両手を使う | 剣の究極……二刀流/二刀流 八重波会

剣の究極……二刀流/二刀流 八重波会

古流剣術山口流を再編纂した「玄黄二刀流(げんこう にとうりゅう)」剣術・居合を稽古している
「二刀流 八重会(にとうりゅう やえなみかい)」です。

さてしばらくブログを放っておりましたが、稽古はみっちりおこなっております。


ところで、二刀流の問題点としてよく聞かれるのは、

(1)両手持ち(の一刀)に比べて斬撃力が劣るのではないか?
(2)右手と左手で異なる動きを、同時に行うことなど出来るか?

ということですが、これはどちらとも稽古で解消出来ます(時間はかかりますが)。


(1)に関しては筋トレというより、筋肉の使い方を変えることで対処します。はじめはどなたでも片腕の筋肉で刀を振り回そうとしますが、これは無理です。腕力を使うほど、切先の威力は減ります(これが不思議なところです)。

ではどうするのか? 他に力として使える所をみな使うのです。くわしくは稽古にて…。


(2)も稽古あるのみです。はじめのうちは左右を同時に動かすことが出来ず、「右、左」「左、右」と動きがずれてしまいます。しかしある時からピタリと同時に動かせるようになります。

このとき、何と言いますか、脳みそが分割されたような、不思議な感覚が現れます。おそらくピアノやヴァイオリンなどの楽器を扱う際も、そうなのではないかと想像していますが…。


この不思議な感覚を掴むと、世界が変わります(われわれは一刀の武術『無外流』、『神道流』etc. も稽古していますが、それらの動きもガラっと変わります)。