持ちいい)


これはその法則を基にして、以下に分類される

 1) (きもちよくなりながら)自分ができること

 2) (きもちよくなりながら)自分がしたいこと(行動原理レベルで)


②志望動機

=上記①を基にして、相手を知った上で、相手を「きもちよくさせる」ことの整理

(俺はあなたをこのように捉える。だから、俺は気持ちよくなれるし、なによりも

あなたを最高に気持ちよくすることができる)


これはその法則を基にして、以下に分類される

 1) 業界・企業研究

 2) (きもちよくなりながら)自分がしたいこと(業界・企業研究を踏まえて具体的に)

 3) 相手を気持ちよくデキルこと


基本的に2000年の新卒時のシューカツでは、上記のように考え自分の歴史や考えを

整理して活動をしてきた。


転職の場合は、実際の社会人経験があるわけだから、上記①の自己PRをより

実社会でやってきたことで裏づけして、具体化することが可能になる。ここが違い

だと考える。


これに基づき、棚卸をしよう!!


今週は心を浄化する、即ち、楽しむウィークなのだ。


そんなわけで、世界最古の管楽器、アボリジニのディジュリドゥの

レッスンを受けてみることにする。

ディジュは多少やっていて、中野駅でも既に2回ストリートライブの経験がある。

息を吸いながら吐くという循環呼吸(サーキュラーブリージング)もある程度いける。

(というと大げさだが、それほどうまくありません、ガチョン!!)


ディジュは、沖縄の北谷で購入したバンブーディジュ、中野の民族雑貨屋で購入

したインドネシアのチークディジュ、そして、三軒茶屋の「ふろむあーす」で

購入したプラスチックのディジュリボーンを持っている。


しかしいずれも俺が下手なのか、ディジュが悪いのか、イイ音が鳴ってくれないのだ。


~8月13日(土)の話:キャサリンを求めて~


そういうわけで先週の8月13日(土)に、モノホンのユーカリディジュを探しに渋谷

へ言ったのだった。

渋谷の「ぐらするーつ」で、何本か試演奏したのだが、そのうち一本、ペイントの施されて

いないシンプルな、しかしボトムがいい感じに膨らんだディジュがあったのだった。


運命の出会い。


楽器でもあるんだな、こんな出会い。


吹いた瞬間、ユーカリの筒全体に柔らかで、力強い振動が走り、それは見事な

倍音となり紡ぎ出されたのだった。また循環呼吸もきつくない。自然な感じで

できる。


値段、47500円。


むおおおおお、ぬお。


なかなかするな。


ということで、急遽姉妹店の池袋までも行き、これ以上のものを探す試みを

したのだった。


果たして。。


すばらしいディジュはたくさんあったが、渋谷のアレには勝てねえ。


台風の中、また渋谷に向かい、迷わず買う。


オーストラリア、キャサリン産のディジュリドゥなので、名をキャサリンとした。


~先週の話終わり~



そんなこんなで、渾身の一本も購入したし、独習JAVAではこれ以上うまくなる

気がしなかったので、レッスンを受けることにしたのだ。


練馬区は平和台に降り立ち、駅から見えるファミマの3階に、「ディンカム

オージークラブ」がある。


303号室をぴんぽんするといきなり哲Jが迎えてくれる。


レッスンはすぐはじまった。最初は好きなように吹いてくれと言われ

好きなように吹くと、こう言われた。


「ディジュリドゥを楽しんでいるのは伝わったよ。循環呼吸もできている。

でも、基本から練習した方がいいな。」


小さい息でディジュを吹く。ディジュを外して見せてもらった哲Jの唇は

小刻みにぷるぷるぷるぷるしていて凄かった。

ディジュ無しで循環呼吸もしている!!


2時間のレッスン内容は以下。



◆レッスン1:小さい息で音を出す(正しい唇のポジションの確認)


ポイントは以下。


- ポジション:下唇を少し突き出し、ひっくり返すように

- あくまでも唇の振動で楽器を鳴らす

- 閉じた唇から音を出すのではなく、開いた唇でやさしくモノをつかむように締めていき音を出す

- 唇の振動の位置は下唇の歯に近い位置

- 「ほー」の口を意識する(そうしないと頬が膨らみ、結果唇が立って振動をさまたげる。また音が頬で分散)

- とにかく唇の力を抜く、特に下唇の2箇所(表現困難)

- 水を飛ばすように


たまーに、「これか!!」と自分でも思える瞬間があり、その時の音はかなり濁りの

無いものだった。しかし、やはり力が入ってしまい唇が立ってしまうようで、音が出なかったり

濁ったヘンな音になったりしてしまう。

「今の吹き方でもある程度うまくなるけど、今後いろいろな技を見に付けていく過程で

絶対に壁にぶつかるから、この基本は絶対にやったほうがいい」

その哲Jの指導に従い、ひたすら愚直に音を出す。

自分が全くの初心者になったようで、音がほんとに出ない。


◆レッスン2:大きい音を出してみる


- レッスン1で出した音を強くする

- 口の中の空気で音を鳴らすのではなく、腹式呼吸の肺から息を押し出す

- 唇の形は変えない、力も抜いたまま

- 歯の裏に丸い空気のカタマリがたまり、それが出口を探し圧縮されて外にでる感じ


唇が出来たまま、肺から空気を押し出すと一瞬よい音がした。


◆レッスン3:循環呼吸


- 頬を使ってはいけない

- 息を吐いた時に戻ろうとする唇をそのまま維持することを意識

- 強めに音を押し出しておくことで呼吸できる時間が長くなる

頬を膨らませない循環呼吸、は本当に難しい。だが、哲Jは容易に

それをやっている。俺もそうなりたい。


今回のレッスンで、かなり今後の独習の方向性が見えた。

今回の内容を基に、正しい基本音がすぐ出せて、かつ循環呼吸が

できるようになったら、また哲Jの元を訪れようと思った。


最後に「希望を与えるために、僕の楽器で少し吹いてください」と

哲Jに俺のキャサリンを託した。

哲Jは快く受け取り、吹き始めた、、、、、、、


びんびんびよおおおおおおおおうううーーーーんぃぃぃん

びよびよびよおおおおぅぅぅぅんん ほほゥ びよびよううん


!!!これが本当に俺のディジュから出た音か?!


スゲエ!!!


ハイパーだ。コレ。


「楽器のせいにしないようにね」


そう言ってにっこり哲Jは微笑んだ。


、、、、


本当に今日はよかった。2時間で5000円。冷静に考えると大学生のカテキョー

のバイトぐらいの値段だよ。

ライブをガンガンやるようなCDだしているようなミュージシャンに教えてもらえて。

それはディジュの世界がまだまだぜんぜん狭く浸透していないからだ。

その意味で、今習う側としては本当にラッキーとしかいいようがない。

第一人者にマンツーマンで習えるなんて、ないだろ普通。


ギターを、カイ・ハンセンに習っているようなもんだぜ?

(というとNO-SAYが、カイ・ハンセンはもっと凄いんじゃ!!と怒るかも

しれませんが。)


絶対にあの音出したる!!

(ちょっと以前あのレベルで中野駅で演奏していたのが恥ずかしくなっちまった。

だって、音が全然ちがうんだもん。)



俺がペーペーだった時、深夜まで一緒に日々働いてくれた先輩、というか心の師、ウエガキ師

に会う。


新宿は、「路地」(やきとんと焼酎の店)へ。


この言葉に本日の内容が全て集約されていた。


「誰のための人生?」


!!!


シンプルだが、美しく、そして超真実!!


帰宅した俺は筆ペンでウチの壁にこう書いた。


「俺の為の人生!!」




決めた!